よみがな
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つがるぬり
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指定年月日
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平成28年8月15日
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所在地
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弘前市大字賀田1丁目
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所有者・管理者
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津軽塗技術保存会
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藩政時代以来現代まで、弘前市を中心に津軽地域に根付いた津軽塗を製作する技術は、多種多様な塗加飾を特徴とする。
その技法を「研ぎ出し変わり塗」といい、漆で模様をつけた上に塗り重ねた色漆を研ぐことで断層を見せる「唐塗」の技法を基本としたものと、「ななこ塗」の吸い上げ技法を基本としたものとに大別される。
これらの塗加飾技術を基に、模様を描き加える、配色を変える、素材を変えるなどによって、さらに多彩な模様表現を生み出す。
素地(きじ)は、木胎(もくたい)が主となり、指物(さしもの)、挽物(ひきもの)、彫物(ほりもの)などを木地師が作る。塗師(ぬし)は、素地を補強する下地から塗加飾まで作る。
長い年月を経て洗練されていった、地域特有の伝統技術であり、現在も高い水準で伝承されている。
担当 文化財課
電話 0172-82-1642