2月23日(日曜日・祝日)にヒロロ4階市民文化交流館ホールにて、
令和6年度協働まちづくりフォーラム「学生からはじめる ウチ×ソトの視点で地域を考えよう」を開催しました。
当日は、多くの皆様のご来場をいただき、誠にありがとうございました。
当日の実施プログラムや会場の様子などをご紹介します。
【事例発表】
弘前高校 観光ボランティアガイド参加のみなさん
女川 茉菜さん(弘前大学 人文社会科学部 4年)
【ゲスト】
石山 紗希さん(株式会社ORANDO PLUS 代表取締役)
野村 青空さん(青森県職員)
【進行役】
野口 拓郎さん(弘前圏域移住交流デザイナー)
今回のフォーラムでは、学生による身近な地域活動の事例や、まちづくりに携わる方のお話を伺い、弘前の内側と外側の視点から、まちの魅力や課題、活性化について考えていきました。
前半の事例発表では、高校生・大学生の皆さんに、参加した地域活動の紹介のほか、参加したきっかけや大変だったこと、経験を活かすためにどんなことをしていきたいか、などについて発表していただきました。
活動の中で大変だったこととして、「普段学んだ英語とは違い、受け答えが難しかった」、「相手の文化の違いから、何を考えているのかをくみ取るのが大変だった」、「地域について詳しく知ったうえでガイドをすることの必要性を改めて実感した」ことなどを挙げていました。
外国人への観光ボランティアガイドを体験したことで、実は自分があまり弘前に詳しくなかったことを知り、自分たちが当たり前だと思っている弘前の良さを体感することができたそうです。
女川さんは、興味を持ったイベントに参加したことがきっかけで学生団体に所属し、地域で「弘前街ナカゼミ」の運営や「弘前5大学サークルガイド」の作成、「地域のカフェを紹介するフリーペーパー『まぐひろ』」の作成など、様々な活動に携わってきました。
参加者に対し、「地域には想像以上にいろんな人がいる」、「楽しみながら視野を広くまちづくりをしてほしい」、「自分なりのまちづくりの定義を考えながら取り組むことが大事」などと伝えていました。
フリートークでは、進行役の野口さんから石山さんと野村さんへ質問をする形で進められました。
内容の一部をご紹介します。
Q ソトに出て感じた弘前の良さ・課題はどんなものがありますか?
(野村さん)弘前の中には本当にいろんなコンテンツが眠っていると思う。歴史ある伝統的な建築物や人の良さなど、素晴らしいものがあると思う。
(石山さん)以前は国民性、県民性などと括られるのが嫌だったが、海外に出て、人格形成にかなり影響を受けていることに気づかされた。四季、そこから生まれる産業、文化、歴史がある。
Q 地元で進学するかた、将来地元で何かしたいかたへのメッセージをお願いします。
(野村さん)もし何かをしたいときは、いろんな人の意見を聴くことが大事。ソトは県外だけではなく、自分以外の人と意見交換をすることでもある。自分の考えを他人の目からも見てもらうことが大切。
(石山さん)外に出る人が多い中で、弘前に居続けることは逆に強みにもなる。まちづくりをしていきたい場合、目の前のことが当たり前になりすぎてしまうので、客観的に俯瞰して自分を見てみる癖や、いろんな人に話を聞いてみること、県外に出かけてみるなど、ソトとの接点を持ち続けることが大事。
その他、「海外へ目を向けた背景について」、「海外生活の経験が今の仕事にどのように生かされているか」、「異世界転生して弘前の高校生だったら、今回のテーマを踏まえたうえで、どんな活動をするか」などの質問がありました。
閉会後、希望者と出演者が二手に分かれて交流を行いました。ゲストスピーカーへ直接質問をするなど交流を深めていました。
今回は、高校生を中心に、幅広い世代のかたにご参加いただきました。
感想の一部をご紹介します。
今回のフォーラムが、地域のことや自分自身のこれからについて考えるきっかけとなりましたら幸いです。
地域についてを考えることは、まちづくりの第一歩です。
地域で何かしたい、まちづくりに参加してみたい、というかたは、市民協働課までお気軽にご相談ください!
市民協働課 協働推進係
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