市では、胃がんリスク検診(ABC検診)を実施しています。これは、胃がんをはじめとする胃の病気のなりやすさを分類する検査で、胃がんの発症リスクを明らかにし、胃がん予防を目指すための検診です。(胃がんを直接的に発見する検査ではありません。)
血液検査により行われる検査で、2種類の血液検査から胃がんのリスクを判定します。
検査は、ピロリ菌の感染有無を調べる「ヘリコバクター・ピロリ抗体検査」と胃の粘膜の萎縮の度合いを調べる「ペプシノゲン検査」の2種類です。血液検査を受けると下記のようなリスク分類結果となります。
胃がんリスク検診の結果、医師から二次検査(精密検査)が必要と説明を受けた方は、早めに精密検査することをお勧めします。
ABC分類 |
A群 |
B群 |
C群 |
D群 |
ピロリ抗体検査 |
(-) |
(+) |
(+) |
(-) |
ペプシノゲン 検査 |
(-) |
(-) |
(+) |
(+) |
胃がんの危険度 |
低 → → → → → → → → → → → 高 |
|||
胃の状態 |
胃粘膜の萎縮がない |
ピロリ菌の感染はありますが、粘膜萎縮は軽度 |
ピロリ菌感染があり、粘膜の萎縮は進行している可能性 |
粘膜の萎縮が進み、ピロリ菌が住めなくなった状態 |
年間の 胃がん発生頻度 |
ほぼゼロ |
1,000人に1人 |
400人に1人 |
80人に1人 |
年度内に40歳になる方
(対象となる方には、5月中旬に無料受診券を発送しました。)
検診を受診する際は、送付された受診券をご利用ください。
・ヒロロ複合健診、または地区での複合健診(日程はこちら)
・検診バスによる地区での巡回がん検診及び複合健診(日程は、町会を
通じてハガキやチラシ等でお知らせしています。)
・市内指定医療機関(指定医療機関はこちら)
・受診券発送時期を過ぎても受診券が届かない場合は、健康増進課まで
お問い合わせください。
・受診券をお忘れになると、無料で検診を受診できません。
・受診券を紛失した場合は、再発行が可能です。また、年度途中で
転入してきた方も対象年齢であれば受診券の交付が可能です。
その場合は、健康増進課までご連絡ください。
☎ 0172-37-3750(平日 8時30分~17時)