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平成25年12月20日 定例記者会見

(会見者: 葛西憲之 市長)

市長あいさつ

代表質問

1.今年の弘前市の重大ニュースについて
2.特定秘密保護法について

自由質疑

1.弘前市長選挙に向けて
2.岩木川市民ゴルフ場について

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(87KB)

2.能と狂言の公演についてPDFファイル(1219KB)

3.今冬の除雪についてPDFファイル(95KB)

 

 

市長あいさつ

皆さんこんにちは。弘前市議会平成25年第4回定例会は、11月29日から本日までの22日間にわたって、慎重なご審議をいただきました。会期中に議員各位から賜りましたご意見、ご提言につきましては真摯に受けとめ、今後の市政運営に活かしてまいりたいと思っています。
 
今冬の雪対策についてです。
いよいよ冬本番になり、積雪を気にする時期となりました。
現在、弘前市雪対策総合プランを策定しているところですが、克雪をはじめとする各分野での従来の手法を見直しながら、今冬から様々な新しい雪対策に取り組むこととしています。
新たな対応については、これまでも定例記者会見等でお知らせしてまいりましたが、お配りしてある資料のとおり、改めて主な雪対策総合プラン(案)の体系について整理しました。
試験的に実施するものが中心になりますが、市民の皆さまにも実証研究の状況や新たな手法等を実際に見ていただいて、融雪や除排雪の効果を感じていただきたいと思っています。
各項目の具体的な内容については、その都度ご紹介してきたとおりですが、市民の皆さまに対しましては、広報ひろさきでお知らせするほか、1月中旬にはすべての箇所において融雪の実証を開始し、融雪状況等を市のホームページで配信していくこととしています。
これらの実証研究や試験的な新たな取り組みを通じて、多くの市民に、除排雪に対するご理解を得られるよう、総合的な雪対策の構築を目指してまいりたいと考えています。


弘前市職員企画の映画「りんごのうかの少女」の県内公開についてです。

映画「りんごのうかの少女」の県内での公開が決定しました。来年2月8日から21日まで、イオンシネマ弘前と青森市の青森松竹アムゼの2劇場で公開します。監督は横浜聡子さんで、主演はりんご娘の「とき」、両親役には俳優の永瀬正敏さん、工藤夕貴さんが出演しています。作品は42分のショートムービーです。
12月7日の東京での公開を始めに順次全国公開をしてまいりますが、メディアの関心も高く、映画雑誌の「キネマ旬報」や「アクチュール」では、作品の紹介に大きくページが割かれ、また朝日新聞には「小さな体に凶暴な生命のパワーが充満したような秀作」と掲載され、非常に高い評価を得ています。
年明けには大阪、名古屋、札幌、高崎、松山、宮崎、横浜、京都での公開が決定しています。この映画を通じて、全国の方々に当市の魅力が伝わるものと思っています。

 

11月の定例記者会見でお知らせした、台湾・台南市で12月初めに開催された、台南市政府主催の旅行博「2013大台南国際トラベルフェア」および、台南市の大遠百デパート主催の「日本展『日本散策in台南』の開催状況を報告します。
「トラベルフェア」は12月6日から9日までの4日間開催され、当市のブースで四大まつりをはじめとする観光資源をPRしました。台南市民を中心に約9万人の入場者で賑わい、当市の知名度向上が図られたものと考えています。
「日本展」は12月5日から15日までの11日間開催され、市では弘前市物産協会の協力を得て、りんごジュースやりんごに関連した物産販売を行い、「りんごの街:弘前」の認知度向上に努力してまいりました。
「トラベルフェア」「日本展」には副市長を派遣しましたが、その間、台南市との関係を深めるとともに、今回で3回目となる「青森りんご最大産地:弘前フェアin台南」を来月1月18・19日の2日間にわたり開催することで合意しました。
また、8月に新竹県知事が当市を訪れ、産業・観光面での交流や、台湾内でも購買力の高い新竹をりんごのトップセールスの訪問先に加えてほしいと申し入れがありました。この度、副市長が新竹県知事を表敬訪問して親交を深め、新竹における弘前りんごの販売について意見交換を行い、今後のりんご販売の展開について、きっかけ作りができたものと考えています。
 
当市の次期電算システムについてです。昨年の7月から、青森県電子自治体推進協議会の共同クラウド検討グループに参加し、共同クラウドについて、県内の各自治体とともに、これまで様々な検討を進めてまいりました。
この度、弘前市・大鰐町・田舎館村・西目屋村の4市町村による合意が得られ、来る12月26日に、電算システムの共同利用に関する協定締結を執り行う運びとなりました。
自治体による電算システムの共同利用、いわゆる共同クラウドは県内では初の試みとなりますが、協定を締結する4市町村は、これまでも弘前圏域定住自立圏や津軽広域連合など、様々な広域の枠組みで連携を図ってきた結びつきの強い自治体同士であることから、高度情報通信ネットワーク社会において、行政コストの縮減や住民サービスの向上につながる効率的な電子自治体を実現できるものと確信しています。
協定締結後、具体的な作業に入っていくことになりますが、社会保障・税番号制度への対応も含め、新システムへの移行作業を加速してまいりたいと考えています。

 

大規模改修を終え、来年の1月5日にリニューアルオープンを迎える弘前市民会館についてです。
市民会館は棟方志功の緞帳とともに、市民の皆さまに愛されてきました。今回太陽光発電設備の設置、託児室や親子室の設置など、利用者ニーズに合わせた設備等の改修を行うとともに、志功の緞帳もオリジナルに近い復元を行いました。このリニューアルされた市民会館で来年2月11日に、弘前市民会館リニューアル記念事業として「弘前城御能」を開催することとなりました。
演目ですが、能の宝生流宗家、宝生和英さんと狂言の野村萬斎さんによる祝いの舞「翁」、人間国宝の野村万作さんによる狂言「素袍落」などのほか、宝生流の辰巳満次郎さんによる、ろうそく能「黒塚」が上演され、豪華キャスティングのもと、より幽玄な世界を堪能することができます。
チケットは、現在、市内各プレイガイドなどで発売中ですので、ぜひお買い求めの上、ご鑑賞いただきたいと思います。
また、「弘前城御能」をより一層楽しむための「ワークショップ」が、1月30日と2月10日の2回、そして、江戸期の名品を間近でご覧いただける「能面と能装束展」が2月1日から10日まで、ともにヒロロの市民文化交流館で開催されます。入場無料ですので、ぜひご参加ください。
 
今年最後の記者会見となりました。報道機関の皆さまには、この一年間、豪雪や台風18号における防災情報をはじめ、弘前りんご博覧会イベント情報など、いろいろな情報発信にご協力をいただきました。
おかげさまをもちまして、多くの市民の皆様に、当市の施策展開に関心を持っていただくことができました。心から感謝申し上げます。
今年の冬は始まったばかりですが、今のところ雪が少なくて、12月18日現在、除排雪経費は2,130万円程度と、昨年に比べて大幅に少なくなっています。ひと冬通して、穏やかで、除雪費も最小限であればいいと願っています。参考までに申し上げますと、昨年は12月15日現在、5,000万円を執行していました。
2014年も、子ども達の笑顔があふれ、市民の皆さまの幸せが増え、未来へ向かって、弘前市がより一層発展しますよう、全力を尽くしてまいりますので、本年同様のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 

代表質問

1.今年の弘前市の重大ニュースについて

Q.記者

今年市内で起きたニュースで市長が重大だとお感じになっているものをいくつか挙げていただきたいと思います。

A.市長

最初に今年の弘前の大きな出来事をあえて三つ挙げるとすれば、ヒロロのオープン、台風18号、それから何と言っても聖愛高校甲子園出場になると思います。

まず、ヒロロオープンについてですが、7月27日に弘前駅前地区再開発ビル「ヒロロ」がオープンしました。ヒロロのオープンにより、街の顔である駅前周辺にも賑わいが戻り始め、中心市街地の活性化が大きく進展しているとともに、新たな雇用の創出や地域経済の活力向上につながっているものと思っています。
また、3階と4階に整備した公共フロア「ヒロロスクエア」については、子育て支援や市民交流、健康づくりの拠点として、市民に密着したサービスの提供により、予想を上回る月平均3万4千人以上が利用するなど順調なスタートを切ったものと考えています。
今後も、ヒロロスクエアが、市民のいろいろな生活のシーンの中で誰もが気軽に立ち寄り行政サービスを利用できる公共フロアとして、商業フロアと連動しながら、末永く愛される施設になるよう努めてまいります。
 
次に台風18号についてですが、9月16日から17日にかけての台風18号による大雨によって、甚大な被害をもたらした災害から3箇月が経ちました。
被災された皆様には、この場をお借りして改めて心よりお見舞い申し上げます。
水害や土砂災害による、家屋等の浸水被害、公共土木や農林被害の傷跡は深く、全面的な復旧には、まだ時間がかかるものと思っています。
また、西茂森地区の崖崩れに伴う二次被害の危険性から、5世帯16名を対象に避難指示を継続しており、対象となっている皆さんにおかれては不安な日々をお過ごしのことと思います。
市では、これまで、相談体制や各種支援策、あるいは災害査定などに全庁を挙げて鋭意取り組んでまいりました。
被災された皆様も、市の臨時雇用で作業に従事するなど、前に向かって進んでおられることは、大変心強く感じています。
市としても、引き続き、今後も全力で対応していくとともに、更なる防災体制の強化に努めてまいります。

最後に聖愛高校甲子園出場についてです。
この夏、全国高等学校野球選手権青森県大会決勝戦において、29年ぶりとなる弘前勢対決で弘前高校との手に汗握る戦いを制し、甲子園大会に初出場し見事2勝をあげた弘前学院聖愛高等学校の活躍に対し、高く賞賛します。
弘前勢として実に17年ぶりに出場した聖愛高校は、初戦の岡山県代表玉野光南高校に見事勝利しました。
私もこの初戦に甲子園に赴き、聖愛高校の応援団と共に応援し、その一球一球に声援を送り続けました。
2回戦は、沖縄県代表沖縄尚学高校で、薄氷を履むような内容でしたが見事勝利し、青森県勢初の初出場2勝を果たしました。
3回戦では宮崎県代表延岡学園に力及ばず惜しくも敗退となりましたが、この夏の甲子園大会ベスト16となった聖愛高校の活躍は、多くの弘前市民に大きな感動と希望を与えると共に、全国にわが弘前市を知らしめたものと思います。
聖愛高校野球部の活躍と共に、グラウンド、応援団、審判団、保護者等に対する一糸乱れぬ挨拶の姿は全国から賞賛されました。
私からも感謝の意を込めて声高く「ありがとう、聖愛高校!」と述べさせていただきます。
その他にも数多くありますが、この3つとしました。

Q.記者

重大ニュースのヒロロオープン、台風18号、甲子園出場。ここに挙げていただいたのは(重大度が)大きい順番なのでしょうか。

A.市長

いずれも重大で、並列だと思っています。順番を付けていません。

 

2.特定秘密保護法について

Q.記者

先日成立した特定秘密保護法案について市長はどうお考えなのかについてお願いします。

A.市長

先日成立した特定秘密保護法についての私の考えです。今月6日に国会で成立した特定秘密保護法は、漏えいすると日本の安全保障に著しい支障を与える恐れがある情報について、一定の間、「特定秘密」に指定することで、国及び国民の安全の確保に資するものと認識しています。
法案の審議に際しては、国民の知る権利や言論の自由などが脅かされるのではないかといった懸念が示されました。
こうしたことから、国民の懸念や不安を払拭できるように、国は今後とも、しっかりと国民に説明を尽くしてもらいたいと思います。また、この法律が、今後どんな風に運用されるのか、注視していく必要があると思っています。

 

自由質疑

1.弘前市長選挙に向けて

Q.記者

二期目を迎えるにあたって、市長がやろうとしていることやマニフェストをどんな形で市民に提示していくのか、その具体的な手法について今考えていることがあれば伺いたいと思います。また、年明け早々街頭に立たれるなどの決まった予定があれば、心の準備を兼ねて伺っておきたいと思います。

A.市長

マニフェストについてはまだ整理中であり、今次のステップに向けた構想を考えているところです。特にこの問題については今、新総合計画、地域計画ということで取りまとめをしていますが、私と市民との間で様々な議論をし、それをベースにして、まだまだ練り込んでいく必要があるものと思っていますので、それらの経過を踏まえながら、私なりのマニフェストを取りまとめご提示したいと思っています。そういう意味でまだ時間かかると思っています。ただちにどうのこうのということは、今の状況ではまだ言えないということでご理解いただきたいと思います。それから新年になれば街頭に立つのかという話ですが、これについては私の後援会組織がございます。選挙対策本部も出来ることになると思いますので、その中で相談をしながら準備を進めていきたいと思っています。いずれにしても、公務優先でやらざるを得ないのは間違いないことですので、その合間を見てということになるかと思いますが、私の訴えについては、当然、しっかりと申し述べていかなければならないと思っています。

Q.記者

弘前市長選挙の前に平川市でも市長選挙があるのですが、今のところ何か対応を考えたりなどされるものでしょうか。

A.市長

対応ですか。平川市長選について、私自らが何かをするということはないと思っています。余計な混乱は避けた方がよいかと思っています。

 

2.岩木川市民ゴルフ場について

Q.記者

ゴルフ場についてお伺いしたいと思います。今夜、会社の整理について、会社側と市側の協議があると思います。市の対応ということで三点ほどお聞きしたいと思います。今回の議会の質疑のやり取りを見ると、ゴルフ場の指定管理者の再公募を1月に行い、その後2月に選定会議を開く段取りとお伺いしましたが、4月から新年度が始まるという中で、ゴルフ場の管理運用を新たな指定管理者に任せるのか、あるいはやはり市が直営というところの判断をするタイミングは、やはりその選定会議前後の2月あたりと考えてよろしいのでしょうか。

A.市長

いずれにしても、どういう形で公募をするか、再公募の条件についてこれから整理しなければなりません。4月から直営とせざるを得ないのかどうかはそれらを踏まえてのことです。もちろん私は、再公募での、指定管理者による管理が最善ではないのかと思っています。ただ、様々な条件下でそれがかなわないとなれば、直営ということも視野に入れなければならないと思っています。それを判断するのはやはり2月上旬から中旬にかけてになるのでしょうか。今のところはそのような心づもりでいますが。

Q.記者

それに関連して、おそらく流動的になってくるかとは思いますが、先日指定管理者に名乗りを上げた方にとってネックとなった駐車場やクラブハウスの不動産については、借り受けるなり買うなりという選択肢があるのではと思うのですが、その判断についても同じタイミングだろうというお考えでしょうか。

A.市長

再公募をする際に不動産に係る条件を設定するかどうかになりますので、それらを考えると、いずれにしても時期についてはその頃にならざるを得ないのかと思っています。ただどういう判断をするのかについては今議論しているところですし、その判断をする時期もそれにより変わってくるのだろうと思います。

Q.記者

事態はいろいろな選択肢で動いていくと思いますが新年度が始まることは間違いないでしょう。指定管理料について今までの議論を聴いていると、1,400万円という数字があったと思うのですが、これは新年度予算に計上するお考えですか、それとも事態を見てから判断するお考えですか。

A.市長

基本的には、もちろん新年度予算に計上しなければならないでしょう。ですが、骨格予算という関係がありますので、それにはなじまないかとは思っています。

Q.記者

そうすると、市長選以降の6月議会あたりという感じでしょうか。

A.市長

臨時議会ということになるだろうと思いますけれども。今のところはそのように考えています。

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