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平成29年度 市長車座ミーティングの結果

平成29年度 市長車座ミーティングの結果

平成29年度に開催した市長車座ミーティングの結果(概要)をお知らせします。

 

第1回学生と市長の放課後ミーティング【平成29年12月27日開催】
市長車座ミーティング(1回目)【平成30年1月25日】
市長車座ミーティング(2回目)【平成30年2月7日】

 

第1回学生と市長の放課後ミーティング【2017.12.27】

「ひ孫と暮らせる地域づくり」と「地域活性につなげる情報発信のあり方」をテーマに開催しました。

日時:12月27日(水曜日)午後1時30分~午後2時45分

場所:弘前市役所前川新館6階大会議室

参加団体:大学コンソーシアム学都ひろさき

 

参加者の主な発言内容

◆私たちは、高齢者の方には生きがい作りや人との交流が大切だと思っています。そういうことを弘前で行うために、学生が何かできることがあるのではないかと感じています。

 

◆医療福祉大学で、地域の住民の方が参加できる介護予防の体操教室を実施しています。地域の方を呼び、社交ダンスのイベントを開催したところ、30~80代の方50名ほどに参加していただきました。お年寄りの方がたくさん参加されていましたが、キレがあって、指先も背筋が伸びていて、私にはマネできないダンスで感動しました。イベントではダンベル体操もしましたが、参加者は1kgや2kgのダンベルを持つ高齢者の方もいました。ダンスやダンベル体操をやってみてどうかと聞いたところ、ダンスは生きがいで、強制や義務でなく、楽しみでやっていると話されていて、私もこういう高齢者になりたいと思いました。そして、弘前にこういうイベントが増えたら良いなと感じました。

今後は、参加者から教えていただくようなイベントも考えていきたいなと思いました。

サークルの活動内容にダンベル体操の自主グループを立ち上げるというものがあります。現在は、その自主グループが市内に2ヶ所あります。課題は1人暮らしの方が、何回も家に呼びにいかないと来ないということです。そういう方に来てもらうにはどうすればよいでしょうか。

 

◆児童学科に在籍していて、保育園から小学生の教育について学んでいます。その視点から、高齢者と子供が一緒になってできる居場所作りを考えてみました。

毎週土曜日の午前中の2時間を想定しています。高齢者1人、子供2、3人の人数構成で考えました。

お年寄りの利点は、子供につられて、体を動かさざる得ないということがあります。また、子供にとっての利点は高齢者から学ぶことがたくさんあるということです。開催する大学生の利点としてはプロジェクトを企画、運営することを経験できるということがあります。

週ごとに項目を決めて活動内容を決めました。

1週目はけん玉、あや取り、紙風船、カルタなど。

2週目はボール遊び、平均台、フラフープ、雪遊び。子供に促されて高齢者が体を動かさざる得ない、運動につながる取り組みです。

3週目は音楽、絵本、紙しばい。大学で絵本の読み方や読み聞かせの練習をしているので、そういうことも活かせると思います。

4週目はフリーです。お年寄りが3人程度で1組になって、何をするか、高齢者で考えいただきます。お年寄りが考えた意図も子供たちに伝えられると思います。

イレギュラーイベントとしては、郷土料理を教える回も考えています。子供たちだけでなく、保護者も伝統文化を継承できる良い機会になると思います。

 

◆青森県が短命県と呼ばれることについては、原因が食にあると考え、学生にもできる取り組みとして次のような提案を用意してきました。東北女子大学、東北女子短大、医療福祉大学で連携して、だし活弁当を作って、塩分をあまり使わず、素材のうまみを活かしたお弁当を開発するというものです。そして、それを食育イベントやさくらまつりで手ごろな価格で販売し、レシピを配布して、塩を使わなくても美味しい料理ができることを市民に認知してもらうというものです。ゆくゆくはだし活弁当のデリバリーをしたり、市内だけではなく、全県に広める活動を提案したいと思います。

 

◆津軽塗を若者にアピールするにはどうしたらよいかということを提案したいと思います。

10~20代の若者に向けた商品を作ってアピールしてもらいたいです。実家に津軽塗はありますが、いざ自分が1人暮らしをして、身近に津軽塗りがあるかといったらない。なぜかといったら、値が張るからです。若い世代が買いたいと思う津軽塗商品の開発を提案したいと思います。

スマホケース、アクセサリーなどに津軽塗りを取り入れることで、若い世代にアピールすることができると思います。自分たちが県外に行っても、そういう魅力を思い出して、帰って来たいと思うと思いました。

 

◆私は、市のものをいろいろフォローしているのですが、ラインが一番使いにくいと感じています。写真や動画があればフォローする意義があると思います。

 

市長の主な発言内容

◆居場所作りがこれから高齢者には必要だと思います。今年初めて高齢者の居場所作りを始めました。今、市内6箇所を目標にやっています。ある個人のお宅を借りて、そこに支援して、そこでおしゃべりなどしてもらうものです。

集まるのは高齢者ですが、高齢者だけではなく、いろんな世代に集まってほしいと思います。いずれは、30箇所くらいに増やし、ゆくゆくは、100箇所くらい作り、市内どこに居ても1つくらいには歩いて行けるようなものを作りたいと思います。

これから超高齢化時代になるので、自分たちの健康を維持しながら、介護に頼らないような取り組み、仕組みを作りたいと考えています。元気なお年寄りになっていただくためにはやはり運動などで、活発に脳と体を動かしてもらうことが大切です。そのために、居場所作りやパワーリハビリや筋トレを勧めています。ヒロロや石川のプールに筋トレの機械を置いていますが、すごい人気です。介護施設にも、パワーリハビリの器具を置いて、補助をしていますが、介護度が良くなったという結果もでています。施設は、介護度が改善すると介護報酬が下がる。おかしいですよね。それに対しては、介護度が改善し報酬が下がった分、市が補填していて、それがすごく好評です。国もそういう方向に動いています。

皆さんが、高齢者と一緒にプログラムを作ったり、提案していくことで、地域の活力づくりにつながると思います。歩いて行ける場所に居場所があると楽しみができる。そこに出かけて行き、皆さんのような若い世代と意見交換や交流することが活力を生む力になります。今の提案はすばらしい。私もそういうことを望んでいます。ぜひ、高齢者の居場所作りに入ってきてもらいたいです。私からお願いしないといけないですね。

 

◆1人暮らしをしていると会話がない。これはきっと健康を害すると思います。栄養も偏ることが多い。

そういう方を仲間に引き込む力が必要だと思います。周囲のお年寄りの力も必要ですね。特に男性の腰が重い。

1回来てもらうと「これは良い活動だ」と理解してもらえると思うので、その成功体験を自身で感じてもらうような取り組みをして、とにかく1回来てもらうようなことを考えてみてはどうでしょうか。

ところで、ダンベル体操の自主グループはもう立ち上げて活動しているのですか?

そういうことについて、空き家などを活用していければ、さまざまな相乗効果を生み出していけると思います。すでにやっているということがすごいですね。

若い人がそういうことに意識をもって、すでに取り組んでいるということに感動しました。

 

◆高齢者と子供が一緒になってできる居場所づくりについては、「孫様いるぞ!」というのは良い案かもしれませんね。孫の世代の子供たちとも話ができると言って誘うと良いかもしれませんね。孫を持つ世代になると、孫は無条件でかわいいんですよ。

ただ、その活動をずっと続けていくパワーをどうするかが肝心ですね。プログラムまで一緒に話し合って作ろうということですが、自分たちで作ろうという話ですから、自走していくような仕組みも考えないといけない。熱心な学生さんがいるときはいいですが、それをその先につなげる仕組みづくりが必要だと思います。もちろん行政も中に入って、お手伝いはできると思います。

 

◆高齢者と子供が一緒になってできる居場所づくりについては、町会との繋がりが大切だと思いますが、町会長は忙しすぎて、なり手がないくらい大変なんです。だから、学生さんがそこに入って、町会全体で共有できるような仕組みを作ってルール化して、これを実証的にやってみるとか。近くの町会などでモデルプランを作ってみたらどうでしょうか。

弘前市にはエリア担当制度というものがあります。

市内26地区にエリア担当として市の職員が張り付いている。そういう人たちに相談してもらい、町会長に取り次いでもらうことができます。そうして、どういう仕組みにするか、どうやって子供たちを集めて、安全に安心して親が連れて行けるかを考える必要がある。

だけど、一番大事なのはみなさんの熱意と、お年寄りが世代を超えて、いきいきとした生きがいをみつけることです。それをうまくコーディネートできるのは、みなさんのようなパワーと情熱をもった方々だと思います。ぜひ、そういうことができるような環境を1つでも2つでも作っていただき、いろんな大学に波及して、仲間を増やして情報交換できていければよいと思います。

 

◆確か以前、学生さんが塩分だらけのツアーをやったんですよね。

津軽特有の食文化といいますが、やっぱり塩分を取りすぎですよね。青森県全体では、県庁がだし活やっています。しかし、なかなか普及しない。青森県の人はしょっぱいものにはこだわりがあるようで。医療費の問題や介護の問題に必ずつながるのですけどね。

生産年齢人口が減っていくということは、持続可能でないということですよね。だし活弁当は、いろんな幅が広がると思います。塩分やカロリーを抑えたものを、市内や学校や病院へ配達している事業者もたくさんあります。

イベントとして進めるのは可能かと思います。保健所やいろんな手続きが難しいですが、そういった許認可を得た事業者と一緒にやるとよいかもしれません。

 

◆だし活で塩分を控えるというのはその通りだと思います。県でも食文化を変更していくということを大きいテーマとしてやっているので、その事業にも直接関われるかもしれません。県の食生活改善グループというのがあります。ご存知ですか?よく、ヒロロスクエアでも食生活の改善のための素材を提供して食べてもらうイベントなどをやっていますね。そのグループと勉強会をしてみてはいかがでしょうか?食改さんと弁当やレシピの開発をしたら、もっと幅が広がると思います。

学生さんが自分たちだけでやるというのは難しいから、県や市とすりあわせをしながらやると、支援も受けられるかもしれません。具体的にやってみてはどうでしょうか。

 

◆津軽塗のクオリティは世界トップレベル。

国の重要無形文化財に指定されました。クオリティが高く、値段も少し高い。若者に受け入れられるデザインというのはなかなか難しい。前日、四季島という豪華列車の文箱に、旅行の工程表を入れて差し上げた。それはすごい反響で、脚光が集まっています。

津軽塗の文化が分かる外の人に伝わっていないんですよね。なんとしても津軽塗全体の産業としての立ち位置を上げなくてはいけないということで、県外、海外に向けた発信をしています。

若い人に買ってもらえるようなデザインが大切です。弘前市では津軽塗デザインプロジェクトというものがあって、中央のデザイナーを含めていろんな方とコラボして、新しいデザインを作って、テストマーケティングしているんです。昨年12月に、パリのエスモードパリ校で展示会をしました。今年1月、イタリアのミラノサローネというデザインの国際見本市でもテストマーケティングしました。喜多 俊之さんというデザイナーと組んで、ヨーロッパでどういうものが受けるのか調べました。これは大変好評で、60社と商談がありました。そういった海外での取り組みでクオリティの高さが評価され、エコー効果で評価が上がると良いと思っています。イタリア、フランスというデザインの国でどういう大きさ、価格帯が好まれるかテストをしています。そういったことを経て、価値を高めていっています。

あとは、機能面ですよね。美しいだけではだめ。子供たちでも使える和えるの矢島里佳さんのこぼしにくいコップをご存知ですか。こぼしにくい津軽塗。付加価値になります。デザインで売る、機能で売る。堅牢さで売る。そういう特徴を生かしたデザインで若者向けに開発するということが大切ですよね。機能性、デザイン性、価格帯、大きさも大切です。

 

◆フェイスブックなどで、動画を重点的に配信していくことが大切なんでしょうね。今はフェイスブックを一番魅力的なツールとして活用しています。次々発信するメディアを更新していけばよいのでしょうが、根強いファン層がそれぞれにあるのでそこを大切にしていかなくてはいけないと思っています。

 

◆若々しい感性でお話していただき、私も大変新鮮でした。そういう視点を持ってここに臨んでいるのだなと大変心強いと思いました。いろんな人たちと相談し、力を借りながら、力を結集して、自分たちがこの街でしていきたいことについて、街の中でどういう位置づけで行動していけばよいかを懇談の場で感じていただければありがたいと思います。そういう気持ちが街を元気にしていくと思います。

弘前市外のみなさんはぜひこのまま弘前に残ってください(笑)良い街ですよ。ここで青春時代を送った人は、みんな戻って来るんです(笑)。

 

市長車座ミーティング(1回目)【2018.1.25】

「地域に密着した子育て支援・高齢者支援について」をテーマに開催しました。

 

日時:1月25日(木曜日)午前10時30分~午前11時30分

場所:弘前市立藤代公民館講堂

参加団体:弘前市立藤代公民館(藤代地域住民の皆さん)

 

参加者の主な発言内容

◆子供たちが遊ぶ場として、天気の良い日には公園や弥生いこいの広場あるが、天気が悪い日に行けるようなところがあれば良いなと思います。

 

◆入園を希望しているこども達が全員希望の保育園に入れず、別のこども園に一時預かりをしている人もいるようです。上の子と下の子が別々の所ですと、子ども達もかわいそうだし、お母さん達も大変です。これから働きたいというお母さんのためにも、大きい施設や、受け入れられる体制があれば良いと思います。

 

◆老人クラブの補助金が少ないので、もう少し増やすことはできないでしょうか。

 

◆介護保険料などの負担が増えるのをなんとかしてもらいたいと思います。

 

◆少子高齢化が進む中で、市では今後どのように考えているのでしょうか。

 

市長の主な発言内容

◆藤代地区には、致遠児童センターがありますが、藤代公民館を小中学生の校外学習の拠点としても活用いただいているほか、河西体育センターのプールや体育館などもあるので、そういったところをうまく活用できないか一緒に考えていければと思います。

また、保育所等に通っていないお子さんなどのために市内各所にある保育所・認定こども園等で実施している園の開放等の情報を市のホームページでご覧いただけるようになっているので、こちらも、ぜひご活用いただき、遊びの場としてご利用いただきたいと思っています。

その他、市では、冬期間や雨天でも遊べる施設として、駅前こどもの広場を開設しています。未就学児については、さらに市内3か所に子育て支援センターを設けております。子育ての相談もできる場として積極的にご活用いただきたいと思います。

 

◆市では、保育所などの利用申込みにあたり、きょうだいで同じ施設の利用を希望する場合には、国の基準に基づいて、優先的に取扱う対応をしています。

しかし、施設の利用定員に空きが無いなど、どうしても同じ施設が利用できない場合には、保護者の方のご意向も踏まえながら、一時預かりや近隣施設の利用などを含め相談に応じ、ご家族の負担をできるだけ軽減できるよう努めています。一時預かりの利用については、春から冬にかけて徐々に増加していく傾向にあり、これは、子どもの出生による利用の増加が主な理由です。

保育が必要なお子さんの受け入れについては、保育所、認定こども園のほか、一時預かりなどの各事業や企業主導型保育施設を含む認可外保育施設等と連携を図りながら進めています。

 

◆私たちは高齢者の居場所作りというのを今年度から始めました。今は市内に6箇所ですが、来年度は30箇所くらいに伸ばしたいと考えています。気軽にそういった場に出かけていける取り組みになればいいなと思っています。

 

◆高齢化が進む中で、老人クラブの存在は地域コミュニティを維持するのに極めて重要だと思っています。次の弘前市の経営計画には、まずは地域コミュニティの活性化に重点をおいた事業を展開したいと考えています。高齢者の社会参加という観点からすると老人クラブの活動は大切なのでそういう枠組みの中で、町会ともさまざまな連携をとりながら、支援体制を強化できないか検討しています。

 

◆保険料は給付の関係で決まってくるので、介護に頼らない健康な高齢者を増やすのが一番大事だと思っています。そのために市内3ヶ所に高齢者の健康トレーニング教室をやっています。また、高齢者の居場所作り事業などを通じて、いろんな人と触れ合ってもらい、高齢者全体の自立を目指したいと思っています。

 

◆弘前市は、学園都市ということで20-24歳の転出が超過しています。この層の市内の就職率が全国よりも2,3%低い。そのため、オフィス系、IT系の雇用の確保に力を入れないといけないと考えています。サテライトオフィス、IT系のオフィスを市内に誘致しようと考えています。大きな団地をもってくるよりも可能性があると思います。

 

◆40代、50代ががんでなくなる割合が高いということで、働き盛りの世代の健康維持増進が大切です。また、農家の平均年齢が62歳。長野は85歳でも働いている。高齢でも長く働くためには健康でなくてはいけない。人口×生産性で経済規模が決まります。経済力を維持するためには生産性をあげなくてはいけない。そこには働ける人口を維持するのが重要なので、そこに注力したいと思っています。

 

◆地域での子育て、高齢者の積極的な社会参加、若い世代に町会活動に参加してもらうということが地域活性化の大きな柱です。町会活動への支援拡充ということで考えていきたいと思っています。担い手育成のための地域の若いリーダーの掘り起こしも考えています。エリア担当制の充実などさまざまなメニューを用意しているので、そういったものを活用していただきたいと思います

 

市長車座ミーティング(2回目)【2018.2.7】

「弘前市の農業の展望について」をテーマに開催しました。

 

日時:2月7日(水曜日)午後5時~午後6時

場所:佐和家

参加団体:弘前市認定農業者連絡協議会

 

参加者の主な発言内容

◆1人当たりの農業所得が1.65倍になったということでしたが、具体的にはどんな取組みをしてきたのでしょうか。

 

◆今後は、特にどんなことに力を入れた施策をする予定ですか。

 

◆観光客がたくさんりんご公園に来ていますが、農家とりんご公園とつながる部分がちょっと少ないのかなと思います。まわりの農家の人へ波及することを何かできないでしょうか。

 

◆農家の人はプレーヤーですが、プロデュースや企画してものごとを進めるということができない。それをまとめて、事業として動かすシステムがないとなかなかやっていけない。事業化していろいろ整備しても、利益できちんと補って活動できるようにならないと、事業として大きくなれないというのがあります。

それをやる人材や組織体をどこかからか持って来られないかと思います。地域の農業者を巻き込んでやれる動きができればすごく良い。りんご公園だけが単体で動くのではなく、そういう動きがやれないかと思います。

 

◆グリーンツーリズムについて。

修学旅行など、多いときでは400人以上来るので、農家をまとめて、受け入れる必要がある。グリーンツーリズムでは、子どもたちが農家に泊まって、農家の人たちとふれあい、思い出を作って帰るので、大きくなったら帰ってくることがある。弘前もできれば、NPO法人などが受け皿になってくれたら良いと思います。

 

◆最近の農薬はプラスチックの容器になっていて、それを焼いたり川や山に捨てたりしないように、農協でまとめて有料で収集して、産廃業者に出していましたが、国から個々の農家で処分するように指導があったそうです。個々の農家で産廃業者に出すのは、手続きも煩雑でお金もかかるので難しいと思います。

 

市長の主な発言内容

◆販路拡大について。東日本大震災のときの風評被害をきっかけとして、パワーアップルPRキャラバンとして、全国行脚のPR作戦をやりました。販促資材を作ったり、協力してくれる量販店を探したりするのに大変な努力しました。今は全国668店舗に協力してもらっています。

例えば山口県では前の日に山口に入って、その日のテレビに出してもらう。その他、各地の首長をたずねる。北九州市ではりんご娘と一緒に市長を訪れて、その様子をテレビや翌日の新聞に出してもらう。そういう体系的な取り組みが販路拡大につながっていると思います。

海外ではまずは台湾。台南市では、台南大遠百を皮切りに、はじめは1店舗だったのが、今では11店舗に拡大しました。高尾、台南、台中など11都市を縦断し、今では18店舗で展開しています。大きなデパートなので、メディアが20社くらい来る。イメージも定着し、輸出もだいぶ安定してきたと思います。

 

◆きめ細やかな販路の拡大、それぞれにあった売り方があると思う。体系的にはパワーアップルPRキャラバンと台湾でのPRをやってきたが、今後はベトナムを考えています。ハノイ、ホーチミンでやってきました。非常に反応は良い。ただ、輸入規制があります。園地指定があり、有袋でないとだめ。有袋は勘弁してほしいとずいぶんお願いしたのですが、やはり国と国の問題なので、自治体ではなかなか難しいところがありましたが、宣伝はしてきました。相当のボリュームが園地指定されている去年の2倍くらいはいくのではと思います。

あとタイですね。ターゲットはヨーロッパもあるし、戦略的な取り組みをしていかなくてはいけないのですが、弘前市という1地自体では限界もあるので、そこは県とも協力するのも大切だと思っています。

 

◆海外観光客は雪を見に来ます。りんご公園はかっこうの遊び場ですよね。それから、りんごもぎ取り体験。本当は、もいだら持って帰れるようにしたいのですが、そこはなかなか難しい。いろいろアイデア出して、その隙間を埋められるようにしなくてはいけないと思います。

 

◆カルバドス県にはシードル街道がある。シードル工房がたくさんあってめぐることができる。弘前にはアップルロードがある。河東には、そういう施設がいっぱいあります。りんご公園やJAやいろんなりんご園がある。そういうものがあると、そこが観光ルートにもなる。春先のりんごの花が咲くのを見せるようなツアーとか、りんご公園を基点に出来れば良いなと思っています。展望所を作る。それが農家だったら非常に良い。そういうことをやれば、これから観光と結びついたりんご産業がうまくいくのではないですかね。

 

◆生果だけでいくのも大事ですが、多角化ということで、いろんなことに備えるのも大事だと思います。持続させるためのプランをいつももっていないといけない。台風がいつ来るかわからないし。地球温暖化の影響で、このあたりでもすばらしい桃やぶどうができるようになってきています。りんご一辺倒だけだと怖い。産地が北上していることへの危機感も大事だと思います。そういう意味で、多角経営、違った方向にもチャレンジをすることを、大きな課題とすることも大事だと思っています。

 

 

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