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令和5年7月18日 定例記者会見

(会見者: 櫻田 宏 市長)

 

市長あいさつ

・弘前ねぷたまつりについて

・みんなで始める3つの項目について

・第2回「弘前城跡の史跡・文化財」見学修理体験会について

 

代表質問

1.弘前ねぷたまつりについて
2.県と市の連携について

 

自由質疑

1.みんなで始める3つの項目について
2.㈱佐藤長の民事再生手続きについて
3.弘前総合医療センターについて
4.県の副知事、教育長人事について
5.イトーヨーカドー弘前店について

 

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(83KB)このリンクは別ウィンドウで開きます
2.みんなで始める3つの項目PDFファイル(596KB)このリンクは別ウィンドウで開きます
3.第2回「弘前城跡の史跡・文化財」見学修理体験会PDFファイル(3854KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

市長あいさつ

はじめに、弘前ねぷたまつりについてであります。

いよいよ津軽の夏の夜を彩る弘前ねぷたまつりが近づいてまいりました。

「弘前ねぷたまつり運営委員会」においては、ねぷたの安全な運行を最優先に準備を進めており、各ねぷた団体におきましても、ねぷたの制作が着々と進んでいると思っております。

今月2日には、弘前の夏の訪れを告げる恒例の養生幼稚園のねぷた運行が行われました。また、明日19日には、夏の風物詩である弘前高校の「弘高ねぷた」が創立140年記念運行として行われるなど、まつり本番へ向け、ムードが高まっていると思っております。

今年のねぷたまつりは、8月1日から7日まで開催し、合同運行に参加するねぷた団体は63団体、大太鼓が1団体、合わせて64団体となっております。

土手町や駅前を練り歩く合同運行のほか、1日と2日には4年ぶりに審査が復活します。そして、ねぷたまつり最終日の7日には、フィナーレを飾る「なぬかびおくり」をこれも4年ぶりに実施いたします。

まつりを盛り上げるため、7月1日からは弘南鉄道大鰐線での金魚ねぷた列車の運行、7月3日から8月15日までは、JR弘前駅の隣で、ねぷた制作とお囃子の演奏も行う「駅前ねぷた特別展示」を行っております。7月21日から8月31日まで土手町や土淵川沿い、吉野町の弘前れんが倉庫美術館の前の緑地においても金魚ねぷたを装飾する「城下の美風」も継続して行っております。

ねぷた運行には、当市と友好都市交流40周年を迎える北海道斜里町から新たに町長になられた山内町長様をはじめ斜里町民号でお越しになる皆様、同じく友好都市である群馬県太田市からは11年ぶりに清水市長様もお越しになります。また、先月、ねぷたで観光プロモーションを行った愛媛県今治市から徳永市長もお越しになり、一緒にまつりを盛り上げていただくこととなっております。

市民の皆様をはじめ、多くの皆様に、弘前ねぷたまつりをお楽しみいただければと思っております。

 

次に、みんなで始める3つの項目についてであります。

市では、健康都市弘前の実現に向け、市総合計画後期基本計画において、「ひとの健康」、「まちの健康」、「みらいの健康」をリーディングプロジェクトとして位置づけ、さまざまなプロジェクトの内容、取組を推進しているところであります。

今回はこの中の、「ひとの健康」について、これを推進するため、市民の皆様に、まずは日常生活の中で気軽にできることから取り組みを始めていただきたいと考え、運動・食事・健診の側面から、みんなで取り組みたい3つの項目をご紹介いたします。

まず1つ目は、「あと10分、今より多く体を動かそう」であります。

身体活動量が多い人や運動をよく行っている人は、循環器疾患やがんなどによる罹患率や死亡率が低く、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果があるとされております。ご自身に合った適度な運動を日常生活に取り入れていただき、今より10分多く体を動かすことを始めていきましょう。

続いて2つ目は、「あと50グラム、べジファーストで野菜を食べよう」です。

青森県民の野菜の平均摂取量はおよそ300グラムとなっており、国が推奨する1日の野菜摂取目標量350グラムに対し、約50グラム不足しております。野菜に含まれる食物繊維は、血糖値の上昇を抑える効果がありますので、食事の際は、まず野菜から食べるように心がけるとともに、あと50グラム多く、野菜を食べるよう心がけましょう。なお、市役所市民防災館4階の食堂前やヒロロ3階健康広場のほか、中三及びイトーヨーカドーの地下フロアには、推定野菜摂取量を手軽に測定できる「ベジチェック」を設置しておりますので、ぜひ、お立ち寄りいただき、ご活用くださればと思います。

そして最後の3つ目は、「年1回、健診(検診)を受けよう」です。

健康診査やがん検診を定期的に受けることで、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や、がんなどを早期発見することができます。年1回は、健康診査やがん検診を受け、ご自身の健康に関心を持っていただきたいと思います。

市民の皆様におかれましては、ご自身やご家族の健康のため、ぜひこの3つの項目を普段の生活に取り入れていただき、みんなで「健康都市弘前の実現」を目指していきたいと考えております。

 

最後に、第2回「弘前城跡の史跡・文化財」見学修理体験会についてであります。

8月5日と6日の2日間、弘前公園において「弘前城跡の史跡・文化財」見学修理体験会を昨年に引き続き開催いたします。

現在、弘前城跡本丸東面において、約100年ぶりとなる石垣修理を行っております。この工事は石垣の膨らみにより崩落の恐れがあることから、天守を曳家で移動したうえで2千185個の石を解体して元々の形に積み直すというもので、崩れる前の石垣をこの規模で修理するというのは全国的にもごくわずかの事例しかないと伺っております。

現在の進捗は、積み直し範囲の北側半分の石垣が最上段となる天端石まで積み上がり、解体前の姿が見られるようになりました。

今回は、この石垣工事を見学するのに加えて、石垣の大きな石と石の間に参加者自らが石を打ち込める「間詰石打込体験」を初めて実施いたします。このほか、石垣の石を切り分ける作業を実際の石を使って行う「石割体験」や、気軽に参加できて好評の「裏込め石へのメッセージ記入」、さらに、昨年末に保存修理が完了した「二の丸南門の2階物見の内部見学」も予定しております。

会場となる史跡弘前城跡、いわゆる弘前公園は、藩政時代の形状がほぼそのまま残っており、天守や門、櫓などの建造物が9棟現存するなど、歴史的価値が非常に高い場所で、桜の時期以外にも全国のお城ファンや海外の方もたくさん訪れていただいております。

今回の史跡・文化財見学修理体験会は、市が誇る貴重な財産を、市民の皆様をはじめ、多くの方々に認識していただく、そういう絶好の機会でありますので、是非ご参加いただきたいと思います。

代表質問

1.弘前ねぷたまつりについて

Q.記者

8月1日から「弘前ねぷたまつり」が開催されます。

今年は飲食の解禁や「なぬかびおくり」、審査もあります。コロナ禍前のまつり体制に戻す方針ということで、市民やまつり関係者からは喜びの声も聞かれます。

コロナ禍前のまつり体制に戻すことができることについて市長の所感をお願いいたします。

一方で、新型コロナウイルスが増加傾向にありますがまつりに際して感染対策の注意喚起などあればお願いいたします。

 

A.市長

今年の弘前ねぷたまつりは、従来のまつりの形態に戻しての開催となり、多くの市民、観光客の皆様に、昨年以上に、「津軽の熱いまつり」を楽しんでいただけるものと思っております。

また、ねぷたまつり開催中には青森港に大型クルーズ船が寄港する予定となっており、国内はもとより、海外からも多くの旅行客が当市にお越しいただけるものと考えております。多くの観光客にお越しいただいて観光消費額の増加が見込まれるのではないかと期待しているところであります。

一方、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が、全国的に増加傾向となっております。

政府においては、個人の選択や自主的な取組を尊重しながらも、感染から自身を守るための基本的な感染対策として、密集・密接な場面においてはマスクの着用が効果的であることを推奨しておりますので、ねぷたまつりの開催に当たりましても、基本的な感染対策であるマスクの着用について、まつりのチラシや看板、まつりのホームページへの掲載、さらには、テレビ、ラジオなどを活用して広く周知する、そのことにより、すべての方に安心して弘前ねぷたまつりをお楽しみいただけるものと思っております。

 

2.県と市の連携について

Q.記者

宮下新知事が就任し、新しい県政運営が始まりました。知事と市町村長が迅速に意思の疎通を図るための「ホットライン」を設置したいという考えが知事にはあるようですが、市長としては県と市の連携についてどのように行うのが適切とお考えでしょうか。

 

A.市長

県とはこれまでも緊密に連携しており、分かりやすい例としては、当市で初めて新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した際、あるいは昨年1月のまん延防止等重点措置の適用の際には、知事、副知事と直接お話しし、県からの支援をいただき、危機的状況であった当市の経済を下支えできた例がございます。弘前保健所の業務がひっ迫した際には、こちらから申し入れて人員を派遣した例もございます。

県と市町村は、知事や首長が誰であっても、連携して住民福祉の向上に努めることは当然のことだと思います。

知事から新たな情報伝達手段を活用したいというお話があったことにつきましては、災害などの緊急時や大きな方向性の議論に大変有効だと考えておりますので、県内部でどのような方法で行われるのかが整理されれば当市としてもしっかりと対応したいと思っております。

いずれにしても市民のため、県民全体のため、このように県と市町村の関係は大変重要でありますのでしっかりと取り組んでいきたいと思っております。

 

自由質疑

1.みんなで始める3つの項目について

Q.記者

みんなで始める3つの項目を発表されましたが、今のタイミングでピックアップした狙いを教えていただきたいのと、市民への呼びかけなど、どうしていくのか詳しく教えてください。

 

A.市長

自分自身の経験を踏まえてですけれども、野菜の摂取量というのは岩木健康増進プロジェクト健診で組み込まれている健診項目の一つであります。私も視察の際に、ベジチェックを受けて、野菜の摂取量をチェックしていただきました。当初5.6くらいで、7.0が標準というところですけれども、津軽の人たちの平均よりは高いけれども、もっと野菜摂取したほうがいいよというアドバイスをいただいて、3食食べるときの最初に野菜を食べるということを心掛けることと、どうしても野菜が不足しがちですので野菜ジュースを一日一パック飲むということを毎日続けてきたところ、翌年の岩木健康増進プロジェクト視察で6.0くらいまであがりまして、同じことを繰り返して、翌々年は6.3、その翌年は6.7、昨年は7.0になっております。

日々の積み重ねが、このように変わっていくということを自分自身で体感しておりますので、ぜひ多くの市民の皆様に、日頃ちょっとしたところに気を使っていただければ、野菜の摂取量も増えるし、健康な体になっていくのではないか、それが3つの健康のうちの「ひとの健康」につながっていくと思っておりまして今回、このタイミングですが、できることから始めたいということで、提案させていただいております。

 

2.㈱佐藤長の民事再生手続きについて

Q.記者

弘前市に本店があるさとちょうが民事再生手続きの開始ということで、弘前市内中心に、弘前市だけではなくむつなどにもあって、主に津軽の生活を支えているスーパーでもあるのですけれども、そちらの再生手続きということで受け止めや懸念ということ、あと市として今後どんなことができるのか、どういうことを考えていらっしゃるのかお聞かせください。

 

A.市長

市内のスーパーで多くの市民の方々がご利用いただいているさとうちょうさんが民事再生の手続きに入ったという報道がありました。市といたしましては、市民生活に影響がでないということが一番であります。民事再生で現在、事業運営を継続していただける形をさまざま検討しているということですので、ぜひ市民生活に影響が出ないように、その辺は実現するように願っています。市といたしましても、その後に発生する可能性があるものとして、社員の方の雇用の問題等については、弘前商工会議所等も含めてしっかりと対応していきたいと、そのための事前の調整もしていきたいと思っております。

 

3.弘前総合医療センターについて

Q.記者

弘前総合医療センターの駐車場の整備も含めて内部の体制も整ってきておりますけれども、そういった中で6月29日に運営委員会も開かれております。出席された市長はセンターの現状についてどういうお気持ちでしょうか、また会議に出席された所感をお聞かせください。

 

A.市長

先般開催されました弘前総合医療センター運営委員会では、医療センターから、令和4年度の経営・運営状況や救急医療の状況、さらには地域医療との連携や医療職員等の確保及び育成状況などについて、説明を受け、その後活発な意見交換が行われたところであり、大変有意義な会議であったと思っております。

特に救急医療につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大する中、救急患者の積極的な受け入れを行っていただいて、二次救急輪番体制の主軸としての重要な役割を担っていただいたことに対し、私から、感謝の意を申し上げたところであります。

会議では、来年度、入院患者に係る看護体制を現行の「患者10人に対し看護師1人の配置」から、「患者7人に対し看護師1人の配置」にすることを決定したとの報告があり、医療スタッフの負担軽減とともに、患者さんがこれまで以上に手厚い看護を受けられるようになり、より質の高い医療を受けられる環境が整ったと思っております。

また、当初から予定していた駐車場の整備も若干遅れておりましたが、駐車場等の外構工事も6月3日に完了し、地域住民が安心して来院できる環境となりました。

今後、弘前総合医療センターは、他医療機関と連携を深めながら、地域医療を支える中核病院として、長期にわたり安心・安全で良質な医療提供にご尽力いただけるものと考えており、これからの病院運営に大いに期待しているところであります。

市といたしましても、これまで医療センターの整備・運営に関わってまいりましたが、今後も、地域医療を支え、住民の「いのち」を守るため、救急医療はもとより、健康行政や災害時の対応などでしっかりと連携し、ともに課題に取り組んでまいりたいと考えております。

 

4.県の副知事、教育長人事について

Q.記者

先ごろ県の副知事、教育長と人事が出ました。あともう一方就任された方がおりますけれども、新しい教育長風張さんにしてももう一方にしましても、教育分野にいくとどうしてもこれまで県南地方に軸足をおいた方々が選任されているということを鑑みまして、今後もう一人副知事の人事が待っておりますけれども、津軽の中心都市の市長としまして、今後の県の人事に対する要望なり、懸念されることがございましたら伺いたいと思います。

 

A.市長

教育行政つきましては非常に重要なものだと思っております。津軽地域のみならず青森県全体、全国もそのような形で少子化の中でどのように対応していくのかといった問題があるかと思います。新しい副知事、教育長にはそういった点をしっかりと検討していただけるものと思って期待をしております。さらに津軽地域のさまざまな状況については、各教育委員会、各首長含めていろいろな場で議論する機会がございますので、そちらでも話題にしながら、意見を届けていきたいと思います。

 

5.イトーヨーカドー弘前店について

Q.記者

イトーヨーカドーの五所川原店が撤退するというお話しがありました。弘前店もかなり長い歴史がある店舗でありますけれども、そちらについては撤退などの情報がこれまでにあったのでしょうか。

 

A.市長

これまではまったくございませんでした。

弘前市としてもイトーヨーカドーさんは全国でも売り上げが高いというので、昭和50年代だったと思いますが、それ以降全国でも売り上げが高い店舗であると聞いておりますので、津軽地域の方々のニーズの高いものと思っております。

今後も弘前で店舗を構えていただくよう期待をしております。

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