紙本著色津軽信著像

【市指定有形文化財】

よみがな	しほんちゃくしょくつがるのぶあきぞう
員数	1幅
文化財の概要	制作者：不明　制作年代：不明法量：98.5㎝×44.7㎝
指定年月日	令和7年12月22日
所在地	弘前市西茂森1丁目23番地8
所有者・管理者	長勝寺

　六代藩主津軽信著（1719～1744）の像。上畳に坐し、垂纓の冠をかぶり、笏ではなく檜扇を右手に持つ衣冠姿の画像である。黒い袍に施された木瓜紋や左手に持つ金装（龍の柄金具）、梨地に牡丹紋の蒔絵などの表現は秀逸である。

　上畳の文様は市指定有形文化財「津軽為信公画像」（革秀寺）や「仙桃院像」（長勝寺蔵）に準じた表現となっている。お抱え絵師である狩野派画人による江戸中期頃の作と推定されるものの制作者および制作時期は不明である。信著の霊屋「凌雲臺」が宝暦3年（1753）に建立されており、これにあわせて制作した可能性もあろう。

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