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令和3年5月12日 定例記者会見

(会見者: 櫻田 宏 市長)

 

市長あいさつ

代表質問

1.弘前さくらまつりの新型コロナウイルス対策について
2.東京オリンピック聖火リレーについて

 

自由質疑

1.弘前さくらまつりについて
2.東京オリンピック聖火リレーについて
3.令和3年第1回弘前市議会定例会予算決算常任委員会における市側の不正確な

     答弁について

4.弘前ねぷたまつりについて

 

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(104KB)このリンクは別ウィンドウで開きます
2.特別企画展「YOSHITOSHI~鬼才の浮世絵師・月岡芳年~」PDFファイル(1540KB)このリンクは別ウィンドウで開きます
3.東京2020オリンピック聖火リレーPDFファイル(2452KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

市長あいさつ

当市の65歳以上の方へのワクチン接種については、これまで、弘前市医師会や関係医療機関との協議を重ねた中で、接種される方の病歴、接種後の健康観察及び必要時の応急対応を伴うことから、医療機関での接種が望ましいとの意見があり、これを踏まえ、現時点で市内102の医療機関にご協力いただき、接種される方の安心・安全の確保を第一に考え、医療機関での個別接種を中心に実施していくこととしておりました。

しかしながら、国からのワクチン供給が、限られた量であったことから、65歳以上の全ての方を対象として予約を取ることは、混乱を招くことが予想され、感染リスクの高さ等を考慮し、高齢者施設を対象として4月19日から接種を開始したものであります。

4月26日の週に配送される予定のワクチン一箱が5月2日 日曜日に届きましたので、それにあわせて、今週は5施設において、385名に接種する予定としております。

また、県で管理している医療従事者へのワクチン供給が不足していることから、市では、市民の皆様の安心・安全な接種体制を確保するため、医療従事者へのワクチンとして一部を提供しております。

一般の65歳以上へのワクチン接種については、先頃、政府が公表した本県分のワクチン配分計画に沿い、5月24日 月曜日から、順次予約受け付けを行い、5月31日月曜日から接種を開始いたします。

予約開始、予約方法、医療機関一覧表等のお知らせを5月19日水曜日に、まずは、80歳以上の方を対象に発送することとしております。その後、75歳から79歳、70歳から74歳、65歳から69歳と、年代ごとに4つの区分に分けて、一週間間隔で発送いたしますので、お知らせがお手元に届きましたら、同封している医療機関一覧表の中から希望する医療機関を選んでいただき、直接、医療機関へ、電話での予約をお願いいたします。

各医療機関では通常業務を行いながらのワクチン接種となります。ワクチン量は確保しておりますが、1日で接種可能な人数には限りがありますので、焦らずに余裕を持って予約をお願いいたします。

なお、一覧表にはかかりつけ医のない方などを受け付ける医療機関等を表記しておりますので、一覧表をご確認のうえ、直接予約申し込みしていただくようお願いいたします。集団接種については、個別接種の接種状況を見ながら、開始してまいりますが、65歳以上の方へのワクチン接種については、7月末までには完了する予定としております。

 

続きまして、新型コロナウイルスの感染予防についてのお願いであります。

市民の皆様には、これまでと同様に、感染からご自身やご家族を守るため、日常生活の中でできる基本的な対策である「マスクの着用」や「手指の消毒」等を習慣としていただくとともに、会食につきましては、ご家族など普段から一緒にいる人と少人数で行っていただきたいと思います。

また、普段一緒にいない友人や同居していないご親族と会われるときは、必ずマスクを着用するなど、感染防止に努めていただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症に望んで感染される方はおりません。

個人の特定を行うような行為や不正確な情報の発信などは、憶測も含めて決して発信しないようお願いいたします。

市民の皆さまにはご不安とご負担をおかけいたしますが、特段のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

次に、2年ぶりの開催となった今年の「弘前さくらまつり」は、園内での飲酒や食べ歩きを禁止するなど、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を徹底して開催し、大きな事故やトラブルもなく、無事閉幕することができました。

ご来園いただきました皆様のご理解とご協力に深く感謝を申し上げますとともに、まつりの運営に携わっていただきました皆様や観光関連の事業者の皆様のご尽力に対し、主催団体を代表いたしまして心より厚くお礼を申し上げます。

今年は、3月下旬から比較的気温の高い日が続き、観測史上2番目の早咲きとなったことから、4月17日から準まつり体制としたものでありますが、桜の見頃を迎えた初日から多くの方々が弘前公園を訪れ、会期中に園内に入園された方は、実数で207,132人となりました。

昨年度開催した弘前城秋の大祭典や弘前城雪燈籠まつりなどこれまでに開催したまつりやイベントにおける感染防止対策の研究と実証を通して、主催者間においてまつり内容の協議を幾度も重ね、今回は、様々な制約やルールを設けることになりましたが、皆様に快くご協力いただいたことで弘前公園が無秩序な状態になることを未然に防ぎ、多くの方々に安心して日本一のさくらをご堪能いただくことができたものと考えております。

いまだ新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況が続いておりますが、今回のさくらまつりで得た知見を活かし、今後のまつりやイベントについても安心安全な開催につなげるよう努力してまいります。

 

次に、当市では、令和2年度に、弘前大学と国保レセプト情報の提供に関する連携協定を締結し、岩木健康増進プロジェクト健診データとの突合による医療ビッグデータの分析を進めており、令和3年度以降は更なる体制の強化を目指して、「次世代医療基盤法」に基づく医療情報の提供を行うことといたしました。

昨年来、弘前大学とともに医療情報の匿名加工を担う認定事業者である日本医師会医療情報管理機構と医療情報提供契約を締結するための準備を進めており、本年5月27日に締結式を行うことといたしました。

この認定事業者と地方公共団体が医療情報提供契約を締結する事例は、当市が全国初となります。

医療情報提供契約を締結することにより、後期高齢者医療制度や介護保険制度のレセプト情報といった市が保有する様々な情報の提供が可能となるものであります。

医療ビッグデータ分析等を行うデータの範囲が広がっていくことで、分析・研究を行っている弘前大学側から、より有用な研究成果等のフィードバックを受けることができるようになり、その研究成果等を市の健康施策に反映させて市民の健康寿命の延伸につなげてまいりたいと考えております。

 

次に、本年4月20日付けで、環境省から令和元年度一般廃棄物処理実態調査結果が公表され、令和元年度の弘前市のごみ排出量は1人1日当たり1,104gで、平成30年度の1,142gから38g減の大幅な減少となりました。

その内訳は、家庭系が702gで前年度から22g減少、事業系が401gで前年度から18g減少となっております。

この結果の主な要因としては、各種団体との協定締結をはじめとした、市民・事業者・行政の3者の協働を強化し、市民運動としてごみの減量化・資源化に取り組んだことにあると考えております。中でも、市町会連合会と連携して行ったワークショップ型勉強会の実施や、弘前商工会議所及び廃棄物収集運搬事業者の皆様のご理解とご協力のもとに開始した、焼却施設での事業系ごみの搬入規制が特に大きな効果をもたらしたものと捉えております。

また、国による実態調査は全国の市町村の取りまとめに期間を要することから、1年遅れで公表されることとなっておりますが、当市で算出した令和2年度の速報値を合わせてお知らせいたします。

令和2年度の弘前市のごみ排出量は1人1日当たり1,073gで、令和元年度の1,104gから31g減少となる見込みとなっております。

詳細な分析は、今後、国の実態調査と合わせて行っていくことになりますが、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、全国的に家庭系ごみが増加している中、排出量が抑えられ、大幅な減少となった令和元年度に迫る減少結果が見込まれることは、市民、事業者の皆様のご協力の賜物と思っております。

市のごみの減量化・資源化をさらに前進させていくためには、市民運動をより一層展開していく必要があると考えておりますので、引き続き、皆様のご協力をお願いいたします。

 

次に、5月29日から市立博物館において、特別企画展「YOSHITOSHI~鬼才の浮世絵師・月岡芳年~」を開催いたします。

本展覧会は、東奥日報社、市などで組織する月岡芳年展実行委員会と市博物館の主催で、江戸時代末期から明治にかけて活躍した鬼才の浮世絵師といわれる月岡芳年の作品150点を紹介するものであります。

月岡芳年の手掛けたジャンルは、武者絵のほか役者絵・美人画・奇怪絵など多岐にわたり、赤い染料を多用し華やかで鮮烈な印象を与える芳年の作品は、ねぷた絵にも大きな影響を与えたとされております。

企画展は、マスク着用や検温のほか、入館者の最大を100名までとする入館制限などを設け、新型コロナウイルス感染症対策を実施しながら7月4日まで、休館日なしで開催いたしますので、多くの皆様に鑑賞していただきたいと思っております。

代表質問

1.弘前さくらまつりの新型コロナウイルス対策について

Q.記者

弘前さくらまつりで新型コロナ感染症対策を行われましたが、その中で一定の効果がみられたもの、今後への課題となったもの、それぞれお教えていただければと思います。

 

A.市長

新型コロナウイルス感染症の感染防止対策といたしまして、まずは、受付場所で密が発生しないよう、弘前公園内9か所、園外4か所の合計13か所での受付とインターネットでの申し込みも行いました。

また、入口には、入園時のルールを記載した看板を設置するとともに、入園者の誘導も行い、スムーズに受付ができるよう対応をいたしました。

受付では、弘前城秋の大祭典、弘前城雪燈籠まつりと同様に、連絡先の記入、手指消毒、検温、マスク着用の徹底にご協力いただくともに、園内では、左側通行や密の恐れがある箇所での一方通行、園内での飲酒と歩きながらの飲食の禁止、指定されているエリアでの飲食などルールを設けさせていただいたところであります。

園内でのルールについては、看板を設置し、園内放送や園内数か所に録音式の園内放送を定期的に流したほか、警備員や職員などによる園内巡回により周知をいたしました。

また、密が発生する恐れがある場合には、職員などによる巡回や本丸展望台を閉鎖するなど、混雑状況により、柔軟に対応いたしました。

出店の方々にもアクリル板やビニールシート、消毒液の設置やマスク、手袋の着用、トレーによる金銭の支払いなど、感染防止対策を徹底していただきました。

さらには、CMや広告掲載を集中的に行うことで、ご来園いただく方々にもご理解いただいたうえで、さくらまつりを開催できたと思っております。

今後の課題といたしましては、インターネットでの申し込み、受付用紙の持参、駅や市役所などの園外受付について、多くの皆様にご活用いただきましたが、さらに周知することが必要と感じており、今回の経験を踏まえ、今後のまつりやイベントにおいて、よりよい運営ができるよう対策を講じてまいります。

 

2.東京オリンピック聖火リレーについて

Q.記者

東京オリンピックの聖火リレーが、6月10日に弘前で予定されています。現在各地で対応方法が分かれている状況ですが、現段階で弘前での開催予定、感染症対策も含めてお教えください。

 

A.市長

弘前市は、本県最初の区間として、6月10日9時52分に弘前公園本丸を出発し、ドコモショップ弘前駅前店前をゴールとする、全長約2.6キロメートルを13名のランナーで繋いでまいります。

当市は本県1日目の第1区スタート地のため、弘前公園本丸において、9時30分からウェルカムプログラムとして津軽三味線と津軽笛の演奏を行い、9時41分から出発式を行います。出発式では城西小学校と朝陽小学校の児童に参加していただき、第1走者を送り出す予定としております。

新型コロナウイルス感染症対策として、出発式の一般来場者は200名を上限に事前の申込制とし、現在公募しているほか、入場時におけるマスクの着用、消毒・検温や、沿道等におけるフィジカル・ディスタンスの確保、大声の抑制などを行ってまいります。

聖火リレーの実施にあたりましては、公道を走行するか、中止にするか、の判断を青森県実行委員会の意見を踏まえて、組織委員会が決定すると伺っております。

市といたしましては、青森県実行委員会のメンバーとして、出発式の準備・運営、ルート警備および雑踏警備等のスタッフとして従事する予定となっており、関係機関と連携しながら、しっかりと対応してまいりたいと考えおります。

自由質疑

1.弘前さくらまつりについて

 

Q.記者

5月に入ってから弘前保健所管内での新型コロナウイルスの発生について2桁が続いている日があるということと感染経路不明の患者が非常に増えてきているということを受けて青森県の感染症対策コーディネーターの大西先生が、さくらまつりが感染者の発生に関連している可能性が大いにあるというようなことをおっしゃっておりましたけれども、この件についての見解、受け止めをお願いいたします。

 

A.市長

ゴールデンウィークとさくらまつりが重なっているという状況であります。弘前さくらまつりについて大西コーディネーターがそのような発言をされているということを今日の新聞で拝見させていただきました。私ども弘前市は青森市や八戸市と違いまして市が保健所を持っているわけではなくて弘前市をはじめ中南地域の8市町村が弘前保健所管内として、県が所管する保健所で新型コロナウイルス対策をとっていただいております。私どもは県から様々な情報をいただきながら、また、国等の方針・指針を踏まえながら対策をこれまでとってきております。さくらまつりにつきましても開催に向けて県とともにまつりのガイドラインの確認をしながら可能な限りの対策をとってさくらまつりを開催しております。今回、大西コーディネーターからさくらまつりと関連する可能性は非常にあるという指摘で、検証が必要だということでありますが、私ども専門家がいない組織の中でこれまで対策をとってきております。しっかりと検証していただいてどのような対策をとればまつりやイベントを開催できるのかご教示いただければと思っております。それを踏まえてこれから夏祭り等の開催についても様々検討していかなければいけないと思っております。

 

Q.記者

今の時点では、因果関係までははっきりとわからないということではあると思うのですが、管内で感染者が増加しているということを受けて今回のまつりの開催が適切な仕方で行われていたかということについてはいかがお考えでしたでしょうか。

 

A.市長

感染防止対策を徹底するという形で昨年一年間の中での得た情報を踏まえながら様々な機関、県も含めて協議させていただいております。そのうえでの開催をしたわけであります。このまつりの開催が感染拡大につながっているということの検証については、しっかりと行っていただきたいと、それを踏まえてこれからの対策をとっていきたいと思っております。いずれにしてもさくらまつり開催に向けては、可能な限りの対策を徹底したと思っております。

 

Q.記者

県の大西コーディネーターは、まつりが始まる前から、そういったまつりですとか人が集まるようなイベントはまったく推奨しないという発言をされていました。まつりの開催の可否を決める段階においてそうした発言がすでにあったわけですけれども、可否を判断する際に例えば大西先生ですとか、そういった感染症学とか公衆衛生学とか、そういった専門家の方のご意見はお聞きになったのか、また、市内でも医療機関様々あると思うのですが医療従事者の方々のご意見というのはお聞きになったのでしょうか。

 

A.市長

私どもは専門家がいない自治体であります。市独自でアドバイザーをお願いしてアドバイザーとこれまで感染対策について様々議論をさせていただいております。さくらまつりの開催についてもそのアドバイザーともしっかりと議論をいたしました。アドバイザーの意見では、全国、九州からさくらまつりが開催されてきたけれどもさくらまつりを起因としたコロナの感染拡大といった報告は聞いていないということでありましたので、さくらまつりの開催に決断する一つの要素にしたところであります。また、市内の医療従事者すべての方々にはお伺いしておりませんが、大きな組織の団体等の方々にもさくらまつりの開催についての医療従事者の立場としてのご意見を確認しております。そちらのご意見としても特に問題はないだろうというご返事をいただいて開催に踏み切ったところであります。

 

Q.記者

市独自のアドバイザーの方ですが、この方は感染症の専門家でいらっしゃるのでしょうか。

 

A.企画部長

感染症の専門ではございませんけれども、医師でございます。

 

Q.記者

全国的に変異株の蔓延が非常に広がっている状況だと思います。さくらまつりでは県外から6万何千人か訪れた方がいらっしゃるということで首都圏ですとか、関西圏の方もいらっしゃったように見受けられるのですけれども、この時期にまつりをやることによって感染力が強いとされる変異株の流行が拡大するリスクもあったかと思うのですけれども、そのリスクについてはどのように評価されていますでしょうか。

 

A.市長

感染症は変異株に限らず感染症の拡大というリスクは常にあるかと思っています。その中で国が示しているマスクの着用であったり、手指消毒であったり、検温であったり様々な基本的な対策を徹底してほしいと国からの情報もありますので、その徹底に努めることが必要だと思っています。

 

Q.記者

変異株については、これまでと別のウイルスだという指摘もされていて非常に感染力が強いとされ、三密のうち一つや二つでも感染する恐れがあるということで、さらに踏み込んだ対策も必要なのではないかと思うのですが、対策としては従来通りの基本的な対策を徹底すればよいというご認識なのでしょうか。

 

A.市長

私ども市単独というよりも県全体での問題あると思います。県にはコーディネーターもいらっしゃいます。ぜひ県のほうで変異株も含めた感染防止対策、具体的なものをお出しいただくようお願いをしたいと思います。

 

Q.記者

こういった状況の中で、県外を含めた人の流れを作ったことに対するお考え、そこにリスクはなかったかというところをお願いいたします。

 

A.市長

現在東北全体では、4月1日から東北デスティネーションキャンペーンが開催されております。人の流れを呼び込む活動もしている中での今回のさくらまつりの位置づけでもありました。そういったことをすべて含めて今後、県とともに様々な協議を重ねて対策をとっていかなればいけないと思っております。

 

Q.記者

さくらまつりは感染防止対策を徹底するというのと同じくらい経済回復の期待も込めてやったと思いますが、市長から見てまつりを終えて地域経済圏を回復面というのはどのように受け止めていらっしゃるのか。今後、新型コロナ対策で経済面とかで対策を講じる考えがあるのかをお聞きしたいと思います。

 

A.市長

昨年は、まつりを中止して公園を閉鎖せざるを得ないような、新型コロナウイルスに対する情報が少なかった段階での対応をさせていただきました。あれから1年経ちまして様々な情報が入ってきて、また対策もとれるだろうということで経済回復の面も含めてさくらまつりの開催としたところでありますが、昨年よりは経済は回ったなと、開催しないよりはいくらかは回っていると思います。

過去の賑やかだった時代との比較は、今回特別それを行う意義はないと思っております。ただ、公園内の出店の方々だけではなく市内の方々も元気になっております。桜を見ることができた。桜の花を見ながら勇気や元気をもらって安らぎや和らぎを感じていただいたものと思っております。10年前の東日本大震災の時には弘前は直接大きな被害はありませんでしたが、東北の一員として、被災者の方々に笑顔を届けたいということで被災地の方々をバスでお迎えに行って弘前さくらまつりの桜を見ていただくというプロジェクトを実施いたしました。笑顔プロジェクトという2泊3日での桜鑑賞ツアーを企画しましたが、お越しいただいた方々はこの桜を見て元気をもらった、がんばるからねと言って戻っていかれました。ある避難所からは、私たちも弘前の桜を見て元気になりたいと直接電話をいただいて、その方々にも弘前にお越しいただいて、多くの方々と触れ合って笑顔になって戻られました。苺農家の方でした。これから全部流されてしまって、一から始めるけどもがんばってみると言っていたその方は翌年、苺ができたから市長に届けたいと、苺を手に市長表敬をしていただきました。こういった弘前の桜には勇気や元気をもたらしてくれるという効果があるというのを10年前に経験させていただいております。今回もこの桜を見ることができたということでたくさんの方々が勇気や元気を感じてもらえたのであれば、その効果は経済効果だけではなく、かなり大きいものと思っております。

経済回復に対する対策でありますが、現在、経済対策に向けての補正予算について検討しております。だいぶ煮詰まってきましたので、今月中には、議会の了解をいただきながら臨時議会を開催していただき、一日でも早く経済対策がとれるよう取り組みを進めてまいりたいと思っております。

 

2.東京オリンピック聖火リレーについて

 

Q.記者

決定権は最終的には県、組織委員会のほうにあるということですが、自治体のトップとして公道を走ることに対して中止せざるを得ないのではないかとお考えになる状況は、どういった状況が考えられますか。

 

A.市長

状況といたしましては、弘前市内で新型コロナウイルス感染症が拡大している。市中感染が広がっているという状況になっている場合には、直前であっても県、実行委員会のほうにお話しをしたいと思っております。

 

Q.記者

例えば病床の使用率など、何か具体的な数字としてイメージされているものはありますか。

 

A.市長

弘前市内の状況だけではないので、弘前ですと弘前保健所管内での対応、そして現時点でも医療機関の病床使用率は、弘前保健所管内の方々を弘前保健所管内の医療機関が診ているという状態ではなく、他の管内の方々も弘前市内の医療機関で対応しているということもございますので、それは県全体の状況での判断になるかと思います。

 

3.令和3年第1回弘前市議会定例会予算決算常任委員会における市側の不正確な答弁についてについて

 

Q.記者

市議会の議員全員協議会がありまして3月定例会での市側の答弁に不正確な部分があって、直後に不正確だということを把握されていたわけですけれども、速やかに訂正しなかったということで副市長からご説明が議場でありました。市長としてこの問題をどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

 

A.市長

副市長から議員全員協議会で説明させていただいた内容と同じであります。不正確な答弁であったというミスがミスを生んだ形になっていることが問題でありますので、職員には、そのようなことがないようしっかりと対応してほしいと、その旨を副市長に指示をして副市長から対策をとるということになっております。

 

Q.記者

答弁の問題以外でも、最近、介護保険給付費の算定ですとか、業務委託の入札に関してとか、後期高齢者の医療特別会計の予算の積算でもいわゆる事務処理ミスがあったと聞き及んでおります。こうしたミスは、先ほどもあった答弁の問題も含めてですけれども、ミスが市役所内で相次いでいる要因と何か共通する課題というのはあるのかということについてお考えをお聞かせください。

 

A.副市長

議会での不正確な答弁、それから資料の対応の遅れというような話のほかに、今お話しがありましたように補正予算の積算ミスというような事務処理ミスが非常に多発しているという状況で、その度に、担当部署からはダブルチェックですとか、今後の対策を聞きますけれども、やはりチェック体制というのが形骸化しているのかなと思っております。また、やはりこのような事務処理ミスの状況を見ますと職員間の連携、いわゆるコミュニケーションが非常に希薄になっていることが大きな原因になっているのではないかと感じております。そのようなことから、今日も午前中、部長級での市政推進会議がありましたので私からは職員、組織の運営・管理の体制強化について5つの項目にわたって指示をしたところです。今週の金曜日には、課長級に対しまして職員のこれからの業務に対する取り組み方に関する訓示をして、しっかり指示していこうと思っています。さらには、今月中に部課長級に対しまして職員の管理監督者としての在り方に関する研修を実施したいと思っています。

 

 

4.弘前ねぷたまつりについて

 

Q.記者

先日、八戸の三社大祭が山車の運行、制作が中止となっていまして、その理由として、感染リスクのある中で、山車の制作や運航をすることに地域の理解が得られないとか、子どものいる中で学校などからの理解が得られないとなっていました。八戸市内はそこまで感染が広がっている状況ではないのですが先を見据えた判断ということだったと思います。ねぷたまつりに関しては、どういった場合だと中止を判断するとか、お考えがあればお伺いします。

 

A.市長

ねぷたまつりの開催の可否についても、今回のさくらまつりについて県のほうで検証していただきますので、こうしたことでまつり・イベントを開催すると感染リスクが高まるという検証結果が出てくると思います。それも判断の一つに入れていくことになるかと思います。現時点では前段階としてまつりに参加していただく団体、主催する団体等でどのような形であれば、ねぷたを制作して多くの方々に見ていただけるかということを検討しております。現在の段階ではまだ結論が出ているという状況ではないので、まとまり次第、まつりをどうするか実行委員会で決めていきたいと思っています。

 

Q.記者

直前で中止ということになると関係者の方々が困ると思いますが、開催の可否について、いつまでに最終決定するという目安はありますでしょうか。

 

A.市長

現時点での話になりますので直前の中止というか、さくらまつりも直前に県から自治体の判断で、というお話しもきましたけれども、その状況がいつどうなるかがわからないものですので、当面は開催する方向で検討をしているところです。中止の判断はその状況によって、判断するということになるかと思います。

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