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令和3年1月4日 定例記者会見

(会見者: 櫻田 宏 市長)

 

市長あいさつ

 

自由質疑

1.新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種と緊急事態宣言について
2.弘前保健所管内における学校クラスター及び成人式について

 

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(80KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

市長あいさつ

皆様、あけましておめでとうございます。

皆様におかれましては、このコロナ禍の中ではありますが、令和3年の新春を、健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。

 

昨年は、国内外で感染が拡大した新型コロナウイルス感染症が市民生活や地域経済に大きな影響を及ぼし、当市においては、70を超える感染防止対策や経済対策を行ってきたところであります。

また、市民の皆様と共に「三つの密の回避」や「マスクの着用」、「手洗い」、「手や指の消毒」などの感染拡大防止に取り組んだところであります。

全国的にも、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が依然として予断を許さない状況にあることから、感染拡大防止対策と経済対策の両面において、今後も継続的に対応してまいりたいと考えております。

市の施策としては、弘前市総合計画において重点的に取り組むこととしている5つのリーディングプロジェクト、「くらし」、「いのち」、「ひと」、「地域コミュニティ」、「2025年対策」のさらなる推進を図ることとし、特に「いのち」に関する分野においては、新中核病院の整備により、地域の医療提供体制の充実が見込まれることから、次の段階として市民の健康寿命延伸につながる対策に取り組んでまいります。

また、行政のみならず市民や学生、子ども、コミュニティ、事業者等を含めた地域全体が一丸となり、それぞれの主体が協力・連携し合いながら地域づくりに取り組む「弘前市協働によるまちづくり基本条例」の考え方に基づき、市民参加の場を広げるとともに、市民が協働して、一人ひとりが住み慣れた地域でお互いを尊重し、支え合い、いきいきと暮らせる地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。

さらに、人口減少により、少子高齢化や経済活動の縮小等が見込まれ、行政サービスを安定的、持続的、効果的かつ効率的に提供するためには、近隣自治体と連携した行政サービス体制を構築することが必要であることから、お互いが持っている資源を有効に活用しながら広域での魅力ある地域づくりを目指してまいります。

そのほか、人口減少により様々な分野で人手不足が懸念されており、AI、IoT、RPA等の先端技術の導入や、若者の地元就職、さらには県外に流出した若者のUターン就職を推進するほか、中心市街地の賑わい創出に向けた、地域活性化策についても積極的に取り組んでまいります。

今後も弘前市総合計画に基づく各種施策を着実に進め、将来都市像である「みんなで創り みんなをつなぐ あずましいりんご色のまち」の実現に向けて市民生活を第一に、全力で市政運営に取り組んでまいります。

 

次に、第45回弘前城雪燈籠まつりは、2月10日から14日までの5日間の日程で開催いたします。

昨年は、当市の4大まつりのうち、弘前さくらまつり、弘前ねぷたまつり及び弘前城菊と紅葉まつりの3つのまつりが新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました。

弘前城雪燈籠まつりについては、皆様に安心して来園いただけるよう、9月のシルバーウィークに開催した弘前城秋の大祭典での取り組みを生かし、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を徹底することとし、また、現在、青森県が進めているコロナ社会における祭り、イベントのあり方を検証して指針を策定する、『青森型「祭」リノベーション事業』のモデルとなるまつりとして感染症対策等の有識者からも助言などをいただきながら、開催に向けて準備を進めているところであります。

まつりの内容といたしましては、今年も陸上自衛隊弘前駐屯地のご協力により、大雪像を制作いたします。今年の大雪像は、吉野町煉瓦倉庫を改修して昨年オープンした「弘前れんが倉庫美術館」がテーマとなっております。

また、大雪像には例年好評を得ている市民グループ「ぱやらぼ」によるプロジェクションマッピングを実施するほか、園内の新たな場所に光の演出を加え、見どころとなる場所を創出することで、人の流れを分散させ密を回避するなどの対策も講じてまいります。

さらに、子どもたちに人気のすべり台や雪あそび場についてもコロナ対策をとって設置するほか、まつりの主役である、市民の皆様による手作りの雪燈籠や雪像、今年で10周年を迎える津軽錦絵大回廊、弘前雪明りも実施いたします。

なお、開会式については、今回初めて2月10日の夕方に行うこととしております。

皆様には、雪燈籠に灯された灯りと雪が創り出す幽玄な光の世界を感じていただきたいと思います。

 

次に、今冬は12月中旬の大雪に加え、年末年始にも寒波が訪れ12月としては初めてロータリー車による拡幅除雪を行ったほか、堀越雪置き場、樋の口雪置き場も開設したところであります。

新年に入り、明後日の1月6日が小寒、1月20日には大寒を迎え、冬本番となります。雪国「ひろさき」の新たな共助による除排雪作業の取り組みについてでありますが、1つ目として、地域の事業者が所有する小型除雪機を無償で町会等へ貸し出しを行う、次世代型共助事業であります。

昨年11月の協定締結後の活動状況は、それぞれの町会において除雪困難者の支援に活用されているとの報告を受けており、「これまでの人力での作業に比べて体力的にも大変助かっている」、「町会の除雪支援活動が活発になった」とのご意見を頂いております。

2つ目として、弘前大学の学生が地域の活動に参加し、町会の皆様と一緒になって除雪支援活動を行う取り組みであります。

昨年11月の「弘前市協働によるまちづくり推進審議会」の答申を踏まえて、弘前大学のボランティアセンターや同大学の柔道部との調整を行い、学生の特性と地域コミュニティの課題を共有することにより、この度、学生の除排雪への参画が実現することとなったものであります。

3つ目として、地域事業者の善意をきっかけとして生まれた、地域連携による雪対策の取り組みについてであります。

小路など除排雪の課題を抱えている地域において、地域内で駐車場の除雪作業を行っている事業者が、作業の合間に小路除雪支援を行うものであります。昨年12月の降雪の際にはこれまでと違い小路であっても車両通行に支障がなかったことから、町会からも大変感謝されております。

この取り組みは、事業者の善意によるものではありますが、市では、市民活動保険の適用や燃料費の補助という間接的な支援を行うことで、冬期間の道路の確保につなげてまいりたいと考えております。

また、今年度から「弘前市雪対策懇談会」を開催しており、町会連合会や弘前市女性会などの市民団体をはじめ、交通、教育分野の各種団体・事業者の皆様と意見交換を実施しております。

その中で、市民との協働での雪対策の掘り起しに向け、岩手県滝沢市上の山自治区で実践されている「まごころ除雪隊」の佐藤会長からリモートでのご講演を頂いたところ、参加された各委員からも積極的な意見も出ており、弘前市雪対策総合プランの政策の一つである市民が主体となり、助け合い、支える安心なまちづくりにつながるのではないかと考えております。

これから、冬本番を迎えますが、降雪状況や路面状態に合わせた適時性のある除排雪作業を実施するほか、弘前大学などの学生や地元事業者と、地域とが一丸となった除雪活動の取り組みに対する支援を継続的に実施してまいりますので、冬でも住みやすい「ひろさき」の実現に向け、市民の皆様の積極的な参加とご理解・ご協力をお願いします。

 

最後に、今回は、お正月などご家庭での食事の後でのごみ処理について情報提供したいと思います。

家の中でどうしてもかさばってしまうペットボトルや空き缶は、スーパーなど店頭で回収している店舗があります。お店によっては買い物等に利用できるポイントも貯まり一石二鳥となりますので、お買い物の際にはぜひ、エコバッグと一緒に資源物をお持ちするなどして、ご活用いただければと思います。

また、食べきれなかった食材も、調理方法を変えたり、少し手を加えたりすることで、おいしくいただくことができ、食品ロスの削減だけでなく環境負荷の低減にもつながります。

市内の資源物回収拠点やリメイクレシピにつきましては、市役所等で配布しているごみ減量化・資源化啓発広報誌のほか、ごみ収集アプリやホームページで紹介しておりますので、ぜひご覧いただければと思います。

自由質疑

1.新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種と緊急事態宣言について

 

Q.記者

先ほど総理大臣が年頭記者会見で2つ話をしていまして、一つ目がワクチンの接種を少なくとも来月下旬から開始したいということと、緊急事態宣言が出されれば、GoToを全国で実施しているのですけれども来週11日から再開するのは難しいだろうという見解を示していまして、話があったばかりなのでどういうふうにこれからやっていくというのは出てこないかとは思うのですが、現時点で何か教えていただければと思います。

 

A.市長

ワクチンの接種についてであります。

記者会見の内容はまだ聞いていないのですけれども、以前から担当部のほうにはワクチン接種について、いつからでもスタートできるような態勢をとりなさいと話をしております。現時点で担当課が関係している医師会を含めて様々な機関と連携・情報共有をしながらどのような体制でやっていくのかといったところを想定して詰めているかと思います。市といたしましても来月下旬からという話であればそれに合わせた形で同じスピードで対応したいと思っております。

それから緊急事態宣言の関係でGoToトラベル、1月11日再開は難しいという話であります。これにつきましては、青森県も宿泊助成等を実施しております。また、弘前市も独自に宿泊助成をしております。弘前市の制度につきましては、北東北3県を対象にした制度となっております。この北東北3県での移動について、国から制限がかかるということであれば、その内容について見直しをしますし、そうでない場合は引き続き北東北3県を対象に実施していきたいと思います。

 

Q.記者

緊急事態宣言が出される、検討しているということについては、どのような受け止め方をしていますか。

 

A.市長

国全体に対しての緊急事態宣言ということなのか、地域を限定しての緊急事態宣言なのかが、記者会見の中身をまだ確認しておりませんので、その見解は避けたいと思いますけれども、仮に青森県全体が入るような対応であれば、その中での弘前市内あるいは青森県内での動向も確認しながら対応するべきだと思っています。感染防止対策をとるということが第一であります。感染を拡大させない対策をとり、その中で経済活動ができる部分を回していく、これは市のみならず、関係者も含めて情報共有しながら対応していきたいと考えております。

 

2.弘前保健所管内における学校クラスター及び成人式について

 

Q.記者

12月に管内で学校クラスターが発生して県内初だったわけですけれども、管内でも感染者がすごく多くなっている状況なのですが、それについて経済活動と感染防止対策を両立されていくということだったのですが、市民に訴えたいことがあるのかということと、それに伴って成人式も延期にするという発表もすでになされていますけれども、他の支援策や延期の時期というのは現時点でどう考えていらっしゃるのかというのを市長からお話しいただきたいと思います。

 

A.市長

学校クラスターの関係で感染者が増えているといったところでありますが、市民の皆様にはこれまでも申し上げてまいりました3つの密の回避をはじめ、マスクの着用、手洗い、手や指の消毒、そういった基本的な対策を再度確認していただいて、お一人おひとりが自分は他の人に感染させないという気持ちを持って対応していただくようにお願いをしたいと思います。

それと併せていわれのない誹謗中傷、人を特定しての様々なことが今、問題となっております。それについてもぜひお止めいただくようお願いをしたいと思っております。

成人式については、1月2日緊急の対策本部会議を開催して1月10日の状況では、高校クラスターの感染拡大、あるいは家族への感染の拡大といったところを考えた場合に現時点での開催については厳しいだろうと思っております。開催の時期、3月をめどにという話をしておりますが、現在、その日程、様々な行事がございますので、その行事等の調整をしている最中であります。早い時期に開催時期を決定して連絡をしたいと思っています。

また、様々なキャンセル料も発生すると思われますが、その関係につきましては、事業者等の状況も再度確認をさせていただきたいと思っております。一部の情報では、貸し衣装の関係であれば実際に使われる1か月前からすでにキャンセル料が発生しているということも伺っております。今回、8日前での決定ではありましたけれども、その時期というよりもすでにキャンセル料が発生しているということがありますので、それは業界の方々と再度情報共有をしながら対策をとっていきたいと考えております。

 

Q.記者

学校クラスターの関係で今、感染者が増えているという時点で例えば活動をできるだけ自粛してほしいとかそういう呼びかけは特に今のところは考えていないのでしょうか。

 

A.市長

高等学校のことですので、県の教育委員会、教育長が対応することになると思います。市といたしましては、小・中学校の児童、生徒の皆さんには、現時点で冬休み中でもありますので教育委員会とも詰めながら対応を考えていきたいと思っています。小・中学校の児童、生徒の皆さんのところにも感染が拡大しているという状況が出てくれば、その確認をしていきたいと思っております。

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