(会見者: 櫻田 宏 市長)
・弘前さくらまつりについて
・県外観光プロモーション(広島・神戸)について
・世界自然遺産5地域会議による大阪・関西万博への参加について
・市立博物館特別企画展1「巨匠たちのパレット&絵画展 名画誕生の秘密」について
1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)(84KB)
2.令和7年度 弘前さくらまつりの人出状況(推計値)(87KB)
3.弘前さくらまつりの会期、人出、開花推移(100KB)
4.巨匠たちのパレット&絵画展 名画誕生の秘密(9832KB)
はじめに、弘前さくらまつりについてであります。
今年の弘前さくらまつりは、4月16日から5月5日までの20日間にわたって開催いたしました。
今年は、ソメイヨシノをはじめ、遅咲きの厳選7品種の「弘前七桜」がまつり期間中、豪華絢爛に咲き誇り、日本一の弘前公園の桜を市民の皆様をはじめ、国内外からの多くの観光客の皆様にお楽しみいただけたものと思っております。
皆さん、こちらのボードをご覧いただきたいと思います。
こちらは「どこから来ましたかボード」であります。
昨年に引き続き、まつり期間中、園内の弘前と函館の観光キャンペーンひろはこPRブースに「どこから来ましたかボード」を設置いたしました。
このように、国内はもとより、世界各国からまつりにお越しいただきました。
誠にありがとうございました。
まつり期間中の人出は、ソメイヨシノの満開がまつりの会期と合ったことや、遅咲きの桜の認知度が向上したこと、さらには、様々なイベントを園内や公園周辺で行ったこともあり、推計値で231万人となりました。
盛況のうちに無事まつりを閉幕することができましたことに対しまして、まつり運営を支える全ての方々、まつりにお越しになった皆様に主催団体を代表いたしまして、心からお礼を申し上げます。
さて、今年のさくらまつりを振り返りますと、まず、4月18日の開催記念セレモニーでは、台南市の黄偉哲(こういてつ)市長、函館市の大泉潤(おおいずみじゅん)市長をはじめ、当市と文化・歴史・観光・果物など様々な交流がある多くの市町村長や関係団体の長が出席し、まつりに花を添えていただきました。また、昨年度から、国内外に広くPRしている「弘前七桜」、「弘前桜七景」、「弘前七輪咲き桜」の「弘前桜物語~七にまつわる桜の物語~」の事業展開、桜の開花状況に応じたライトアップの時間延長や期間限定での中濠観光舟の夜間特別運行など、夜桜の魅力を体感していただく取組も充実させたところであります。
さらには、岩木山を背景にした桜と弘前城天守の光景は今年で未納めとなることから、情報発信を強化いたしました。
インバウンドに対応するための取組として、ひろさきガイド学校の卒業生による観光ガイド有償ツアーを今年度も実施したほか、園内2か所にインフォメーションセンターを開設し、多くの外国人観光客にも楽しんでいただけたものと思っております。
今年は、昭和改元から100年目となる節目の年であります。この記念すべき年に、さくらまつりが「観桜会」と呼ばれていた頃の雰囲気を醸し出すため、園内各所の施設や出店などに桜の造花や短冊ポスターを装飾するとともに、昭和風の宴会グループを審査し、グランプリを決定する「昭和の観桜会コンテスト」を実施したほか、菊池俊輔(きくちしゅんすけ)さんや鈴木キサブローさん、安蘭知子(あらんともこ)さん、三浦徳子(みうらよしこ)さんといった弘前ゆかりの作詞家や作曲家が制作した昭和歌謡を公園内で放送いたしました。さらに、5月4日には、市民中央広場を主会場に、市内各所でクラシックカーを展示するなど、昭和の時代を醸し出すいろいろな演出をまつり期間を通して行ったところであります。
皆様には、一度のみならず、何度でも足を運んでいただき、園内の咲き誇る桜を満喫し、そして、昔の観桜会に思いをはせながら、歴史を振り返り、皆様の記憶に残るまつりになったものと思っております。
今後、まつりの主催団体及び関係者において、今年のまつりの総括を行い、引き続き、多くの市民や観光客に訪れていただけるよう、さくらまつりの更なる魅力向上を図り、地域経済の活性化のみならず、文化としての振興・発展につなげてまいります。
次に、県外観光プロモーション、広島と神戸についてであります。
今年度も、りんごをはじめとした当市の特産品販売や、大型扇ねぷたを活用したプロモーション活動を全国各地で実施し、更なる誘客と物産振興につなげてまいりたいと考えております。
その第一弾といたしまして、広島市のマツダスタジアム広島で、今月23日から25日の日程で行われる「広島東洋カープ対横浜DeNAベイスターズ」の3連戦において、観光プロモーションを実施し、中国・四国地方からの誘客を図ってまいります。
3連戦初日の23日金曜日には、金魚ねぷた・金魚ちょうちんで交流がある山口県柳井市とともに、球場内で物産販売や観光PRなどを共同で行う予定であります。
また、この3連戦を通して、球場のメインゲート前に、高さ8メートルの大型扇ねぷたを展示し、ねぷた囃子の演奏や物産の販売などを行うほか、試合前及び試合中には、球場の大型ビジョンで当市の観光PR動画を放映するなど、弘前ねぷたの迫力を間近でご覧いただき、8月1日から開催される「弘前ねぷたまつり」など、当市への誘客につなげてまいりたいと考えております。
さらに、広島での観光プロモーションに引き続いて、5月30日から6月1日までの3日間、神戸市において、大型ねぷたを活用した観光プロモーション「弘前ねぷたin神戸2025」を開催いたします。
令和2年3月の株式会社フジドリームエアラインズ青森・神戸便の新規就航を契機に、令和4年からスタートし、4回目となる今年も、大型ねぷたの練り歩きを行います。
神戸市のシンボルでもある神戸ポートタワーやベイエリアの華やかな夜景と、練り歩く弘前ねぷたの荘厳な灯りの競演をお楽しみいただきたいと思っております。
昨年度は、宮城県仙台市の楽天モバイルパーク宮城、兵庫県神戸市の高浜岸壁、愛媛県今治市の中心市街地、東京都墨田区北斎通りなどでの大型扇ねぷたの運行・展示、観光PR・物産の販売などの観光プロモーション活動を実施いたしました。
誘客効果を具体的数値としてはとっておりませんが、コロナ禍以降、市内の宿泊者数が令和6年の速報値で過去最高の64万人を数えるなど、観光プロモーションを継続して、重層的に行うことで当市に対する認知度が高まり、誘客に繋がっているものと考えております。
特に、神戸市の高浜岸壁でのイベントでは、神戸市長のほか、FDAの楠瀬社長にも毎回ご参加いただいており、神戸・青森便の搭乗率は、令和3年は42.9%でありましたが、昨年の令和6年は61.3%に上昇しており、特にねぷたまつり期間の8月は、令和3年の58.9%から昨年は79.7%と20ポイント以上増加するなど、継続実施していることで効果が表れていると考えております。
今年度、新たな取組として、神戸観光局と連携して、練り歩きの曳き手特別体験のメニューを販売しております。
弘前ねぷたの歴史を学びながら、ねぷた囃子を体験するほか、大型ねぷたや飛行機ねぷたなどの曳き手として運行に参加する特別プログラムを旅行商品として販売いたします。
また、神戸市で大変人気である青森りんご専門店「あら、りんご。」もキッチンカーで出店し、りんご飴などの販売を行う予定となっております。
また、期間中は、ねぷた囃子の演奏、アップルパイや弘前の特産品の販売など、様々なイベントを行い、神戸市民のみならず、関西圏域の皆様に、ねぷたをはじめとした弘前の魅力を感じ、「弘前市に行ってみたい」「本場の弘前ねぷたを見に行こう」と思っていただけるようPRしてまいります。
次に、世界自然遺産5地域会議による大阪・関西万博への参加についてであります。
当市は、世界自然遺産に登録されている国内の5地域の関係市町村等で組織する「世界自然遺産5地域会議」に、白神山地の周辺市町村として加入しております。
この度、世界自然遺産5地域会議では、5月6日火曜日と6月5日木曜日の2つの枠組みで、大阪・関西万博に参加することとしております。
昨日の5月6日には、万博会場のテーマウィークスタジオにおいて、5地域の代表者と有識者が自然保護と暮らしの両立について、事例報告やパネルディスカッションを行ったところであります。
また、6月5日には、万博会場の「EXPOホール」において、「千の自然・千の時間 私たちと世界自然遺産5地域」をテーマに開催されるステージイベント、及び展示事業に弘前市も参加する予定となっております。
ステージイベントでは、私を含む、白神山地の関係自治体の首長が、白神山地の自然、暮らし、多様な文化等について紹介してまいります。
俳優で「白神山地魅力発信アンバサダー」の南圭介さんにも出演していただき、世界遺産検定マスターの知見を生かして白神山地の魅力を発信していただきます。
また、展示会場においては、当市の食や祭りをはじめとする白神山地の魅力を大きな壁面パネルで紹介するほか、モニターでの映像放映や工芸品の展示も行ってまいります。
大阪・関西万博には、国内をはじめ、世界各国から多くの人が訪れており、その様子が毎日のように報道されております。
この世界的なイベントを絶好の機会と捉え、自然保護と暮らしの両立を目指し、世界自然遺産5地域の関係市町村とともに、国内の世界自然遺産、そして白神山地を大いにPRしてまいります。
最後に、市立博物館特別企画展についてであります。
市立博物館では、5月16日金曜日から、特別企画展「巨匠たちのパレット&絵画展 名画誕生の秘密」を開催いたします。
画家が絵具をのせて混ぜ合わせる道具であるパレットは、普段わたしたちが目にする機会が少ないものです。
しかし、パレットにのせられた絵具のおき方や量、色のならべ方は、画家の個性や色彩感覚をはっきりと表しております。
本展は、ピカソやマティスなど、海外の画家から、梅原龍三郎(うめはらりゅうざぶろう)や林武(はやしたけし)など、国内の有名な画家まで、笠間日動美術館所蔵のパレットコレクションと絵画作品を中心に展示するもので、今回ご紹介する作品の中には、画家本人に直接絵を描いてもらったパレットなど、画家の個性が詰まった大変めずらしいものが集められております。
また、当館独自の企画として、5月6日まで追悼展を開催しておりました、当市の名誉市民で日本を代表する洋画家、佐野ぬいさんのパレットも展示いたします。
さらに今回、当市出身の現代美術家、奈良美智さんのパレットも、特別に出品されることが決まりました。
奈良美智さんは先日、アメリカの雑誌「タイム」において、「世界で最も影響力がある100人」の1人として選出されており、改めて世界が注目するなかでの特別出品を、非常に喜ばしく思います。
7月13日 日曜日までの会期中は、休館日なしで開催いたします。
ピカソをはじめとした、巨匠たちのパレットを通して、世界に知られるいくつもの名画の誕生の秘密を、ぜひ多くの皆様にご鑑賞いただきたいと思っております。
先日まで弘前さくらまつりが開かれていました、正式名称は鷹揚園で、通称「弘前公園」のことなんですが、3月の市議会定例会一般質問の方で、「弘前城公園」に改称することも検討されていると明らかにされましたが、改めてですね、検討に至った経緯とその思いと、市民の意見も聞いていくというようなお考えがあったかと思うんですが、改称に向けた検討の進め方とか、スケジュール感を伺いたいと思います。
鷹揚園の通称についてであります。
弘前公園の正式名称は鷹揚園でありますが、この鷹揚園の通称「弘前公園」を「弘前城公園」に改めることにつきましては、令和7年第1回弘前市議会定例会の一般質問において、市民の皆様のご意見などを参考にし、機運の高まりを見ながら前向きに検討していく旨、申し上げたところであります。
弘前公園では、当市の四季を通じて開催している四大まつりのうち、春の「弘前さくらまつり」、秋の「弘前城菊と紅葉まつり」、冬の「弘前城雪燈籠まつり」の3つのまつりを開催しており、このうち、秋と冬のまつりの名称には、「弘前城」が入っております。また、さくらまつりに関しても、大正7年に第1回観桜会として開催され、昭和36年には、現在の「弘前さくらまつり」に改称しておりますが、昭和20年代から平成の中頃までのほとんどのポスターには、まつりの名称とは別に、「桜の弘前城」と大きくタイトルがつけられておりました。
このように、弘前城を舞台としたまつりとして開催していることを発信してきたことで、国内外からの観光客に対して、弘前市に弘前城があるという認知度の向上につながってきたものと思っております。
一方で、近年、国内はもとよりインバウンドの観光客が特に増え、桜の咲いている季節に限らず一年を通して観光に訪れている状況にあり、弘前城が弘前公園にあると認識できていない観光客もいるものと思われることから、これを認識してもらえるよう通称を変更することは、市の観光にとって大きなメリットがあると考えております。
今年度の取組といたしましては、弘前さくらまつり会場においてアンケート調査を実施し、市内外の方々から意見を集めているところであります。このほか、市民の機運の醸成を図る取組などにつきましても現在検討しているところであります。
今後は、市民の皆様にご理解をいただき、この通称を変更することとなった際には、これまで以上に多くの方に弘前城は弘前公園にあると認識していただけるよう、市が国内外に情報を発信する場合に使用してまいりたいと考えておりますが、弘前公園という通称に強い思いのある方には決して強制するものではないと考えております。
また、通称の変更時期は、平成27年に石垣修理のため曳家された弘前城天守が、約10年間に及ぶ修理工事を終えて、令和8年度に元の場所に戻る記念すべきタイミングを考えておりますので、今年度中に通称変更の方針をまとめてお示ししてまいりたいと考えております。
弘前さくらまつりの人出についてですが、会期20日間で231万人という数字が出ました。主催4団体での総括は今後ということですが、市長として、この数字についてはどのように捉えられているかを伺いたいです。
今年の弘前さくらまつりの人出でありますが、推計で231万人ということになりました。
コロナ禍の人出算出の時は別ですが、過去10年間の準まつり体制も含めて、この推計値、大体240万人ぐらいというところで推移しております。
そういった意味では、多くの市民や観光客の方に足を運んでいただけたものと思っております。
天候については、土日、祝日の4月26日、27日、29日に雨があったので雨の日が多かったという印象はあるものの、それ以外は、4月18日の開催記念セレモニーの日に雨が降った。それ以外はおおむね涼しい日が続いていましたが、天候の方は何とかもったという感じがあります。
そういった意味では、ソメイヨシノも大分見頃が長く続きましたので、多くの方々に桜を楽しんでいただけたものと思っています。
弘前市としては、日本一を自負しているこの桜ですので、それを楽しんでいただけたのであれば幸いだなと感じています。
さくらまつり全体について後半、去年もそうでしたけども、落ち込みがなかった認識を示されていたと思います。
今年のソメイヨシノが散った後の、その辺の分析はどのように考えていらっしゃるでしょうか。
私も園内何回か回らせていただきましたが、ソメイヨシノが散って花吹雪、花筏が過ぎたあたりから、八重紅枝垂をはじめとした弘前七桜が次々と満開を迎えていっています。
園内のお客様が、ソメイヨシノが終わったという過去のイメージからいくと、かなりの人が出ていたという感じがします。
特に、5月5日最終日にあれだけの人が出ていたというのは、私もあまり見たことがなかったですが、出店の方々からも最終日すごかったと。
というのは、八重桜の東錦が満開を迎えて、弘前雪明かりも満開で、関山がちょうど見頃を迎えようとしているという状況で、この弘前七桜も大分定着してきたのかなというふうな気がしております。
そういう意味では、去年同様、後半の落ち込みはなかったと。
そういった意味では、宿泊施設の方からも、ゴールデンウィーク5月に入ってからも落ち込みはないというか、逆に去年に比べて伸びていると、口頭ですけれども報告は伺っておりました。
それで、七桜が定着しているところで、関山見ごろ直前だったということで、今年の暦からいっても7日まで延長とか、そのへんはどうなんですか。
当初の会期は13日間という設定をしておりまして、今回は、早咲きを見込んで18日間、さらに開花予想が早まったことで2日早めて20日間の開催となりました。
様々な関係者の方々がまつり期間対応されておりますので、そういう方々のご意見を伺いながら、今後については考えていきたいと思います。
この人出の集計方法、どういった方法で算出しているかというのと、昨年から比べると14万人ほど減っているということなんですけれども、この数値についてどう受け止めているかお願いいたします。
さくらまつりの人出については、有料区域の入園者数に対して係数をかけているんですが、その日その日によって、天気によって違いが出ますので、これまでは、4時ぐらいまでの有料区域の入園者数に対して、天気がよければこのぐらいの係数、雨が降っているとこのぐらいの係数というような、あくまでも推計値として出してきております。
実数を実際にはかるとすると、相当な予算をかけないとはかれないと。そこまでして、実数を把握する必要性を考えた場合に、市の予算からいった時には、受け入れ環境の整備とか桜が見事に咲いている、そういう栽培管理に回すとか、あるいはライトアップ等のいろんな魅力を付け加える方に予算を配分しているというふうにしておりまして、推計値については、過去とそれほど変わらない状況で推計しております。
それと昨年より14万人少なかったというのは、今年の会期は20日間であります。昨年は24日間になります。
先ほどの話じゃないですけど、5月7日、5月8日、あるいはその前に桜が咲いていれば、まつりを前倒して行うということになると、その部分の花見客の数をカウントしますので、日数が多かった分、昨年は多いのかなと思います。
どこから来ましたかボードですけれども、国内と海外それぞれトップ3が分かれば教えていただきたいのと、ボードからどういう傾向があるのか分析されているのでしょうか。あと、シールは全体で何枚貼られているのでしょうか。
ブースの方にあったボードということですが、さくらまつり期間中ずっと置いていたということになりますけども、シールの貼っている枚数でいくと、約1万3000枚貼られています。昨年が約1万2000枚なので、1000枚ほど多い感じになっています。
統計的に見てどういう状況なのかというところに関しましては、国内は北東北、関東、首都圏部分が多い。札幌、愛知、大阪の方も多い感じになっています。
国外に関しては、台湾が最も多いように見受けられます。香港等も多い感じ。また、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア、オーストラリアも多いというところになっております。珍しいところだと、ニューカレドニアやトルコからも来ているとブースで伺っております。
昨年と比べてやっぱり外国人観光客が多かったというイメージがございます。
日本人だけでなく外国人の方も、このボードを見て楽しかったというご意見もいただいているところになります。
ちなみに国内は47都道府県全部に貼られているでしょうか。
一応、シールを確認した上では全部貼られているような状況になっております。
代表質問の方で今回のさくらまつりの中でアンケート調査を実施されたということですが、詳細をご案内いただければ助かります。
このアンケートっていうのは、事前の予備的なものでありまして、アンケートでお尋ねしたものは4つあります。
1つ目が、お住まいはどちらですか。
2つ目が弘前公園に弘前城があることを知っていたかどうか。知っていた場合はどのようにして知ったか。
3つ目として、弘前城は天守、本丸、弘前公園全体のうちどれか。
通称変更することについてはどう思うか、この4つを伺っております。
アンケートについては、さくらまつり期間中、弘前城情報館と緑の相談所2カ所において、合計で1000名の方を対象に実施しておりまして、現在その結果については集計中ということになります。
弘前公園の改称の件ですけども、先ほど市長から、まつりの期間中に実施したアンケートについて、予備的なものだというご説明をされたんですけども、予備的なものということは、今後本格的にアンケートをとるご予定があるのかをお尋ねしたいのと、予備的なアンケートの結果の公表はいつ頃考えてらっしゃるんでしょうか。
本格的なアンケートという意味での予備的ではないです。
今回、名称を変更する内容の前段階として、こういうことは知っていますかということをお尋ねしたという意味で予備的という言葉を使わせてもらっていますので、本格的なアンケートをするということではないです。
それと、この公表はまとまり次第、公表したいと思っています。
先ほどのご説明で、質問項目の中に弘前公園はどこの範囲でいうんだっていうようなことを聞いたとおっしゃっていましたけど、市外からうかがっている私からしてもかなりハードルの高い設問だと思うんですけど、これを聞いたねらいはどういうことですか。
弘前城がある公園、弘前公園というふうな言われ方をしていますけども、この弘前公園は、西濠、外濠を含め全体が弘前城跡となっているということを市民の方でもなかなかわからない方もいらっしゃったり、また弘前城を全国へ発信するにあたって、規模感といいますか、そういったものを認識していただけているのかどうか、また、こういったものをしっかりと発信することで、公園そのものの魅力、価値、そういったものも、これからさらにまた戦略的にいろいろ活用していく、そういったことを考えて、認識等を把握するために設問としたものでございます。
ちょっと補足すれば、弘前城というとお城というか天守というイメージをお持ちの方もいるのかなといったことも含めての設問でありますが、弘前城の特徴というのは、築城当時の形状がそのままほぼ残っているということは全国ではまずないと言ってもいいくらいであります。
大体、まちの中心部に広大な土地があると、濠は埋めて道路にしていく。あるいは、空地があると建物がどんどん建っていくといったところで、全国で見ても、築城当時はこのぐらいのエリアでしたっていう図面で見るしかないんですね。
弘前城の場合は、3重の濠含めて、ほぼ築城当時の形状が残っていると、これは、逆に知らない方々に知っていただくという意味を込めてこういうような設問をさせていただいているとご理解いただければと思います。
先の3月議会で市長が、機運の高まりを見ながら前向きに検討していくと表明されたということで、今回その定量的にアンケートをとられたんだと思うんですけれども、その市民の皆さん方の声としては、市長のところにどういった声がたくさん届いてらっしゃるんでしょうか。
私のところに届いている、これ集計しているとかそういうのはないですが、ほぼ好意的なご意見であります。
わかりやすくていいよな、弘前城公園だよなっていうようなことをおっしゃる方が多いです。多いというか、そういう方々のご意見しか私のところには今届いていないです。
3日の朝ですか、大きな地鳴りが津軽地方で聞かれたという話が、テレビはじめ、地元紙でも報道されておりました。
軍事とか地震とかっていうのは気象庁をはじめ、なかったということですけれども、原因としてはいろいろ考えられると思うんですが、遠方の地震が地鳴りとして響く可能性もあるし、なんかいろいろ見てみますと、地下水が移動することでそういう音が聞こえる可能性がある。それから、航空機が音速を超えて飛んだときに衝撃波が発生することがある、いわゆるソニックブームというやつですか。それから、隕石、火球の落下、そういったものもあると。
原因っていうことは何なのかよくわからないんですけれども、そういうことに関して市民から問い合わせのようなものがきているかどうかをお尋ねします。
それから、市民の不安とか安全とかに対して市が、市長が答える必要があると思うんですけれども、そういうことも含めて市長の見解をお聞きできればと思います。
問い合わせについては、担当の方にきていれば、担当の方から話をさせます。
市としても市民の不安というのは解消しなければいけないと思っていますが、原因が何かがよくわからない状態だと、今様々な専門家の方々に検討していただいていると思います。
その原因がわかれば、市民の方々も、そういうことでこういうことがあったのかなとなりますので、それがないままで私からただやみくもに、大丈夫だと言うこともできませんので、様々な方面の方々に、早期な究明をしていただきたいと思っています。
市長ご自身はお聞きになりましたか。
申し訳ないですが、私その音を聞いていないんですよ。
外っていうか、自宅から出て別なところで活動していたんですが、その時には聞こえていない。建物の中にいたというのもあるんですけれども聞こえていなくて、そのときに結構な人数が集まっていましたけども話題にはなっていなかったと。
後から、そういうことだっていうのでネット上での情報だというので知らされて、そこからいろいろと聞いているところです。
私もちょうどいなかったもんですから、実物は聞いていないんですけれども、どんなものかっていうのは、確かテレビさんが流しておりました。
こちらの方でも地鳴りと思われる音ということでは市民等からもいろいろお話は寄せていただいているんですけれども、こちらで公式的に、そういった現象というのは確認しておりません。気象庁の方にも確認しましたけれども、公式的にそういったものの情報はないということで出しておりません。
水道料金、今日の検針分からお知らせがいくような話を聞いていたんですけども、実際に市民の皆さんが多分目にするのは、今日あたりからそろそろポツポツと来ると思うんですけども、改めて市長の方から、そういう値上がり、値上げについて、市民の方にどういう理解を求めていくか、現在、おそらく、今日の段階でまだ来ないかもしれないんですが、市の方にどういう意見が届いているかを伺いたいと思います。
水道料金の値上げというのは、全国的にこのインフラ整備についてはお金がかかっていくという中で、弘前市の水道、下水道、この敷設で水道の総延長で1000キロ以上、下水道でも800キロ程度という中で、先般の、埼玉県八潮市の下水道の事故、それから、京都市でも上水道の方の事故がありましたが、やっぱり更新していかなければいけない時期になってきております。
その中で水道事業というのは独立採算制で、水道事業の中で行っていくということになっておりますので、これをどのようにして市民の方々に安心安全な水を安定的に届けていくかといったこと、これはやっぱり行政の責務だと思っています。
この水については、直接命に関わると。安心な水でなければというのはありますので、これは行政がしっかり責任を持って取り組んでいくと。
そういった意味では浄水場が老朽化をして、今回、新しく建設している、これ総事業費で170億円程度になっています。
これを、維持管理していかなければいけないということですので、市としては、何とか市民の皆様にはご理解をいただきたいと考えているところであります。
浄水場については令和8年の7月ごろに、新しい浄水場が利用できるよう、供用できるようにしてまいりますが、そういった中でも、新しい浄水場の利点として、今まで天日乾燥で行っていたのを、機械脱水方式にしたりとかですね、紫外線処理設備を導入したりとか、地震に強い施設にしたりとかですね、浸水対策を講じた施設であって、停電した場合でも3日以上運転が継続できるというような新しい施設になっております。
そのためには、やはり、料金というのは値上げせざるをえない状態になっていると。
ただ、市民の皆様には、激変ではなく3段階に分けて料金を値上げさせていただきたいというので、これまでもご説明してまいりました。
この段階的にいくことで、いくらかでもご理解していただきたいんですが、2回目、3回目の時もしっかりと審議会に諮って、適正かどうかという判断をしてもらいたいと思っています。
かなり物価高という状況で、ちょっとタイミング的に厳しい状況ではあるんですけど、市長としてですね、その辺の方まで激変緩和とも今おっしゃいましたけれども、またその水道料金に関して、例えば軽減措置とかする可能性はあるのかどうかも含めてちょっと言っていただければと思います。
どのような形で導入をしていって、軽減措置とかについても、何かしら考えられることがあれば軽減措置も対応しなければいけないと思っています。
以前に、1年前2年前かな、水道料金の基本料金分について生活者支援という視点、経済対策という視点で軽減させていただいたことがありましたが、あれは国の交付金を活用させていただいて実施をしています。
弘前市だけが水道施設、下水道施設が老朽化して新しくしていくということではなくて、全国の自治体全てがそういう状況になっておりますので、たまたま弘前が少し先を走っているというところかと思います。
これを維持していかなければいけない自治体がたくさんある中での判断ということも市民の皆様に理解していただくと、なるべくその生活の中で、物価高騰、様々な影響がある中での今回の導入ということですが、計画的に、この点を取り組んでまいりますのでご理解いただければと思います。
来週の5月12日には、全国のインフラメンテナンス市区町村長会議というのがあります。その中では、ある自治体は、当初43%ぐらい値上げしなければ維持できないと市長さんもお話されていたんですが、そこの自治体は、結果的には30何%だということで伺っています。そうしないと維持できないと。
でもこれは一部の自治体ではなくて、全ての自治体がそうなっていくということでありますので、やはり安定して安心できる安全な水を供給していくということに、何とかご理解いただければということで、丁寧に市民の皆様にはこれからも説明していきたいと思っています。
国や県に対する財政措置というのも、ある程度そういう場でも求めていきたいという思いはありますでしょうか。
私個人的にはそう思っているので、今回のインフラメンテナンス市区町村長会議、これ基礎自治体の集まりですので、基礎自治体として同じ状況を抱えている自治体の首長が集まっての会議ですので、その中で様々な意見が出るかというふうに思っています。
弘南鉄道について、4月10日の夜にですね、弘南線の方ですけどもドアが開いたまま走行するというインシデントがありまして、会社の方では運輸局に通告の上、原因も調べているという段階。最近になって脱線事故もありまして、沿線自治体への首長として、その辺、今回の事故をどういうどのように受けとめているのか。またその弘南鉄道に対するアプローチがあるのか伺いたいと思います。
弘南線でのドアの開いた事案がありました。
これは、鉄道に対する信頼感という意味では非常に問題であると思っておりますので、鉄道会社の方には、安全第一ということを常に置いて対応していただきたいと思っております。
この辺については担当課から会社の方に話をしておりますので、その部分での対応ということになります。
会社の方にはそういう対応というか、改善を求めていくっていうことでよろしいでしょうか。
会社の方には常に安全第一という意識を持ってもらって、安全運行に努めてもらいたいというふうに考えています。
消費税のことなんですけれど、現在、各国政政党の方で消費税を減税するかどうかという議論がかなりされていると思います。
見る限り自民党さんは、消費税というのは社会保障費のために重要な財源だということで、現状その引き下げを考えていないようですけれども、ただ与党のコメントを含め、大分減税に前向きな政党もあるように聞いています。
消費税の減税に向けて、もし市長のご見解ありましたらよろしくお願いします。
減税という話ですが、消費税については、社会保障費の財源として消費税を導入してるということに鑑みれば、社会保障費についてはどういう財源を充てるのかといったことを同時に解決した提案でないといけないかと思っています。
そこは、国、各政党で主張している部分がありますので、しっかりとこれに消費税に代わる財源、社会保障費、これに充てる財源をどうしていくのかといったことを合わせて議論していただきたいと思っています。
多分、弘前市さんも県の方から地方消費税の中から、確か交付金だったか譲与という形かわかんないんですけど、多分来てると思うんですけれども、消費税減税に対するその地方税への、特に市への影響というか、地方への影響ってのはどういうふうにお考えでしょうか。
地方への影響ですね、この社会保障費含めて市に対する交付金等も減額されるということはあってはならないことだと思っていますので、そこは、国においての議論、これをしっかりとやっていただきたいと思います。