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平成30年9月28日 定例記者会見

(会見者: 櫻田 宏 市長)

 

市長あいさつ

代表質問

1.新中核病院整備に向けての意気込み
2.市長就任後間もなく半年を経過するが、振り返ってみた感想

 

自由質疑

1.市の機構改革について
2.旧弘前市立図書館について

 

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(117KB)
2.高岡の森の刀剣展PDFファイル(398KB)
3.高照神社馬場跡 神馬奉納・流鏑馬PDFファイル(2093KB)
4.弘前スポーツレクリエーション祭PDFファイル(287KB)
5.第16回弘前・白神アップルマラソンPDFファイル(622KB)
6.交通死亡事故ゼロ継続180日達成知事表彰についてPDFファイル(101KB)

7.津軽地域保健医療圏における新中核病院の整備及び運営に係る基本協定締結式PDFファイル(152KB)

 

市長あいさつ

はじめに、9月6日に発生した北海道胆振東部地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

この度の災害からの一日も早い復旧・復興を念願するものであります。

 

このたび、事務処理ミスが続きましたこと、また、教育委員会に所属する職員が起こした不祥事につきましては、市政に対する市民の信用を大きく失墜させるものであり、市民の皆様に改めてお詫びを申し上げます。

4月16日の市長就任日に部長級職員に対してこちらの市職員の宣誓書を改めて配布し、市民全体の奉仕者であることの自覚を強く促すとともに、職員に対する法令の遵守、公務員倫理の保持の徹底を指導してきたところでありますが、指導監督が不十分であったものと受け止めております。

このような事務処理ミス、不祥事を再び起こさないよう、職員一人一人が襟を正すとともに、地方公務員としての原点に立ち返り、全体の奉仕者であることを強く自覚させ、より一層の綱紀粛正を徹底し、職員一丸となり市民の信頼回復に万全を期してまいります。

 

本日、平成30年第3回市議会定例会が終了いたしました。

今定例会に提出いたしました重要案件につきまして、十分なご審議を賜り、全議案とも原案のとおり可決いただきました。

まず、新中核病院の整備及び運営に関する予算案が可決されたことにより、弘前市を含めた津軽地域の中核となる新病院の整備が動き出すこととなります。議会のご理解を得てようやくスタートラインに立つことができた思いであり、市民や地域の皆様が安心できる地域医療体制を一日も早く整備しなければならないと決意を新たにしたところであります。

また、家庭系ごみの指定袋制度につきましては、制度導入の中止に伴い、関係条例について所要の改正をいたしました。今後は市民の皆様とごみの減量化の目的や、役割について、共通の理解の下、互いに知恵を出し合いながらごみの減量化に向けた取り組みを加速させてまいりたいと考えております。

今後の市政運営につきましても、市民生活を第一に、市民の「くらし」を支え、市民の「いのち」を大切にし、次の時代を託す「ひと」を育てる、この3本の柱を基本方針として、全力で取り組んでまいります。

 

今年の4月1日に岩木山麓にオープンいたしました「高岡の森弘前藩歴史館」では、開館以来順調に入館者の数を伸ばし、7月20日には1万人目のお客様をお迎えすることができました。

歴史館では、明日9月29日から「高岡の森の刀剣展」と題し、国指定重要文化財の太刀2口を含む、日本刀をテーマとした展覧会を開催いたします。

数年前より、「刀剣女子」といった言葉が生まれるほどの刀剣ブームと言われており、日本刀を所蔵する博物館や美術館には若者を中心として多くの愛好家他が訪れていると聞いております。

弘前藩歴史館は、弘前藩4代藩主津軽信政を祀る高照神社に奉納された数多くの刀剣類を引き継ぎ、併せて市立博物館が所蔵していた刀剣類を収蔵するなど、質量共に県内トップクラスの刀剣類を所蔵しております。

初代藩主津軽為信が豊臣秀吉より拝領したとされる太刀銘「友成作」、津軽信政の太刀である「真守」を始め、多くの刀剣を展示いたします。

また、9月30日には、歴史館の建設に併せて整備した高照神社馬場跡において、イベントを開催いたします。

この馬場跡では、当時、神に馬を奉納する神事「神馬奉納」の儀式が行われていたと言われております。このことから、当時をイメージし、実際の馬を使った「神馬奉納」を馬場跡で行うほか、日本古来の伝統武芸の「流鏑馬」も同時に開催いたします。

高照神社馬場跡での初めてのイベントとなりますので、歴史館での「高岡の森の刀剣展」と併せて、多くの皆様のご来場をお待ちしております。

 

今年も、10月6日から8日の三日間にわたり、市内各体育施設において、「弘前スポーツレクリエーション祭」が開催されます。

子供から大人まで幅広い世代の方々が、様々なスポーツに親しむことができる絶好の機会であります。各スポーツイベント会場では、観戦して楽しむものや、実際に競技を体験できるものなど、様々な形式で競技に親しむことができるよう工夫しておりますので、ご家族・ご友人をお誘いのうえ、市内体育施設に足を運び、「スポーツの秋」を十分に満喫していただきたいと思います。

 

10月7日(日)、吉田香織さんと打越忠夫さんをゲストランナーに迎え、「第16回弘前・白神アップルマラソン」が開催されます。

今年は全国各地から、前年を155名上回る、6千623名の参加申し込みをいただきました。

今年の大会は、コースの一部を見直し、ハーフマラソンのゴールが西目屋村に変更となりました。また、昨年と同様に、コースの下見をお考えの方や、初めてアップルマラソンに参加する方を対象とした、アップルマラソンコースの下見を兼ねるミニ観光ツアーを企画しております。

大会当日は、参加ランナーの皆様には、沿道近くに実る赤や黄色のりんごの甘い香りに包まれながら気持ちよく走っていただきたいと思っております。

また、市民の皆様には、ランナーへのおもてなしや、沿道での熱いご声援をよろしくお願いいたします。

 

今年8月29日をもって、当市において交通死亡事故ゼロ継続180日の記録を達成したことを受けまして、8月30日付けで青森県知事から表彰されました。

これは、警察の取り組みは勿論のこと、市民の皆様のご協力と弘前市交通安全母の会連合会をはじめとする、関係団体・関係機関による啓発活動など、日頃から行われているたゆまない交通安全活動のたまものであると考えております。

交通事故のない安全で安心な社会の実現は、全ての市民の願いでありますので、今後とも地域や関係機関・団体との連携を密にし、ご協力を賜りながら、交通死亡事故ゼロ1年継続を目指して交通事故防止活動を推進してまいります。

 

代表質問

1.新中核病院整備に向けての意気込み

Q.記者

今日の議会最終日、中核病院の議案が可決されました。今後の整備に向けたコメントをお願いします。

 

A.市長

本日閉会いたしました平成30年第3回定例会において、新中核病院の整備及び運営等に係る関連議案について、議会の議決を得ることができました。

中核病院の整備につきましては、平成28年10月に青森県から、弘前市立病院と国立病院機構弘前病院の統合を提案されて以来、様々な議論をしてまいりましたが、運営主体や整備費の負担等を巡り、方向性が定まりませんでした。

今年4月に私が市長に就任して以降、青森県の提案を確認し、国立病院機構が主体となって中核病院の整備・運営を行う方針を固め、当市をはじめとした津軽圏域の住民の「いのち」を守りたいとの強い決意のもと、中核病院問題の早期解決を市政運営の最優先課題と位置づけ、改めて青森県の調整と弘前大学の協力のもと、国立病院機構との協議を再開し、これまで議論を重ねてまいりました。

協議当初から「1日も早い中核病院の整備を」という思いを関係4者とともに共有し、過去の協議において懸念内容となっていた、中核病院の開設後も市が運営に関わることのできる体制づくりや、市立病院の職員の処遇に関しても、きちんと配慮された内容となるよう協議を重ね、このたび中核病院の規模や診療機能の他、費用負担や市立病院職員の処遇など、整備及び運営に係る基本的事項について合意に至ることができました。

今回合意に至りました協議内容については、津軽圏域の市町村長に私から直接説明に伺っており、その席上「合意に至ったことを歓迎する、引き続き圏域医療の強化・充実に結びつくよう、弘前市がリーダーシップを発揮して取り組んでほしい」との声をいただいております。

わずか5か月ほどで合意することができたのは、関係4者をはじめ多くの関係者の方々とともに「1日も早い中核病院の整備を」との思いが共有できたこと、そして、津軽圏域の市町村のご理解も得られたことによるものであり、その結果、このように基本協定を締結するまでに協議を進めることができたものと考えております。

津軽圏域の住民の命を守り、将来にわたる安定的な医療体制の再構築に向け、新たなスタートラインに立つとの思いから、来る10月4日に、国立病院機構、青森県、弘前大学と基本協定書への調印を行う「新中核病院の整備及び運営に係る基本協定締結式」を開催いたします。

基本協定締結後は関係4者とともに速やかに整備事業に着手し、早期の新中核病院の開設を目指してまいります。

また、中核病院が整備されるまでの間につきましても、二次救急医療の輪番体制をはじめとする地域医療を維持しなければならないことから、弘前大学や国立病院機構弘前病院、青森県、そして津軽圏域の医療機関などと連携を密にし、ご協力をいただきながら、市立病院の診療体制の保持と地域医療体制の維持に努めてまいります。

 

2.市長就任後間もなく半年を経過するが、振り返ってみた感想

Q.記者

就任以来間もなく半年が経過しますが、振り返ってみていかがでしょうか。

 

A.市長

市長就任から5ヶ月が過ぎ、率直に、あっという間に月日が経過したと感じております。

振り返ると、私が市長に就任した頃、ちょうど100周年を迎えた弘前さくらまつりが開幕しようとしていた時期でした。見事に咲き誇る弘前公園の桜を見渡しながらまず感じたことは、直面している様々な課題に的確に対応しながら、この弘前市を将来にわたって継続して発展させ、市民が安心して生活できる市政運営を行うことが、市民の皆様の負託に応える私の責務であり、弘前市を愛する私の使命でもあると強く認識したことであります。

そして、私の選挙公約で政治理念でもある「市民生活を第一」に、市民の「くらし」を支え、市民の「いのち」を大切にし、次の時代を託す「ひと」を育てる、この三本の柱を基本として、たくさんの方々からのお力添えもいただきながら、全力で市政運営に臨んでまいりました。

中でも、中核病院整備の問題では、弘前市や周辺市町村の住民の皆様が安心できる地域医療体制を一日でも早く整備しなければならない、そして、この膠着した状況を何とか打開したいという強い思いから、まずは、国立病院機構、青森県及び弘前大学との信頼関係を再構築することに奔走いたしました。そして、関係機関との様々な協議を重ねることで、この度ようやく、基本協定を締結する運びとなったものであります。

また、市民生活に密接に関係する、家庭系ごみ指定袋制度導入の問題では、市長就任後ただちに、選挙公約でもあり、市民の切実な思いに応えるため、本年7月からの導入を予定していた指定袋制度を中止し、そして本日、第3回定例会において関係条例の改正案が、一部の議員から反対はあったものの、多くの議員の方々の賛成をいただき、議決されたところであります。

さらに、これまで行われてきた事業につきましても、改めて市民目線で事業内容を検証し、弘前デザインウィーク事業の大幅な見直しなど、各事業の方向性等の見直しを図ってまいりました。

今後の市政運営につきましては、まだまだ課題が山積しておりますが、私は、市民の皆様がふるさとへの誇りや愛情を持っていただけるまちづくりを行い、先人の熱意とたゆまぬ努力により築き上げられてきたこの弘前を、市民とともに知恵を出し合いながら磨き上げ、次の時代に胸を張って引き継いでいきたいと思っております。そのためにも、市長就任時に感じた強い思いを胸に刻み、さらには市民の皆様や職員ともこの思いを共有しながら、これからも全力で取り組んでまいりたいと考えております。

 

自由質疑

1.市の機構改革について

Q.記者

この度の市議会で出された議案の中に事務分掌条例の改正ということがありました。部署の名称が変更したりするわけですが、中でも、ひろさき未来戦略研究センターが部相当から課相当になるという、大幅な変更がされることになりましたが、その意図するところはどのようなところですか。

 

A.市長

市民の方々がわかりやすい組織、どこの部署で何をしているのかがわかりやすい組織にすることが大きなところにあります。ひろさき未来戦略研究センターはこれまで経営戦略部長が所長を兼務しておりましたが、今後は新たな組織の部長が統括するという位置づけですので、大幅な変更ということではないかと思っております。これから、全国的に各部署の事務事業がどのようなかたちで行われているのかを調査しながら、来年に向けた機構改革についても検討したいと思っております。

 

Q.記者

ひろさき未来戦略研究センターについて、これまでは庁舎内シンクタンク的な位置付けだったと思いますが、そういった機能は必要はないというお気持ちですか。

 

A.市長

これまで何年間かシンクタンク的な機能として取り組んできておりますが、市役所の中での検討というだけではやはりいろいろな情報の収集・分析が行っていけないという部分がでてきていると思います。弘前市には弘前大学という研究・学術機関がございます。あるいはそれを含めて市内に6つの大学がございます。そういった様々な機関、団体を含めて弘前市全体としての情報収集・分析を行っていく仕組みがこれからは必要ではないかと考えておりますので、それに向けて今後検討していきたいと思っております。

 

2.旧弘前市立図書館について

Q.記者

景観まちづくり刷新支援事業の見直しのからみで、事業費の3億円が削減されるとのことで、弘前の財政を考える上で必要な措置なんだと受け止めていますが、旧市立図書館については、移築してもしなくても2億8千万程度の改修費用がかかると伺っております。文化財の効果的な活用を図るうえで、必要なのは場所ではないかと思いますが、検討にあたって、観光客からわかりにくいという声もわかりますし、あそこに移された歴史的経緯ということもありますが、市長としては今の場所にある意義というのはどのようにお感じでしょうか。

 

A.市長

旧弘前市立図書館でありますが、当初図書館として建てられたのが今の追手門広場近くのところでありました。市民の方を中心に様々な方が図書機能として利用されてきたかと思います。その後変遷・移転・移築を行いながら、下宿あるいは喫茶店として活用された時代もありました。その後30年前の市制施行100周年記念事業の一環として現在の位置に、元々あった位置の近くに戻ってきた経緯がございます。30年間多くの市民の方々、あるいは観光客の方々にも、旧図書館の存在を見ていただきながらこれまで建物自体も過ごしてきたのかなと思っております。

奥まった部分にあるので建物が見えないという意見もございますが、市立観光館を訪れた何十万人かの観光客、市民の方々の多くは今の旧弘前市立図書館をご覧いただいてるというふうに思っております。

中に入館者がどれほどいるのかというのは、中での展示の問題であります。ここにつきましても、観光面としてしっかりと検証していかなければいけないですし、また、仮に現在の場所に建物がなくなった場合、どのように追手門広場を活用するのかも検証しなければいけない部分だと思います。そういったことも含めて、移築というよりは弘前公園の玄関口の観光館、追手門広場に旧図書館があって、その場所で修繕等を行っていくのがいいのではないかというのがわたしの考えであります。

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