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平成28年度 市長車座ミーティングの結果

平成28年度 市長車座ミーティングの結果

平成28年度に開催した市長車座ミーティングの結果(概要)をお知らせします。

 

第1回市長車座ミーティング  【平成29年1月30日開催】
第2回市長車座ミーティング 【平成29年2月28日開催】
第1回学生と市長の放課後ミーティング【平成29年3月15日開催】

 

第1回市長車座ミーティング【2017.1.30】

「市民の健康づくり推進について」をテーマに開催しました。

日時:1月30日(月曜日)午後1時30分~午後3時

場所:ヒロロ3階 健康ホール

参加団体:弘前市健康づくりサポーター連絡協議会

 

参加者の主な発言内容

◆がん検診の受診率の向上のために、スーパーマーケットでがん検診のPRイベントを開催し、血管年齢の測定をしたり、がん検診のPRチラシをはさんだティッシュを来店の市民に配ったりしました。スーパーマーケット側も協力的で、来店者数の多い時間帯を教えてくれたり、告知用のチラシが小さかったので、大きいものに作り直して掲示してくれたりしました。

 

◆高齢者は、検診を受けるにしても、なかなか弘前の街なかの病院に行って検診を受ける交通手段がありません。むしろ板柳町などの病院の方が近いので、そちらに行きたいけれど、医師会の問題など、受け入れできる体制になっていないようです。高齢者の移動手段を理解し、もっと検診に行きやすいようにしたら良いと思います。

 

◆検診の内容がわからず、なかなか申し込まない人もいます。申し込む前に、検診のはがきと一緒に、どんな検診をするのかもう少し簡単で詳しい説明があったら申し込みやすいのではないかと思います。

 

◆高齢者トレーニングセンターが大人気ですが、バスでも行ける高齢者トレーニングセンターが少ないので、バスでも行けるところを増やしたら、参加する人が増えると思います。

 

◆集会所が遠い町会だと、高齢者は歩いていけません。身近なところに集まる場所があれば、がん検診についての学習会や、減塩教室を開くことができるので、町会にある空き家を集会所にするなどできないでしょうか?

 

◆町会で、1人暮らしの人向けの食事会やランチ会、健康教室をしていますが、安否確認にもなっています。口コミで広がり、ランチ会は15~20名くらいが参加していて、これにより、認知症の早期発見につながったケースもありました。

 

◆お薬手帳のように、弘前市の健康手帳を配布したらどうでしょうか。全市で難しければ、地区で配布して、健康診断の受診状況や平常時の血圧、かかりつけ医などを記入して各自に持ってもらい、地域の集まりに持ってきてもらって、サポーターや保健師などがチェックしていければ有効だと思います。

 

 

市長の主な発言内容

◆スーパーマーケットでがん検診のPRイベントを実施したのは非常に良い事例だと思います。そういう取り組みを全市的に出来たらよいと思います。

 

◆他市町村で検診を受けられるようにするというのは、地域医療の大きな枠組みの中で議論されていかなければならない問題。一番近いところで検診を受けられるというのは、医療再編の中で一番効いてくる話だと思います。それが実現できれば利便性も高まるでしょうし、医師会ともしっかり話をして、実現できるように頑張っていきたいと思います。

 

◆集会所やコミュニテイセンターに、空き家を活用できるのであれば、きわめて有効な手段だと思います。空き家があって、そこを借りるというのも一つの手段だと思います。市も仲介に入り、皆さんとの話し合いの中で、空き家の持ち主を説得するなどして、行動を起こして道筋をつけることが大事。一つの突破口があって次に広がることもあるので、モデルケースとしてチャレンジしてみてもよいかもしれないですね。

 

◆健康サポーターの皆さんが活動するようになって、健康講座の実施回数がこれまでの1.4倍になったというのは特筆すべきこと。皆さんの活動が広がってきたということではないかと思います。

 

◆健康手帳を地区で準備してチェックしていける仕組みは面白いと思います。岩木健康増進プロジェクトなどの成果を実際に紹介する取り組みは、アカデミックで効果が上がりそうですね。

 

◆医療費の問題も介護の問題も増えていく状況の中で、1人1人が健康になるのがどれだけ大切かを市民全体で共有しなくてはいけないと思います。健康増進を図るシステムとしての、健康づくりサポーターの皆さんへの期待は大変大きく、1人1人が自ら健康増進リテラシーを広めることが極めて重要です。これから糖尿病腎症の重症化予防など、いろいろなプログラムが始まります。弘前市民全体の健康を考えながら予算も惜しみなく還元できるようにやっていけば、持続可能な街になるということを考えながら、これからも健康行政に取り組んでいきたいと思います。

 

 

第1回市長車座ミーティングの様子を動画でご覧いただけます。

アップルストリーム URL:http://applestream.jp/

 

第2回市長車座ミーティング【2017.2.28】

「私が弘前にとどまる理由・出る理由」をテーマに開催しました。

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日時:2月28日(火曜日)午後5時00分~午後6時00分

場所:弘前図書館

参加団体:成人式企画運営委員

 

参加者の主な発言内容

◆県外に若者が流出するのは地元への思い入れが薄いということがあると思います。「自分たちが街を作っているんだ」という意識で活動するのが大事だと思いますが、そういうことを市でやっていけば良いと思います。

 

◆市内4大学の新規大学卒業者県内就職率が33.7%とありますが、中小企業と大企業の内訳はどうなっていますか?中小企業で働くことに不安感があります。

 

◆弘前で起業とかできるのでしょうか?以前、福岡市では若い人の起業が盛んだとテレビで放送していました。弘前ではどうなのでしょうか?

 

◆県外の大学に行って戻ってくる人はなかなかいない。友達と、「なぜ戻ってこないのか」という話をしたとき、「弘前はりんごやきれいな風景で魅力をアピールしているが、もっと明確に新しい特色がないとだめだ」という話になりました。差別化できればよいと思います。

 

◆弘前の若者が県外に流出しないためには、街を活性化させることが大事だと思います。いろんなイベントを開催しているようですが、私自身そのようなイベントがあることを知らなかったし、知らない人も多いと思います。イベントなどの告知はどのように行われているのでしょうか。

 

◆農業をする若い人が増えていると聞きましたが、弘前でも農業を勧めるキャンペーンなどしているのでしょうか。

 

 

市長の主な発言内容

◆いったん外に出ても、ねぷた囃子を聴く時期になれば、イメージとしてふるさとに帰って来たいと思うことがあると思う。そういう記憶体験としての都市像というのがあって、私はそれを大事にしていきたいと思っています。また、郷土愛を育むというのは、その街に住み、その街の歴史、文化に触れながら、ひろさきの街は住みやすいねと思ってもらう街づくりをしていくのが大事です。弘前市では卍学というのをやっていて、歴史、文化など弘前のことを学ぼうというものがあります。弘前についての知識を身につけていけば、愛着がわくということもあると思います。また、弘前デザインウィークでは子どもたちの感性を育むという取り組みがあります。その他、若者が活動するために弘前市市民参加型1%システムというものもあります。行政が手取り足取りやるよりも、制度・仕組みを活用して、学生・市民の皆さんが手を上げて、こんなことをしてこの街を元気付けたいという思いがあれば、費用も出るし、仲間もできる。地域力、市民力が高まる。そのことが今、弘前の特徴として関心を集めています。だからそういうものをぜひ活用してもらいたいと思います。

 

 

◆弘前にある企業はほとんどが中小企業です。しかし、オンリーワンの技術を持つ企業がたくさんあります。例えば、日本の中でもなかなかない、最先端を走っている企業があります。冷涼な気候の六ヶ所で雪室を利用したサーバー施設を作ったり、看護師業務を支援するシステムや、いろいろな医療機器に対して画像処理する機械を作ったりするようなさまざまな企業が弘前にはあって、それぞれがオンリーワンの技術を持って輝いています。また、弘前には特出した技術をもった縫製企業が残っています。イギリスの会社と提携して、ネットで注文を受けて、形にして、それを世界に売っていこうという取り組みをしている縫製企業もあります。そんなに心配することはないし、ぜひチャレンジしてもらいたいなと思います。また、そういった話をぜひ他の人にも広げていってほしいと思います。

 

 

◆弘前には、起業のサポートをする弘前ビジネス支援センターがあります。同じような施設が他市にもありますが、弘前のセンターは起業する率が一番大きい。ぜひ活用してください。大学生で起業した人もたくさんいます。

 

 

◆今、東京事務所の弘前移住サポートセンターに来ている人はIターンの30代が一番多い。そのあたりのマッチングができるように、シティプロモーションで弘前の魅力をいくつも積み重ねて発信していければよいと思います。しかし、30代で移住を決意したとき、子育て、仕事などの問題があります。むしろ、子育てなどは大都市圏よりも弘前のほうがずっと良いと思います。手厚いし、住居費も安いです。問題はそれに見合う仕事です。ICT関係の方は仕事を自分で持って来ることができるので、仕事の心配をすることなく来ることができます。待機児童はありませんし、医療に関しても、全国で30番くらいには入ります。歴史文化もあります。移ってきた時に、自分の将来をイメージできるような職場環境、職を提供できたら、大都市にも十分負けずにやっていけると思うし、移住者もでてくると思います。人生に対する価値観も多様化して来ます。最初は私もそうでしたが、大都市圏に行ってみたい、自分を試してみたいという思いもあると思いますが、そこに身を置いて、30代になったときに湧き上がってくるふるさとへの思いを受け入れられるような街でありたいと思います。そういうことで差別化は図られていると思います。

 

◆私自身が広告塔になり、メディアに露出しない日はないというくらいメディアに出て、「市はこういう動きをしている」というイメージを常に作って来ました。まずは新聞などを見ていただきたいと思います。弘前市が何に取り組んでいるかなどが書かれていると思います。若者の皆さんはSNSでしょうか?シティプロモーションのLINEやフェイスブックもあります。青森県内で一番見られていると思います。ぜひ見てみてください。イベント情報などもそこに載っています。

 

◆りんご産業の後継者がいなくなって、農地がどんどん荒れていくという状況を打破したいと思っています。その後継者を例えば、ベトナムからの研修生のほか、大阪の泉佐野市との連携で、都市と地方をつなぐ「就農支援カレッジ」、これは若年無業者といわれる人たちに就労体験してもらい、定住してもらって、跡継ぎになってもらおうという取り組みもやっています。

また、これからの農業は法人化することが大切だと思います。働き方改革をしないと農業に従事しようという若者が出て来ない。青森県のりんご産業は1000億円産業になっています。全国に誇ることができるし、その勢いは伸びてきていますが、それを継いでいく若い農業の就業者が絶対的に不足しています。日本一のりんご産業を維持するために、ここをもっと効率化して、生産現場から流通、加工、販売までをパッケージでリノベーションしなくてはいけないと思います。りんご産業リノベーションの取り組みは今年で3年目になります。弘前だけではなく、大手の機械メーカーと連携した取り組みや外国の財閥と結んだ販売契約など、いろんな取り組みが進んでいます。

 

 

第1回学生と市長の放課後ミーティング【2017.3.15】

「『弘前のアパレル産業とファッション産業の未来について』高校生が思うこと」をテーマに開催しました。

日時:3月15日(水曜日)午後3時00分~午後4時00分

場所:柴田女子高等学校

参加団体:柴田女子高等学校

 

参加者の主な発言内容

◆ファッション業界が作った洋服ではなく、いろいろなアイディアで洋服を作り、販売してみたら楽しいと思います。

 

◆ファッションの日を作ってみてはどうでしょうか。弘前にないファッションブランドを招待して販売するとか、メイクやヘアを体験できるイベントを実施するなどできたら楽しいと思います。

 

◆ファッションをめざす人のための高校や専門学校を増やす。学校を作るのが難しければ、誰でも参加できる勉強会や体験型の講習会を実施してみてはどうでしょうか。

 

◆弘前は、雪が多くて、冬に着るものや靴が決まってしまう。寒くてもファッションを着こなせるアイディアがほしいなと思います。

 

◆中高生が参加できるような、ファッションの仕事に関するイベントを実施してみてはいかがでしょうか?

 

◆ヒロコレやファッション甲子園のときに、中高生にモデルや裏方をお願いして、裏方を見られるようにしてはどうでしょうか。裏方や運営の様子を知りたいです。

 

◆弘前市内の被服の専門学校や高校などが合同ファッションショーを開いて、髪はヘアメイクを学んでいる学生にやってもらったりするようなファッションショーを開くのはどうでしょうか?

 

◆将来、デザインやスタイリストの仕事をしたいという人もいるのですが、東京と青森の平均収入の差などはどうなっているのでしょうか。

 

市長の主な発言内容

◆弘前の縫製企業の縫製技術は非常に高いのを知っていますか。フランスのエスモードパリ校の代表からこんな提案を受けました。学生デザイナーが自分たちのデザインした作品を作ってみたいけれど、それを縫製する企業がないというのです。生地は余った生地を使って、弘前の企業が縫製する。小ロットだと、縫製する企業がなかなかありませんが、市が間に入って、余った生地で、学生がデザインしたものを弘前の縫製企業が作るという仕組みを作りました。200着作り、東京のラフォーレ原宿で6日間飾って販売して、60着くらい売れました。延長線上で、弘前でも実施したらすごく楽しいし、可能性が広がると思います。

 

◆ファッションの日を作って、皆さんを含めて弘前の人がみんなおしゃれする。面白いアイディアですよね。市民にワクワク感を与えます。ハイカラ庭園では、みんなレトロなファッションをして、人力車なんかに乗る。SNSで発信しているのでぜひ見てもらいたいと思います。さくらまつりは今年で100年目。そういうところでいろいろイベントをやるとか、自分で工夫したいろんなコスチュームを着て土手町を仮装行列するとか。行政や商工会議所やコンベンション協会がハレの舞台を用意して、みなさんが盛り上げる。そういった取り組みになればいいですね。そういった日をいずれ作れたら良いかもしれません。

 

◆弘前は服飾関係、美容関係、ブライダル関係それぞれの専門学校があるので、県内では比較的充実した環境で、チャンスが多いと思いますが、ファッション甲子園事務局がファッションに興味のある若者を対象に、「ファッションのお仕事最前線」という講演会を年に1回開催しています。首都圏から、第一線で活躍している有名なデザイナーを招き、ファッション業界の基礎知識とか、夢の実現に必要なアドバイスをしてもらいます。

 県でも、「アートスクール」というものをやっていて、県内の高校生を対象に、洋服を作る技法を実習付で教えるというのも開講しています。

 市内の専門学校でも洋服やアクセサリーを作る講座を開催しています。そういった地元の先輩と触れ合って、洋服を作る楽しさなんかを体験してもらったらいいなと思っています。学校もそういうのに参加してもらうと、生徒募集にもなりますしね。そういったところに出かけていってもらって、自分からチャンスを取りに行ってもらうと、いろいろなものにめぐりあうチャンスが増えると思います。

 

◆機能性とデザイン性を兼ね備えれば楽しめる。スウェーデンなどでは、みんな寒いけれど、すばらしいファッションセンスがありますよね。実現できるかわかりませんが、ヒロコレでも、ファッション甲子園でも、そういうことを切り口にしたアイディア、テーマで開催してみても面白いかもしれませんね。

 

◆ファッションの仕事には、デザイナー、パタンナー、縫製、販売など、一連のものがありますよね。弘前には縫製企業がたくさんあって、すごく優秀です。有名ブランドの洋服をたくさん作っています。そういう仕事を一度見てみるのも良いかもしれませんよね。インターンシップをやってみませんか?おそらく、企業側も人材を求めていると思います。新卒の人材を求めたいけれど、なかなかマッチングできないということがあるかもしれません。積極的にインターンシップを受け入れてもらえるように、私のほうからも交渉してみましょう。ぜひ、そういった体験を通じて、業界をよく知ってもらい、どんな仕事があって、どんなことができるかを知ってもらったら、その企業との相性が良くなりますよね。

 現状、デザイン、型紙、検査機関、販売が全部トータルで弘前にあるかというと、簡単にはいきませんが、ファッション業界は、生産、流通、販売などをパッケージでやることも大事だと思うので、そういった企業をパッケージで誘致したいと思っています。そうすると、自分に合うような職場、デザイナー、パタンナー、検査機関、いろんな形をインターンシップなどで見ることができるかもしれませんね。

 

◆裏方をして運営の内容を知りたいというのはすばらしい。裏方を知ることで、仕事の中身を知ることができる良い機会になります。

 ヒロコレでは、今も高校生や専門学校生にボランティアとして裏方をやってもらっています。ぜひ参加してもらえたらと思います。学校を通してでも、「ぜひ裏方をやってみたい」と言ってみたら、商工会議所のほうでも受け止めてくれると思います。そういう環境がすでにあるので、積極的に参加してもらって、自分の技術やデザイン力、コーディネート力などを磨くチャンスにしていければ良いかもしれませんね。そういう人たちがたくさんでてくると弘前の町がますます発展すると思います。

 

◆平成28年の初任給は、青森県が14万5800円。東京都は17万3200円。

物価を考えると青森県を100とすると東京は30%以上高い。収入が多い分、生活費も高い。そういう意味では、東京と弘前の生活は同じくらいかと思います。

 ただ、やりたいこと、好きなことに出会える確率は東京のほうが高いのは間違いないことですよね。そういうことに対して、どう答えを見つけるかは自分次第。東京ではお金も掛かるけれど、チャンスは広がると思う。それも良いことだと私は思います。自分の興味、好奇心、将来やりたいことについて最善と思う場を自分でつかみ取ることだと思います。生活も大事ですが、自分の思う道を進むためにどうしたらよいのかをベースに考えることが大事だと思います。どんどん東京に行ってくださいと私は言いたくない。けれど、自分の将来のことを考えたら、何が一番良いかを自分に問うて、家族とも相談して、その道をまっすぐ進むことが大事だと思います。

 

問い合わせ先

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