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文学の景



弘前ゆかりの有名人と文学に登場した景観



文学の景 津軽には、また弘前には、この地出身の作家や有名人が少なくありません。この地をモチーフに描かれた作品も多数存在し、市内には、ゆかりのある人々の句碑や歌碑が建てられ、彼等の面影を偲んでいます。数多の作品の中では、特別、弘前に強い思い入れのある作品もあれば、流れ人のように、あるいは、異邦人のように第三者的な見解に留め、土着している弘前人とはまったく異なる見解を示しているものもあります。どちらが良い、悪いというわけではありませんが、とりあえずいえることは、この地にはモチーフに成り得る不思議な魅力や民俗があるということです。
近年、文学に登場した場所、そして作者が魅了され、心に刻まれ、良きに悪しきに想いを巡らした木々や石、川、山、建物などの景観は、今ではその原形をほとんど留めてはいません。しかしある程度、お年をめした中高年層の弘前人はどこに誰の生家があるとか、この場所は誰それの文学に登場しているといったことをうっすらと覚えています。その場所にたたずむと、今は朽ちてすでになくなったものが偲ばれ、郷愁に似た思いが湧いてきます。先人たちが、どんな年代に、そしてどんな状況のもとで、この風景に触れたかをほんの少しでもかいま見ることができたら、素晴らしいと思います。

  葛西善蔵、石坂洋次郎、佐藤紅緑、福士幸次郎、高木恭造、太宰治

  土井晩翠、陸羯南、建部綾足、増田手古奈、一戸謙三、今官一、今東光、

  今日出海


  大町桂月





【市立郷土文学館】

市立郷土文学館内写真
【市立郷土文学館内】
佐藤紅緑や太宰治など、郷土出身の9人の作家と弘前にゆかりのある作家を紹介しているほか、企画展や方言詩のコーナーもあります。
2階は「石坂洋次郎記念室」で、愛用品や著作、写真などを展示しています。

  弘前市立郷土文学館ホームページ:
  http://www.hi-it.net/~bungaku/