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ステンドグラス「青の時間」

 2014年11月22日、弘前市民会館開館50周年を記念して、管理棟ロビー吹抜け北側窓にステンドグラス「青の時間」が設置されました。

 原画は、弘前市出身で日本を代表する洋画家・佐野ぬい氏が特別に描き下ろし、制作監修から直接ガラスへの絵付けまで行っております。

 津軽弘前の、ふるさとへの想いが込められた「佐野ブルー」の光り輝く芸術作品がここに誕生しました。

ステンドグラスデータ
項目 内容等
原画作家 佐野ぬい
題名 青の時間
寸法 縦3.5メートル、横6.0メートル(ガラス厚3~5mm)
設置場所 管理棟ロビー吹抜け 北側窓20枚
制作者 (株)エヌケービー クレアーレ熱海ゆがわら工房

佐野ぬいと弘前市

・1932年弘前市生まれ。洋画家、女子美術大学名誉教授

・青を基調とする作品を多く発表。「佐野ブルー」、「青の画家」と称される。

・第16代女子美術大学学長を歴任(2007~2011年)。日本美術家連盟・常任理事にも就いている(2004~2007年)。

・瑞宝中綬章(2012年)、紺綬褒章を2回(1986、2011年)、女流画家協会展日航賞(1969年)、女流画家協会展H婦人賞、損保ジャパン東郷青児美術館大賞(2003年)など数多くの賞を受賞。

・2010年には、京成成田空港線(成田スカイアクセス)成田空港駅にステンドグラス作品「動く青い世界地図」(縦3.0メートル、横6.0メートル)を制作。国内外の人々を楽しませている。

・2014年11月22日、弘前市民会館・管理棟ロビーにステンドグラス作品「青の時間」(縦3.5メートル、横6.0メートル)を制作。四季折々の光の移り変わりによって様々な表情を見せ、自然光の下で鑑賞できるものとしては、佐野氏による作品のなかで唯一のものである。

弘前市民会館へのステンドグラス設置

 弘前市民会館は、昭和39年の開館以来、当市の芸術・文化の殿堂として、永く市民に親しまれてきましたが、開館から50年が経過し、老朽化がみられたことから2013年1月より大規模な改修工事がなされ、2014年1月5日にリニューアルオープンしました。

 この開館50周年を記念し、これからの当市の芸術・文化振興のため、佐野氏は新たに原画を描き下ろし、ステンドグラスの制作に入りました。本作品は、制作監修から直接ガラスへの絵付けまで行った、ふるさと弘前への想いが大変込められた作品です。

 また、弘前市民会館を設計した日本の近代建築の巨匠・前川國男氏も青色を特に好み、ステンドグラスが設置されたロビー天井にも、独特の青色が使われております。いわゆる「成層圏ブルー」と呼ばれる前川氏の青に、「佐野ブルー」がおりなす色彩と光のハーモニーによって、この空間を流れる青く美しい時の経過を演出しております。

ステンドグラス「青の時間」の原画

ステンドグラスの原画を描きながら、私は、

津軽弘前のさわやかで清々しい雪どけの空を思い出していました。

自然光が差し込むステンドグラスのある場所は、

さまざまな青を基本色としています。暖色系の明るい面積もあります。

動く青い時間を楽しく、美しく眺めることが出来たら素晴らしいです。

 

2014年 佐野 ぬい

ステンドグラスの詳細

・ヨーロッパ中世からの伝統的な製法で、現在も一枚一枚手作りされているドイツ製「アンティークグラス」を使用。作品全体は約1,000枚のガラスピースから成っています。

・佐野氏の独特な色彩や構成を表現するために、ガラスに描いて焼き付ける「絵付け」などの特殊加工も施しています。この「絵付け」には、鉄や銅などの金属とガラスの粉末から出来ている「グリザイユ」と呼ばれるステンドグラス専用の顔料を使用。絵付けされたガラスは専用の窯で焼き付けられました。

・2014年5月に原画が完成。その原画を元に、原寸大制作用型紙の作成→ガラス選び→ガラスカット→仮組み・検査→仕上げ・最終検査→取付工事を経て、2014年11月22日に完成除幕式がとり行われ、市民にお披露目されました。

・(株)エヌケービー・クレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市)で、5人のステンドグラス・マイスターが約5か月かけて制作しました。

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