広報ひろさき(毎月1日号)において「市庁舎の改修について」と題し、市庁舎の改修などに関する様々な情報を連載しています。8月1日号では、外観を生かした改修などについて掲載しています。
「市庁舎の改修について」(広報ひろさき8月1日号より)
本庁舎本館・新館の改修に際しては、著名な建築家・前川國男の作品としての歴史的価値を後世に伝えるため、建物の外観をそのままに行うこととしています。
【外観を残した耐震改修】
一般的な耐震改修工事では、学校などの改修のように、建物の外周に対し、V字やX字の補強材を設置します。今回の改修では、外観を残すために外周を避け、建物の内部に鉄筋コンクリート製の耐力壁を設置します。これにより、外観の保護と耐震性能の確保の両立を図ります。
【外部の補修】
前川建築の特徴である外壁の打ち込みタイルや打ち放しコンクリートについては、意匠性を損なわないよう、改修に際しては破損個所の修復などにとどめます。また、屋上については、建築当初のままであるため、全面的な防水改修工事などを行い、長寿命化を図ります。
【増築棟などの外部意匠について】
現在の本庁舎南側に建築する増築棟の外観は、本館・新館の意匠を損なわず、また、周辺の景観にも配慮した外観とします。現在の別館部分に建設する立体駐車場についても、周辺の景観に配慮した外観とする予定です。
※これまでの掲載内容
(5月15日号)市庁舎の現状、改修について
(6月1日号)弘前市庁舎等再編計画(案)について
(7月1日号)本庁舎改修等における災害対策について
※これまでの広報への掲載につきましては、市ホームページ内の広報ひろさきのバックナンバー(下記リンク参照)をご覧ください。
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