高照神社は、弘前藩主第4代津軽信政の廟所が営まれたことに始まります。正徳元(1711)年に廟所、翌2年には、本殿等が建立されました。
東西方向に一軸線上に社殿群と廟所が並ぶ独特な社殿構成であり、吉川神道の思想に基づく藩政時代の社殿構築としては、現存する全国唯一ものです。
平成18年には、社殿群の内、8棟2基が国の重要文化財に指定されています。
高照神社に所在する馬場跡は文政13(1830)年5月に完成しました。弘前市立博物館所蔵絵図によると、東西に80間(156m)、南北に8間(15.6m)の規模があったとされています。
高照神社の神馬は、馬場完成以前にも神事に用いられていましたが、馬場の完成により、「御神馬御牽入」等の神事が行われたとの記録が残っています。
当市では、市内に唯一現存する藩政時代の馬場跡として、市の史跡として指定を目指すとともに、整備を行い、地域の歴史・文化を学び、体感できる場として、公開・活用を図りたいと考えております。このため、現在、馬場跡の様相を把握するともに、整備に係る情報を得るため、現況測量及び試掘調査を実施しております。
現在、調査中の馬場跡の成果公開について、下記の通り実施いたしますので、是非ご参加の程よろしくお願いいたします。
1日 時 平成27年10月25日(日)午前11時30分~午後12時30分
2集合場所 高照神社境内(高岡字獅子沢128-91)
3その他 参加料は無料で、事前予約は不要です。現場内は、足元の悪い箇所がございますので、長靴等をご用意ください。小雨決行しますので、傘などをご用意ください。
〒036-1393 弘前市大字賀田1丁目1-1 岩木庁舎2階
弘前市教育委員会 文化財課
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