現在の位置: ホーム > 市の概要 > 弘前の文化財 > 市指定文化財 > 絹本著色津軽寧親像
現在の位置: ホーム > 市の概要 > 弘前の文化財 > 市指定文化財 > 絹本著色津軽寧親像

ここから本文です。

絹本著色津軽寧親像

【市指定有形文化財】

 

tugaruyasuchikazou
 
よみがな
けんぽんちゃくしょくつがるやすちかぞう
員数
1幅
文化財の概要

制作者:狩野栄信 制作年代:1816~1826

法量:118.3㎝×64.5㎝

指定年月日
令和7年12月22日
所在地
弘前市下白銀町1番地6(弘前市立博物館)
所有者・管理者
弘前市
  九代藩主津軽寧親(1765~1833)の束帯姿の肖像画。款印(墨書「中務卿伊川院法印藤原栄信謹筆」、朱文方印「法印」、白文方印「藤原栄信」)から。筆者は木挽町狩野家の八代当主・狩野伊川院栄信(1755~1828)と知られる。同家は当時、江戸狩野派において最も格式の高い奥絵師のうち筆頭格に位置付けられている。本図は栄信の法印時代(1816~28)の作であり寧親の生前像であることがわかる。
 黒い袍の文様や太刀に施された牡丹梨地の蒔絵風表現など精緻な細部描写も見ごたえがある。とりわけ藩主の個性的な風貌の描写に際し、陰影(隈)を用いて表現しようとする意欲が看取され洋風表現が普及しつつあった当時の時代相が感じ取れる点も興味深い。
 表具の上下(天地)部分には金箔の牡丹紋を配置し、余白部分には卍紋をちりばめ、梨地蒔絵の軸端側面にも牡丹紋を施す。これら装潢の本図にかける意気込みが伝わってくる。

問い合わせ先

担当 文化財課

電話 0172-82-1642

市の概要メニュー

ページ最上段に戻る