地域や弘前を題材とした学びを通して、郷土への愛着や誇りをもち、郷土について発信しようとする人材を育てるとともに、将来の夢や志をもち、社会の中で自分の役割を果たしながら自分らしい生き方を実現していこうとする態度を育てます。
キャリア教育の一環としてとらえるとともに、小中一貫教育の一つの柱に据え、義務教育9年間を通した系統的・継続的な学びを実践します。
各学校では、りんごの栽培やねぷた絵制作、こぎん刺し体験などをはじめとして、弘前の「ひと・もの・こと」に関する様々な学習を行っています。
石川小学校 米作りの1年を学んだ田植え、稲刈り体験
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自得小学校 地域の方を講師に招き『ねぷた絵』制作
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大成小学校 伝統工芸品『津軽塗』の研ぎ出し体験
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大和沢小学校 県無形民俗文化財に指定されている 一野渡獅子舞の講演
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常盤野中学校 文化祭での津軽三味線演奏
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東中学校 津軽凧絵付け体験
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令和4年10月19日(水)~20日(木)の2日間、弘前市立第一中学校の2学年を対象に、『職業体験学習』が実施されました。活動は、学校の特別教室・体育館を使い、全て校内で行われました。
生徒達は、5つの講座(建築・医療・福祉・産業・漫画)から1つ選択し、体験学習を行った後、各自でタブレットにまとめ、資料を作成するところまでが今回の活動です。
活動では、伝統工芸品であるブナコの成形作業の体験や車いす体験、『言葉なしのメッセージで伝える』風刺漫画など、それぞれの体験に試行錯誤し取り組む姿が見られました。講話の中では、どの仕事においても人とのつながりが必ずあり、助け合い・関わり合いが仕事のやる気ややりがいにもつながると、仕事との向き合い方についてもお話をしていただきました。
まとめ活動では各自のタブレットを使い、活動の様子や感想を振り返りながらスライドにまとめていきました。
今回の職業体験は、物事への新しい見方や考え方を学ぶ機会になりました。
ひろさき卍学・キャリア教育・職業体験・タブレット活用を併せることで、より効果的な教育活動に挑戦した第一中学校の取組のご紹介でした。
※令和4年度 未来をつくる子ども育成事業採択事業
2022 (令和4)年、弘前ねぷたは1722(享保7)年に初めて文献に登場してから300年という節目を迎えました。この記念すべき年に、子どもたちに弘前ねぷたの歴史や文化に触れてもらおうと、弘前ねぷた300年祭実行委員会による、弘前ねぷたに特化した「ひろさき卍学」を実施しています。
7月15日(金)に、裾野中学校全学年と裾野小学校3・4年生を対象に、弘前ねぷた実行委員会による「ひろさき卍学」第1弾が裾野中学校体育館で行われました。弘前ねぷた300年を記念して制作された特別動画を視聴した後、みんなで弘前ねぷた特別バージョンのクイズ「チャレンジ卍」に取り組み、歴史や文化について学びました。その後、弘前マイスターである「津軽藩ねぷた村」の檜山和大さん、溝江由樹さんを講師に迎え、ねぷた絵の色付け体験を行いました。子どもたちは普段なかなか使うことのない筆や染料を前に、慎重に色付け作業を体験していました。
完成したねぷた絵は、裾野中学校に飾られることになります。
弘前ねぷた300年祭実行委員会による説明
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特別動画の視聴
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小学生チーム、協力しながらクイズに挑戦!
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ねぷた絵の色付け体験
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生徒会長からお礼の挨拶 |
完成した絵とたか丸くんと集合写真 |
10月11日(火)に、小沢小学校協力のもと、4年生・5年生の子どもたちを対象に、弘前ねぷた300年祭実行委員会による「ひろさき卍学」の第2弾が開催されました。
弘前マイスターである「津軽藩ねぷた村」の檜山 和大さんを講師に迎え、まずはみんなで弘前ねぷたについて勉強です。特別動画を視聴した後は、弘前ねぷたに関するクイズだけを集めた『チャレンジ卍特別編(全10問)』を解きました。それから、子どもたちは、檜山さんの解説に耳を傾けながら、ねぷたの歴史や由来などを学びました。
座学の次は、体験学習の時間です。4年生全員で直径約60センチの大きな金魚ねぷたへの色付け体験を行いました。サラサラとした染料と絵の具との違いを感じたり、染料がロウにはじかれるところや和紙が鮮やかに色づくところを実際に体験することができました。ねぷた制作の面白さや伝統文化への興味を深めることができたのではないでしょうか。
檜山さんによるチャレンジ卍の解説 | 金魚ねぷたへの色付け体験 |
平成30年度から市立小・中学校補助資料として活用している冊子です。