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平成29年度 市長車座ミーティングの結果

平成29年度 市長車座ミーティングの結果

平成29年度に開催した市長車座ミーティングの結果(概要)をお知らせします。

 

第1回学生と市長の放課後ミーティング【平成29年12月27日開催】

 

第1回学生と市長の放課後ミーティング【2017.12.27】

「ひ孫と暮らせる地域づくり」と「地域活性につなげる情報発信のあり方」をテーマに開催しました。

日時:12月27日(水曜日)午後1時30分~午後2時45分

場所:弘前市役所前川新館6階大会議室

参加団体:大学コンソーシアム学都ひろさき

 

参加者の主な発言内容

◆私たちは、高齢者の方には生きがい作りや人との交流が大切だと思っています。そういうことを弘前で行うために、学生が何かできることがあるのではないかと感じています。

 

◆医療福祉大学で、地域の住民の方が参加できる介護予防の体操教室を実施しています。地域の方を呼び、社交ダンスのイベントを開催したところ、30~80代の方50名ほどに参加していただきました。お年寄りの方がたくさん参加されていましたが、キレがあって、指先も背筋が伸びていて、私にはマネできないダンスで感動しました。イベントではダンベル体操もしましたが、参加者は1kgや2kgのダンベルを持つ高齢者の方もいました。ダンスやダンベル体操をやってみてどうかと聞いたところ、ダンスは生きがいで、強制や義務でなく、楽しみでやっていると話されていて、私もこういう高齢者になりたいと思いました。そして、弘前にこういうイベントが増えたら良いなと感じました。

今後は、参加者から教えていただくようなイベントも考えていきたいなと思いました。

サークルの活動内容にダンベル体操の自主グループを立ち上げるというものがあります。現在は、その自主グループが市内に2ヶ所あります。課題は1人暮らしの方が、何回も家に呼びにいかないと来ないということです。そういう方に来てもらうにはどうすればよいでしょうか。

 

◆児童学科に在籍していて、保育園から小学生の教育について学んでいます。その視点から、高齢者と子供が一緒になってできる居場所作りを考えてみました。

毎週土曜日の午前中の2時間を想定しています。高齢者1人、子供2、3人の人数構成で考えました。

お年寄りの利点は、子供につられて、体を動かさざる得ないということがあります。また、子供にとっての利点は高齢者から学ぶことがたくさんあるということです。開催する大学生の利点としてはプロジェクトを企画、運営することを経験できるということがあります。

週ごとに項目を決めて活動内容を決めました。

1週目はけん玉、あや取り、紙風船、カルタなど。

2週目はボール遊び、平均台、フラフープ、雪遊び。子供に促されて高齢者が体を動かさざる得ない、運動につながる取り組みです。

3週目は音楽、絵本、紙しばい。大学で絵本の読み方や読み聞かせの練習をしているので、そういうことも活かせると思います。

4週目はフリーです。お年寄りが3人程度で1組になって、何をするか、高齢者で考えいただきます。お年寄りが考えた意図も子供たちに伝えられると思います。

イレギュラーイベントとしては、郷土料理を教える回も考えています。子供たちだけでなく、保護者も伝統文化を継承できる良い機会になると思います。

 

◆青森県が短命県と呼ばれることについては、原因が食にあると考え、学生にもできる取り組みとして次のような提案を用意してきました。東北女子大学、東北女子短大、医療福祉大学で連携して、だし活弁当を作って、塩分をあまり使わず、素材のうまみを活かしたお弁当を開発するというものです。そして、それを食育イベントやさくらまつりで手ごろな価格で販売し、レシピを配布して、塩を使わなくても美味しい料理ができることを市民に認知してもらうというものです。ゆくゆくはだし活弁当のデリバリーをしたり、市内だけではなく、全県に広める活動を提案したいと思います。

 

◆津軽塗を若者にアピールするにはどうしたらよいかということを提案したいと思います。

10~20代の若者に向けた商品を作ってアピールしてもらいたいです。実家に津軽塗はありますが、いざ自分が1人暮らしをして、身近に津軽塗りがあるかといったらない。なぜかといったら、値が張るからです。若い世代が買いたいと思う津軽塗商品の開発を提案したいと思います。

スマホケース、アクセサリーなどに津軽塗りを取り入れることで、若い世代にアピールすることができると思います。自分たちが県外に行っても、そういう魅力を思い出して、帰って来たいと思うと思いました。

 

◆私は、市のものをいろいろフォローしているのですが、ラインが一番使いにくいと感じています。写真や動画があればフォローする意義があると思います。

 

市長の主な発言内容

◆居場所作りがこれから高齢者には必要だと思います。今年初めて高齢者の居場所作りを始めました。今、市内6箇所を目標にやっています。ある個人のお宅を借りて、そこに支援して、そこでおしゃべりなどしてもらうものです。

集まるのは高齢者ですが、高齢者だけではなく、いろんな世代に集まってほしいと思います。いずれは、30箇所くらいに増やし、ゆくゆくは、100箇所くらい作り、市内どこに居ても1つくらいには歩いて行けるようなものを作りたいと思います。

これから超高齢化時代になるので、自分たちの健康を維持しながら、介護に頼らないような取り組み、仕組みを作りたいと考えています。元気なお年寄りになっていただくためにはやはり運動などで、活発に脳と体を動かしてもらうことが大切です。そのために、居場所作りやパワーリハビリや筋トレを勧めています。ヒロロや石川のプールに筋トレの機械を置いていますが、すごい人気です。介護施設にも、パワーリハビリの器具を置いて、補助をしていますが、介護度が良くなったという結果もでています。施設は、介護度が改善すると介護報酬が下がる。おかしいですよね。それに対しては、介護度が改善し報酬が下がった分、市が補填していて、それがすごく好評です。国もそういう方向に動いています。

皆さんが、高齢者と一緒にプログラムを作ったり、提案していくことで、地域の活力づくりにつながると思います。歩いて行ける場所に居場所があると楽しみができる。そこに出かけて行き、皆さんのような若い世代と意見交換や交流することが活力を生む力になります。今の提案はすばらしい。私もそういうことを望んでいます。ぜひ、高齢者の居場所作りに入ってきてもらいたいです。私からお願いしないといけないですね。

 

◆1人暮らしをしていると会話がない。これはきっと健康を害すると思います。栄養も偏ることが多い。

そういう方を仲間に引き込む力が必要だと思います。周囲のお年寄りの力も必要ですね。特に男性の腰が重い。

1回来てもらうと「これは良い活動だ」と理解してもらえると思うので、その成功体験を自身で感じてもらうような取り組みをして、とにかく1回来てもらうようなことを考えてみてはどうでしょうか。

ところで、ダンベル体操の自主グループはもう立ち上げて活動しているのですか?

そういうことについて、空き家などを活用していければ、さまざまな相乗効果を生み出していけると思います。すでにやっているということがすごいですね。

若い人がそういうことに意識をもって、すでに取り組んでいるということに感動しました。

 

◆高齢者と子供が一緒になってできる居場所づくりについては、「孫様いるぞ!」というのは良い案かもしれませんね。孫の世代の子供たちとも話ができると言って誘うと良いかもしれませんね。孫を持つ世代になると、孫は無条件でかわいいんですよ。

ただ、その活動をずっと続けていくパワーをどうするかが肝心ですね。プログラムまで一緒に話し合って作ろうということですが、自分たちで作ろうという話ですから、自走していくような仕組みも考えないといけない。熱心な学生さんがいるときはいいですが、それをその先につなげる仕組みづくりが必要だと思います。もちろん行政も中に入って、お手伝いはできると思います。

 

◆高齢者と子供が一緒になってできる居場所づくりについては、町会との繋がりが大切だと思いますが、町会長は忙しすぎて、なり手がないくらい大変なんです。だから、学生さんがそこに入って、町会全体で共有できるような仕組みを作ってルール化して、これを実証的にやってみるとか。近くの町会などでモデルプランを作ってみたらどうでしょうか。

弘前市にはエリア担当制度というものがあります。

市内26地区にエリア担当として市の職員が張り付いている。そういう人たちに相談してもらい、町会長に取り次いでもらうことができます。そうして、どういう仕組みにするか、どうやって子供たちを集めて、安全に安心して親が連れて行けるかを考える必要がある。

だけど、一番大事なのはみなさんの熱意と、お年寄りが世代を超えて、いきいきとした生きがいをみつけることです。それをうまくコーディネートできるのは、みなさんのようなパワーと情熱をもった方々だと思います。ぜひ、そういうことができるような環境を1つでも2つでも作っていただき、いろんな大学に波及して、仲間を増やして情報交換できていければよいと思います。

 

◆確か以前、学生さんが塩分だらけのツアーをやったんですよね。

津軽特有の食文化といいますが、やっぱり塩分を取りすぎですよね。青森県全体では、県庁がだし活やっています。しかし、なかなか普及しない。青森県の人はしょっぱいものにはこだわりがあるようで。医療費の問題や介護の問題に必ずつながるのですけどね。

生産年齢人口が減っていくということは、持続可能でないということですよね。だし活弁当は、いろんな幅が広がると思います。塩分やカロリーを抑えたものを、市内や学校や病院へ配達している事業者もたくさんあります。

イベントとして進めるのは可能かと思います。保健所やいろんな手続きが難しいですが、そういった許認可を得た事業者と一緒にやるとよいかもしれません。

 

◆だし活で塩分を控えるというのはその通りだと思います。県でも食文化を変更していくということを大きいテーマとしてやっているので、その事業にも直接関われるかもしれません。県の食生活改善グループというのがあります。ご存知ですか?よく、ヒロロスクエアでも食生活の改善のための素材を提供して食べてもらうイベントなどをやっていますね。そのグループと勉強会をしてみてはいかがでしょうか?食改さんと弁当やレシピの開発をしたら、もっと幅が広がると思います。

学生さんが自分たちだけでやるというのは難しいから、県や市とすりあわせをしながらやると、支援も受けられるかもしれません。具体的にやってみてはどうでしょうか。

 

◆津軽塗のクオリティは世界トップレベル。

国の重要無形文化財に指定されました。クオリティが高く、値段も少し高い。若者に受け入れられるデザインというのはなかなか難しい。前日、四季島という豪華列車の文箱に、旅行の工程表を入れて差し上げた。それはすごい反響で、脚光が集まっています。

津軽塗の文化が分かる外の人に伝わっていないんですよね。なんとしても津軽塗全体の産業としての立ち位置を上げなくてはいけないということで、県外、海外に向けた発信をしています。

若い人に買ってもらえるようなデザインが大切です。弘前市では津軽塗デザインプロジェクトというものがあって、中央のデザイナーを含めていろんな方とコラボして、新しいデザインを作って、テストマーケティングしているんです。昨年12月に、パリのエスモードパリ校で展示会をしました。今年1月、イタリアのミラノサローネというデザインの国際見本市でもテストマーケティングしました。喜多 俊之さんというデザイナーと組んで、ヨーロッパでどういうものが受けるのか調べました。これは大変好評で、60社と商談がありました。そういった海外での取り組みでクオリティの高さが評価され、エコー効果で評価が上がると良いと思っています。イタリア、フランスというデザインの国でどういう大きさ、価格帯が好まれるかテストをしています。そういったことを経て、価値を高めていっています。

あとは、機能面ですよね。美しいだけではだめ。子供たちでも使える和えるの矢島里佳さんのこぼしにくいコップをご存知ですか。こぼしにくい津軽塗。付加価値になります。デザインで売る、機能で売る。堅牢さで売る。そういう特徴を生かしたデザインで若者向けに開発するということが大切ですよね。機能性、デザイン性、価格帯、大きさも大切です。

 

◆フェイスブックなどで、動画を重点的に配信していくことが大切なんでしょうね。今はフェイスブックを一番魅力的なツールとして活用しています。次々発信するメディアを更新していけばよいのでしょうが、根強いファン層がそれぞれにあるのでそこを大切にしていかなくてはいけないと思っています。

 

◆若々しい感性でお話していただき、私も大変新鮮でした。そういう視点を持ってここに臨んでいるのだなと大変心強いと思いました。いろんな人たちと相談し、力を借りながら、力を結集して、自分たちがこの街でしていきたいことについて、街の中でどういう位置づけで行動していけばよいかを懇談の場で感じていただければありがたいと思います。そういう気持ちが街を元気にしていくと思います。

弘前市外のみなさんはぜひこのまま弘前に残ってください(笑)良い街ですよ。ここで青春時代を送った人は、みんな戻って来るんです(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

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