リンゴではなくブドウで勝負 農業の夢を自ら切り開く伊東竜太さん
(神奈川県横浜市出身)

伊東竜太さん

人に感動を与えられる生産者になりたい

世界で最も収穫される果物はブドウです。青森県弘前市の場合は、リンゴが生産量日本一を誇りますが、その弘前であえてブドウを始めたのは、ブドウを通じて人に感動を与えたいと思ったから。ブドウは手をかけた分だけ美味しくなる果物。一つひとつ手間をかける作業はリンゴと近いかもしれませんが、ブドウの方が僕の性分にあっていました。そして始めたブドウ作りは、まさに手探りのスタート。何度も失敗し、その度に地元のブドウ農家の方から、アドバイスをいただきました。今は70アール程度の農地に10種ほどのブドウを作っています。自分の道を一つひとつ前進している手ごたえを日々感じていますね。  農業には縁があったわけではありません。弘前大学に進学し、農家の友人ができたことで、農業や農作物を意識するようになりました。そこで友人の農園を手伝ったり、収穫した農作物を食べたりして覚えた感動が、農業を始めようと考えたきっかけです。自分も人に感動を与えられる生産者になりたい。弘前に来るまでは、思ったこともないことでした。

ぶどう園で作業する伊東竜太さん
 

大学卒業後は本格的に就農を考え、市内の果樹園へ就職。そこで勉強をしながら、自分で果樹園を持つため、まずは作付する土地を持つことから始めました。農地を探しに北海道まで行ったこともありましたが、最終的には弘前に残ることを決意。岩木山の麓にあった農地を見つけたからです。ブドウの房が連なる畑から見える岩木山。毎日でも眺めていたいこの土地に出会えたのは、大きな財産ですね。そして何より、お互いに刺激し合える同世代の農家仲間が弘前にできていたことが大きな理由でした。

 

実は近所づきあいも手探りだったりします。地元横浜ではそういった経験がなかったので。町内の消防団やイベントには積極的に参加しています。僕の住む地区には「一町田のセリ」と呼ばれる弘前では親しまれている野菜があります。その土地に住んでいるのだから挑戦してみようと考えてはいましたが、セリを作っている方からある日「セリをやらないか?」と誘われたことは、非常に嬉しかったです。

 

もし、弘前で僕と同じように就農を考えている人がいれば、全面的にサポートをしたいです。今の自分も一人の力ではなく、いろんな人に支えられたからやってこれました。今度は僕が誰かを支えることが役割なのではないか、と思っています。でも、同じ志を持った人たちが集まるだけでも、きっと何か新しいことが始まる気がします。

伊東竜太(いとう りゅうた)

1980年生まれ。弘前大学に進学した後、農業に興味を抱き、市内の果実園に就職。09年に弘前で農地を購入し、「岩木山の見えるぶどう園」を開業。

出身地神奈川県横浜市
移住年2000年4月
職業農業

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