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令和7年11月6日 定例記者会見

(会見者: 櫻田 宏 市長)

 

市長あいさつ

・プロ野球セントラル・リーグ公式戦開催決定について

・シンガポール植物園訪問とシンガポールにおける弘前プロモーションについて

・合併20周年記念セレモニー及びお笑いライブ「ステージTAnGE OMOSHÉ」開催について

・青函重点共創キャンペーン期間中のイベントについて

・プロ野球パシフィック・リーグ公式戦開催決定について

代表質問

1.クマの緊急銃猟について
2.宿泊税について
3.岩木山の標高標柱について

 

自由質疑

1.岩木山の標高標柱について
2.プロ野球公式戦の開催について
3.弘前市長選挙について

 

配布資料

1.記者会見次第(あいさつの主な項目等)PDFファイル(81KB)このリンクは別ウィンドウで開きます
2.津軽ひろさき冬の旅PDFファイル(8673KB)このリンクは別ウィンドウで開きます

市長あいさつ

はじめに、昨日11月5日に、一般社団法人日本野球機構から、令和8年度のプロ野球セントラル・リーグ公式戦の試合日程が発表され、令和8年6月30日 火曜日に、当市のはるか夢球場において、「読売ジャイアンツ」対「東京ヤクルトスワローズ」の公式戦開催が決定いたしました。

読売ジャイアンツの一軍公式戦は、青森県内では、1953年に八戸市で開催されて以来73年ぶりで、当市では初めての開催となります。県内の野球ファンにとっては、待ちに待った待望のジャイアンツ戦であります。

プロ野球セントラル・リーグ公式戦の開催については、令和4年に、読売巨人軍の山口オーナーと面会した際から、水面下で定期的に交渉を続けてまいりました。

今年9月に読売巨人軍本社を訪問し、国松代表取締役社長と当市でのプロ野球一軍公式戦開催に向けて懇談をさせていただきました。

懇談の中では、これまでのプロ野球開催実績や、はるか夢球場までのアクセス面などを評価していただいたほか、4月に行った事務レベルでのはるか夢球場視察の際に提案いただいた座席数の増加を検討している旨をお伝えしたところ、開催に向けて球団としても前向きに取り組んでいくとのお言葉をいただいたところであります。

私どもの開催に対する強い思いをご理解いただけたものと思っており、改めまして、当市での一軍公式戦開催をご決定いただいた球団関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。

超一流のパワフルなバッティングや気迫あふれるピッチング、監督の采配など、見ごたえ満載の試合展開を期待するとともに、多くの子どもたちや野球ファンにとって思い出に残る熱戦となることを願っております。市といたしましても、この特別な一線を大いに盛り上げてまいります。

青森県内では73年ぶりの開催という特別な一戦となります。市民の皆様、県民の皆様、そして多くの皆様のご来場をお待ちしております。

また、このご縁を大切にしながら、セントラル・リーグ公式戦の継続的な開催に向けて、引き続き誘致活動を進めてまいります。

 

次に、シンガポール植物園訪問とシンガポールにおける弘前プロモーションについてであります。

市では、第二次世界大戦中にシンガポール植物園の園長を務め、戦後、弘前大学の第二代学長を務めた弘前ゆかりの植物学者 郡場 寛(こおりば かん)をキーワードにしたプロジェクトを進めており、先月、現地を訪問してまいりました。

まず、シンガポール植物園訪問については、10月10日、弘前大学の東(あずま)農学生命科学部長らとともに植物園を訪問し、国立公園庁長官や植物園長ほか植物園スタッフへ、改めて、弘前における郡場の功績や現在の弘前市について紹介し、今後の交流に向けて意見交換を行いました。

郡場が戦禍から守り抜いたシンガポール植物園は、2015年に世界文化遺産に登録され、また、樹勢の衰えが目立ち始めた弘前公園の桜について、郡場が管理体制等の助言をしたと伝えられており、弘前公園は現在では当市を代表する観光資源となるなど、郡場は双方の発展に大きく寄与しております。

こうしたご縁を活かし、中学生をシンガポールに派遣する「中学生国際交流学習事業」を継続していくこと、また、シンガポール植物園では、シンガポールの国の花である蘭の研究が盛んであることから、弘前地域で見られる東洋蘭の提供に協力できることなどを伝え、今後の交流の促進について提案したところであります。

シンガポール植物園側からも積極的に進めたいとの返答があり、交流を進めていくことで合意できましたので、今後具体的な交流事業について検討・調整を進めてまいります。

また、交流の機運を高めるため、現在、弘前大学資料館において開催中の企画展「津軽が生んだ植物学者 郡場 寛~弘前とシンガポールをつなぐ郷土の偉人~」をはじめ、引き続き、様々な機会を捉えて、郡場の認知度を高めていく取組を進めてまいります。

シンガポールにおける弘前プロモーションについては、東南アジア圏域で最も来訪が多いシンガポールからの誘客を更に促進するため、日本政府観光局やJTB、JR東日本など、現地の旅行会社等を訪問したほか、現地で開催された旅行博覧会の「ジャパン・レール・フェア2025」に出展いたしました。

りんごをテーマにしたブースでは、パンフレットやミニゲームへの参加を求め、延べ1000人以上の来場者が集まり、イベント最終日には、私もステージに登壇し、まつりやりんごなど、当市の観光と食の魅力を大いに発信してまいりました。

また、フェアに合わせて、ジャパン・レール・カフェ・シンガポールとコラボし、弘前りんごを使ったスイーツやドリンクのメニューを開発し、10月の1カ月間、実際に店舗で販売していただきました。

訪問した各所において、来年はシンガポールと日本の国交樹立60周年を迎えることから、シンガポール国内で日本の露出が高まることが予想されると伺いました。

今後、当市のプロモーションにおいても、このような機会を捉え、シンガポール国内での存在感を発揮するべく、現地旅行博への積極的な参加や、日本政府観光局、在シンガポールの旅行会社等と連携して情報発信を行い、シンガポールからの更なる誘客促進に努めてまいりたいと考えております。

 

次に、合併20周年記念セレモニー及びお笑いライブ「ステージTAnGE OMOSHÉ」の開催についてであります。

まず、合併20周年記念セレモニーについてであります。

平成18年2月27日に、弘前市・岩木町・相馬村の3市町村が合併し、新しい弘前が誕生し、来年、令和8年2月27日に合併20周年を迎えます。

この節目を市民の皆様とお祝いし、改めて当市の将来を展望する機会とするため、令和8年1月31日 土曜日に、弘前市民会館において記念セレモニーを開催することといたしました。

当日はシソンヌのじろうさん、王林さん、りんご娘の皆さんなど弘前ゆかりのスターがステージに登場し、20年を写真で振り返るコーナーやお笑いコント、りんごのまち弘前SDGs応援ソング「リンゴのうた」の合唱などを行い、合併20周年を祝うこととしております。

また、和やかで柔らかな雰囲気のセレモニーにすることとしており、入場無料となっておりますので、多くの市民の皆様にご来場いただき、お楽しみいただきたいと思っております。

続きまして、お笑いライブ「ステージTAnGE OMOSHÉ」の開催についてであります。

市と弘前商工会議所、国立大学法人弘前大学、大学コンソーシアム学都ひろさきで構成する文化こうりゅう事業実行委員会では、広く市民に優れた文化芸術に触れる機会を提供し、市民の心の健康の獲得や地域の人材を育成することを目的に、「笑いと健康」をテーマとした事業を進めており、今回が3回目の開催となります。開催日は、合併20周年記念セレモニーと同日の令和8年1月31日で、会場も弘前市民会館となります。

出演はシソンヌ、チョコレートプラネット、ジャングルポケット、ほか吉本興業所属芸人1組の計4組と、青森県住みます芸人の北野ごぼうさんです。

本事業では、これまでも「ひと」と「まち」の健康のため、様々な分野と連携し相互の活性化を図ってまいりました。今回は、スポーツとの連携企画として、サッカークラブ・ブランデュー弘前FCの協力のもと、ブランデュー弘前FCイメージカラーでポスターを作成いたしました。

また、本ステージでは、シソンヌのじろうさんと市民が共演するスペシャルステージを実施するほか、観覧者を対象に、ステージ鑑賞による「笑いと睡眠」の関連性を調査する実証実験や、会場に地域交通を利用して来場した方に特典が当たる「『地域交通』乗ったヒトだけ♡抽選会」を実施いたします。

本ステージのチケットは、11月29日 土曜日から販売を開始いたします。「健康都市弘前」の取組の一つとして笑いによる健康増進を推進しようとするものでありますので、多くの市民の皆様にお越しいただき、大いに笑っていただければと思っております。

 

最後に、青函重点共創キャンペーン期間中のイベントについてであります。

県とJR等により「青森県・函館観光キャンペーン」が令和7年12月から令和8年3月まで開催される旨が発表となりました。

市では、冬の弘前を楽しんでいただけるようキャンペーンに合わせて様々なイベントを実施することとしており、その内容を「津軽ひろさき冬の旅」と題して一体的に発信してまいります。

また、12月1日からは、バーチャルシンガー初音ミクの派生キャラクターで北海道応援キャラクターの「雪ミク」と連携した冬季観光キャンペーン「ひろはこ冬の観光キャンペーン」や、弘前公園外濠の桜の枝に積もった雪をライトアップする「冬に咲くさくらライトアップ」、市内各所でのイルミネーション装飾、市内に現存する歴史的建造物などをライトアップする「弘前エレクトリカルファンタジー」を開催いたします。

新たな冬の観光イベントといたしましては、12月1日から制度が開始となる「宿泊税」を活用し、旧第五十九銀行本店本館にプロジェクションマッピングを投影するとともに、市民中央広場においては、青森りんご植栽150周年記念として、りんご箱を活用した販売ブースを設置し、りんごに関するフードやドリンク、りんごを活用した物品の販売などを行う「りんごの約束 クリスマスの想い出」を開催いたします。開催日は12月12日から14日までの3日間及び12月19日から24日までの6日間、合計9日間の各日18時から20時までとなります。

このイベントでは、「SDGs未来都市ひろさき」にちなみ、りんごの廃材を活用したシンボルツリーを設置することで、「150周年記念」とSDGsのコラボによる「光り輝くクリスマス」を演出いたします。

さらに、「弘前エレクトリカルファンタジー」に合わせて、駅前エリアから土手町エリア・イベント会場への誘客促進を図るため、台南市のランタンをJR弘前駅中央口からえきどてプロムナードへ抜ける地下道に設置いたします。

また、12月13日には、函館市において、函館クリスマスファンタジー「ひろさきナイト」を開催し、青森りんご植栽150周年を記念した特別な企画も予定しております。このほか、第50回となる弘前城雪燈籠まつりや沢田ろうそくまつりなど、「青森県・函館観光キャンペーン」期間中には、様々なイベントを実施する予定としております。

これらのイベント情報等につきましては、県内外でリーフレットを配布するほか、弘前観光コンベンション協会ホームページ内の特設ページで発信し、冬季における「観光都市・弘前」としての知名度向上に努めるとともに、更なる誘客促進につなげ、当市の観光消費額の拡大を図ってまいります。

 

それから、追加になります。ただいま、情報が入ってまいりました。

冒頭に、プロ野球セントラル・リーグ公式戦の開催についてお伝えしたところでありますが、つい先ほど、一般社団法人日本野球機構より、令和8年度のプロ野球パシフィック・リーグ公式戦の試合日程が発表され、当市のはるか夢球場での公式戦開催が決定いたしました。

対戦カードは、「東北楽天ゴールデンイーグルス」対「オリックス・バファローズ」。日程は、令和8年5月12日 火曜日であります。

主催者であります株式会社楽天野球団様におかれましては、来年度も当市での一軍公式戦開催を決定いただき、心から感謝を申し上げます。

来年はセントラル・リーグ、パシフィック・リーグの両リーグの一軍公式戦が弘前市のはるか夢球場で開催されます。

市民の皆様の願いが叶ったことを大変うれしく思うとともに、国スポ・障スポ開催に向けて大いに盛り上がることを期待しています。

本年8月に行われた楽天ゴールデンイーグルスの試合では、多くの球場グルメが並び、様々なステージイベントが行われ、開場前から多くの皆さんがお祭りのように楽しんでおりました。

来年も、試合はもちろんですが、プロ野球ならではの楽しい雰囲気を、ぜひはるか夢球場でお楽しみいただきたいと思います。

プロ野球一軍公式戦は、大人の野球ファンの方々はもとより、多くの子どもたちにとっても、プロの一流のプレーを間近で体感できる貴重な機会であります。

また、地方の振興・活性化が大いに図られるとともに、青森県内のますますの野球振興に繋がっていくものと考えております。

来年度は、5月12日に、パシフィック・リーグ公式戦、6月30日にセントラル・リーグ公式戦と、プロ野球一軍公式戦が2試合開催されます。それぞれのリーグならではの試合展開をお楽しみいただくとともに、皆様の熱い応援で大いに盛り上げていただければと思います。

市民の皆様、県民の皆様、そして多くの皆様のご来場を心からお待ちしております。

 

代表質問

1.クマの緊急銃猟について

Q.記者

クマの緊急銃猟について、昨日、市の方でマニュアルを出したということで、改めて市長から、このマニュアルを作成する経緯、県では2例目ということもあって、当初市長は先月の会見で、県のマニュアルを見てから作成を検討するっておっしゃっていたと思うんですけど、やっぱり緊急性を要するということで、急ぐことになった経緯と、今後県が出してくるマニュアルとのすり合わせ、その間にも県との調整等があれば、その辺のやりとりも教えていただきたいと思います。

 

A.市長

報道機関の皆様には昨日農林部から説明をいたしましたが、本年9月1日からのクマの緊急銃猟への対応として、市では、現行の市のクマ出没対応マニュアルの改訂を進めてきたところであります。冬眠に備えるクマがエサを求めて行動範囲を広げることが懸念されることや、小学校近くでの目撃情報が寄せられたこと、また、県外各地において市街地への出没が相次いでいることを踏まえ緊急的に体制を整える必要があると考え、クマ出没時の対応のフロー化、緊急銃猟実施時の人員配置や確認事項のチェックリスト化など緊急銃猟の実施基準を加えるため、10月30日に「弘前市クマ出没対応マニュアル」を改定いたしました。今後は、このマニュアルに基づき、関係機関と連携しながら迅速にクマ出没に対応してまいります。

一方、緊急銃猟につきましては、クマの行動次第では行政区域をまたぐ広域的対応も必要となり、隣接する市町村とどのように連携して対応するのかといった課題もあることから、県全体で取り組む必要があると考えております。そのため、市では、10月15日に開催されました「知事と市町村長の意見交換会」で、県において市町村が基礎とすることができる緊急銃猟マニュアルを作成していただくとともに、県への専門職員の配置及び専門部署等の創設による専門的見地から市町村への支援を行える体制、例えば、秋田県のツキノワグマ被害対策支援センターのような体制を整備していただくことを要望したところであります。

県では、今月中に県内市町村向けにマニュアルを作成し配布するとのことでありますが、緊急性を要するということから、今月下旬に県から提出されるのを待つのではなく、市といたしましては、今回マニュアルを作成したところであります。

今後、県が作成するマニュアルの内容を確認して、市のマニュアルに盛り込むべきものはしっかりとその時点で盛り込んでまいりたいと考えております。

また、実際の対応にあたっては迅速な対応が求められ、マニュアルだけではなく、実施体制の整備や、市街地等への出没を想定した訓練等を行うことが必要であると考えていることから、警察や猟友会、県、近隣市町村等と連携しながら、より実効性のある体制を整えてまいります。

2.宿泊税について

Q.記者

12月1日からということで、すでに1カ月切ったと思うんですが、現段階の状況、トラブル等ないかの確認と、事業者や実際に支払う方への理解、周知を含めて、市の方で改めてどういうふうな対応をとっているのか。

そして、イベントについて、何か市長の方で予定しているとか、こういうことできればいいなって考えていることがあったら教えていただければと思います。

 

A.市長

宿泊税につきましては、12月1日の制度開始に向け、スムーズな運用が図られるよう準備を進めております。

主な取組といたしましては、3つございます。1つ目は徴収事務を担っていただく宿泊事業者の制度理解の促進、2つ目は宿泊事業者への支援、3つ目は宿泊税制度の周知広報であります。

1つ目の制度理解の促進につきましては、5月に徴収事務説明会を開催したほか、参加できなかった宿泊事業者へのフォローとして追加説明会や個別訪問による説明を実施してまいりました。加えて、説明会で出された質問や個別の問い合わせを反映させたQ&A集を作成し、送付しております。

2つ目の宿泊事業者への支援といたしましては、宿泊税導入に伴う準備経費に対する補助金の申請受付及び支給を行っているほか、利便性向上に資する電子申告・納入についても、制度開始から利用していただけるよう体制構築を進めているところであります。

3つ目の制度の周知広報につきましては、周知用横断幕の弘前駅自由通路への設置をはじめとして、宿泊事業者及び旅行業者への案内文書等の送付や、宿泊事業者及び交通事業者への周知用チラシ、ポスター等の送付など、幅広く周知広報活動を展開しております。

次に、宿泊事業者の対応状況につきましては、補助金制度を活用してレジシステムの改修や、実務に則した具体的な問合わせをいただいており、宿泊事業者において、制度の趣旨をご理解いただき、制度開始に向けて準備を進めていただけているものと受け止めております。

一方で、申告納税などの手続きについては、どの宿泊事業者も初めてということもあり、不安の声があることも承知しております。

制度開始まで残りわずかとなりましたが、これまで以上に相談対応などに万全を期すほか、制度開始後においても混乱なく円滑に行われるよう、きめ細かなサポートを実施したうえで、宿泊事業者の皆様のご理解とご協力を得ながら、宿泊税制度が早期に定着するよう努めてまいります。

また、東北では初となる宿泊税制度の導入にあたっては、イベントやセレモニーなどを行う予定はありませんが、本年は「青森りんご植栽150周年」の記念の年であることから、宿泊施設において、宿泊税を納めていただいた宿泊者先着3万人に対して、県産カットりんごをプレゼントするキャンペーンを実施することとしております。

これにより、宿泊税への理解を深めていただくとともに、冬期間の市内宿泊施設への宿泊促進をはじめ、県産りんごの更なる認知度向上と、県産りんごの販売促進につながることを期待しております。

また、今後、宿泊税を活用して、おもてなしの心を育成するための研修会等を実施する予定としており、弘前市全体で、観光客に対するおもてなしの心を醸成し、「観光都市・弘前」としての魅力と満足度の向上に努めてまいります。

 

3.岩木山の標高標柱について

Q.記者

登山シーズンが終わってしまったんですが、岩木山の標高が1624メートルになったということで、八甲田大岳の方では、すでに頂上の標柱を短くした数値に変えているんですけど、岩木山の方が変わっていないのかなという話がありまして、これから、市の方でその辺、どういう対応をするのか伺えればと思います。

 

A.市長

県が管轄する登山道「八甲田大岳ルート」において、県が実施した、八甲田大岳山頂の標高看板の標記変更作業につきましては、「1584メートル」と表記された、縦8センチメートル、横35センチメートルのアルミ板を、既存の表示箇所の上に被せてビス止めしたものであると伺っております。

一方で、当市が管轄する、岩木山山頂の標高表示につきましては、一辺が約1.5メートル四方、高さ1.5メートルの石碑に、横70センチメートル、縦30センチメートル、厚さ3センチメートルの銅板を、石碑に埋め込んだものとなっており、その特殊性から、簡易的な修繕工事では対応できない形状となっているため、現在、表示を変更する方向で、銅板のデザインも含めて業者と打ち合わせを行っているところであります。

 

自由質疑

1.岩木山の標高標柱について

Q.記者

標高標柱ですけど、取りかえる方向で検討しているということですが、例えば来年の登山シーズンまでとか、そのスケジュール的なものはどう考えていますでしょうか。

 

A.市長

現在、その横70センチメートル、縦30センチメートル、厚さ3センチメートルの銅板、これは特殊性がありますので業者と打ち合わせをしております。

取り付け作業の工期というのも出てきますので、その辺については令和8年度の予算と、それから対応ということで考えております。

 

Q.記者

もしかしたら山開きまでには間に合うかもしれないという解釈でよろしいですか。

 

A.市長

山開きまでは山に登れない状況が続いておりますので、無理だと思います。

 

2.プロ野球公式戦の開催について

Q.記者

水面下で読売巨人軍の方とこれまでも交渉というか、誘致活動を展開されていたということですが、表立っては広島東洋カープの方にも誘致活動をされているかと思うんですけれども、先ほど市長のあいさつの中で、ご縁を大切にしながら継続的な開催に向けて誘致活動を進めていくということなんですが、今後ですね誘致活動を進めていく対象の球団というのは、どこの球団になるものかを伺います。

 

A.市長

市民の皆様からの多くのご要望というのは、パシフィック・リーグだけでなくセントラル・リーグもぜひ誘致して欲しいというお声がたくさんありましたので、ご縁をいただいている広島東洋カープにも訪問させていただいておりますし、また、ご縁があった読売巨人軍にも交渉させていただいております。

そういった人と人との繋がりを大切にしながら、今後もセントラル・リーグの公式戦、パシフィック・リーグの公式戦、それぞれどこの球団ということなく、1試合でも多く誘致ができるような、そういった活動を進めていきたいと思っております。

 

Q.記者

セントラル・リーグ、パシフィック・リーグの公式戦を継続して誘致することで、弘前市としてはどういうメリットがあると考えていらっしゃいますか。

 

A.市長

先ほども少しお話しましたが、スポーツを通しての地域の活性化、それは経済効果だけではなく、多くの子どもたち、野球ファン、自分で野球に取り組んでいるという子どもたちの意識にもかなりいい効果が出てくると思います。

また、少年野球の心を持った多くの皆さんなどにも届いて、それぞれに元気になっていくという効果もあるかと思います。

スポーツは、「する」、「みる」、「ささえる」、この3つが弘前市のスポーツ振興計画にも書かれている3本の柱でありますので、観る方、そしてスポーツをする方、そして支える方、そうした方々にとってプロ野球の一軍公式戦の開催ということが大きなプラスの要素になる、それを期待しているところであります。

 

Q.記者

客席の問題ですけど、市長は、議会の答弁で2万人ぐらい席数が欲しいという話をされていたと思うんですけど、地方開催だと、地方で15,000人で、セントラル・リーグでジャイアンツ戦となれば、一番少ない客席かなとは思うんですけども、来年の予算で、来年4月に「たか丸山(三塁側内野席奥の通称)」のところに400席増席するということで、増席に関して、ジャイアンツ側から、例えばそういう条件提示があったのかどうかというところと、今後、セントラル・リーグを誘致していく中で、全国の他の球場と比べると、5,000席ぐらいは少ないという状況をどう考えているのか、15,000席でもやっていけるというある程度の自信を持って誘致活動を進めていくのかを伺えればと思います。

 

A.市長

他都市の球場が2万人の球場だということで、2万人入らないと巨人はこないのですかというような質問をさせていただいたことはあります。いや、そんなことないですと。実際に2万人入ってない球場は地方にはある。それから、2万人入る球場でも満席になっているかどうかもございます。

弘前の実績としては、楽天戦が毎回、満席という状況で、さらに楽天側からは、試合開始時にすでに満員になっている、9回終わり近くになってもあまり人が帰らない、それがすごいことだと言われています。弘前の野球熱のあらわれだと評価していただいておりました。

読売巨人軍の国松社長さんに面会した際にも、そのお話をさせていただいて、弘前市としては、その日1日がお祭りのような1日にしていきたい。プロ野球を楽しみにしている方々が、その1日で元気になっていくということを目的に進めていきたいというお話をしておりましたので、客席数については、それほどの条件ということではないかと思います。

ただ、今回は、4月に視察していただいた際に、3塁側のレフトに近い方の芝生のところを座席にしてはどうですかというご提案をいただきました。

それを受けて、それであれば少しでも多くの方々に座って野球をご覧いただくというために、増設をするという方針を決め、9月の議会で市議会の了解もいただいて補正予算を通していただきましたので、これを着工するということで、読売巨人軍側からも、それは大変素晴らしいと、早速動いていただいたということに対して感謝したいということでお話をいただいております。

2万人でなければ来ないということではないということと、野球熱がどのぐらいあるかということ、これを比較した場合に、野球熱の方に重点を置かれているのかなという印象を持ちましたので、今後も毎年とは言えないですが、1回でも多く来ていただけるように、願いは毎年でありますが、球団側の都合もありますので、それを踏まえながら、市としては、プロ野球の一軍戦開催を続けていけるよう努力していきたいと思っています。

 

3.弘前市長選挙について

Q.記者

先日、弘前市の選挙管理委員会の方で来年の市長選の日程というのが決まりました。

来年の4月5日告示、12日投開票ということですが、改めて、市長選への考えと、残りおよそ5カ月になりますが、残りの任期へのかける思いをお聞かせ願いたいと思います。

 

A.市長

先日、選挙管理委員会の方から4月12日投開票という発表がありましたが、私としては、クマ対策、中心市街地の再生、それから、ただいまのプロ野球のスポーツを通じた地域活性化、さらには、来週行きますが、りんごのトップセールス、道路や河川整備に係る要望活動、歴史を活かした観光振興やインバウンドの推進、子育て世代や高齢者、障がいのある方などの福祉の充実など、今やらなければならない課題が山積しておりますので、この課題解決に今は全力で集中していきたいと思っております。

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