留学生インターンシップによる堀越城の取材記事をご紹介(2025.7.2)
弘前大学の留学生、ユ・ジュンスさん(韓国出身)による『堀越城』の取材記事をご紹介します。
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今回は、2025年6月27日に行われた史跡見学会に参加して、常磐野小学校の児童の皆さんと一緒に「堀越城」について学びました。
堀越城は、弘前藩初代藩主・津軽為信(ためのぶ)の最後の居城で、国の史跡に指定されている「津軽氏城跡」の一つです。二代藩主・津軽信枚(のぶひら)が高岡城(今の弘前城)へ居城を移すまでの約17年間、お城としての役割を果たしていました。
現在の堀越城跡の構造は、1594年に為信によって改修されつくられたものと考えられています。発掘調査によって、掘立柱建物跡や、石の基礎を使った建物跡が確認されており、当時の建築技術や人々の暮らしの様子を知ることができます。残された土塁や内堀の形、本丸御殿広間などの建物には、弘前城とは異なる魅力があります。
また、堀越城跡ガイダンス施設(旧石戸谷家住宅)では、堀越城跡から発掘された出土品が展示されており、児童の皆さんと一緒に、地域の歴史について学ぶことができました。
皆さんもぜひ堀越城跡を訪れて、津軽の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
