認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりすることでさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことを指します。
認知症にはいくつかの種類がありますが、主なものとして、「アルツハイマー型認知症」、「脳血管性認知症」、「レビー小体型認知症」、「前頭側頭型認知症」が挙げられます。これらの認知症は症状や治療法が異なるため、それぞれに合わせた適切な対応やケアが重要になります。
認知症は、早期発見や早期対応により、症状の進行を遅らせたり、緩和することが期待できます。
・認知症は発症の原因によって、早い段階で治療を始めることで回復が期待できます。また、(※)軽度認知障害(MCI)の時点で対処することで、認知症の発症を防げる可能性も高いことから、早期発見が何より重要ともいえます。
・認知症を早期発見するために、目安となるサインがいくつかあります。下の図を参考にしてみてください。
(※)軽度認知障害(MCI)とは、認知機能が健常とはいえないものの、認知症と診断されるほどの日常生活への影響がまだない状態であり、もの忘れと認知症の中間と捉えられています。